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No.119 もはやフレンチの前菜だけじゃない 楽しみ方、拡大中!テリーヌ最前線 |
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フレンチの前菜料理、というイメージの強かったテリーヌに、最近、新たな楽しみ方が広がっている。 野菜料理のブームを受けて、フレンチのコースに野菜を使ったテリーヌが登場。また、高級なイメージのテリーヌが、テイクアウトでカジュアルに楽しめる、という流れもあるようだ。
代官山のフレンチ『レザンファン ギャテ』は、テリーヌをメインに楽しめるのが特徴。「前菜料理としての印象が強いテリーヌを、メインディッシュとして楽しんでいただきたい」と話すのは、グラン・シェフの原口広さん。 さっそく、『野菜のテリーヌ』をオーダー。テーブルに運ばれて、まず驚くのは、その美しさ。台形の断面に隙間なく色鮮やかな野菜が詰められていて、モザイク画のよう。パプリカ、インゲン、ニンジンなど、使用されている15種類の野菜は、すべて無農薬で栽培された福岡産。ポロねぎは柔らかく、インゲンはちょっと固めに、と、素材に合わせて下ゆでしたものを、テリーヌ型に入れて固くプレスして作るのだそう。そのため、余計な水分が抜け、野菜のうまみが凝縮されている。 切り口の見え方は、食材の色や食感のバランスを考えながら、緻密に計算されている。こちらの店では、季節ごとに旬の素材をつかった新作テリーヌをメニューに加えているのだそう。 テリーヌを楽しめるランチコースは3150円から。ディナーでは、好きなテリーヌ2品が選べる『メニュー ボンヌ テリーヌ』(税込8925円)のコースが人気。店内のバーカウンターで、ワインと一緒にアラカルトでテリーヌをオーダーすることもできる。
一方で、家庭でカジュアルにテリーヌを楽しむ、という流れも出てきている。 荻窪にあるフレンチ惣菜・デザートの店『ル・ジャルダン・ゴロワ』では、テリーヌのテイクアウトが人気。フォアグラや蝦夷鹿(えぞしか)を使った本格的なものを取り揃えながらも、値段は320円から、とリーズナブルなところが、気軽に利用できる理由。 最近オープンした同ショップの新丸ビル店では、ランチ用に、テリーヌとサラダを買っていく女性客が多いのだそう。 「フランスでは、テリーヌは家庭で気軽に楽しむ味。日本では、高級フレンチの料理というイメージがありますが、もっとカジュアルに楽しんでいただきたい」と話すのは、広報の山崎さん。「たとえば、テリーヌを買って、バゲットとワインを用意すれば、手間をかけずにおいしくワインが楽しめる。キッシュやサラダを加えれば、休日のブランチにもおすすめです」。
テリーヌは、実は、ギフトや手みやげにもぴったり。調理の必要もなく、スライスして盛り付けるだけで、テーブルの上が華やかになるテリーヌは、贈る側だけでなく、受け取る側にとってもうれしい1品。ちょっと憧れの高級フレンチレストランでも、ギフト用のテリーヌを扱っているのところがあるので、賢く利用したい。 たとえば、銀座のフレンチ『レストラン・ナルカミ』の『テリーヌ・コション ”リュースティック”』は、9450円と、ちょっとお値段は張るけれど、トリュフやフォアグラが贅沢に使われたテリーヌに、歓声が上がることは間違いなし。 六本木のフレンチ『3fff トレフ ミヤモト』でもギフト用のテリーヌを扱っている。『田舎風テリーヌと自家製天然酵母パンセット』(税込3990円)など、セットで販売されているものも。オンラインでも申し込めるので、手軽に利用できるのが魅力。 厳選素材にこだわったテリーヌから、お惣菜感覚のテリーヌまで、その姿はいろいろ。まずは、前菜料理、という概念を取り払って、もっと気軽にテリーヌを楽しんでみよう。 |
| text & phptos / Miyamoto Hiromi |
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| 『レザンファン ギャテ』グラン・シェフの原口広さん。…… |
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| (写真上)福岡県筑紫郡の無農薬野菜のテリーヌ。…… |
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| キュートな外観は、パリの街角で見かけるお惣菜屋さんのよう。…… |
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| ショーケースに並ぶテイクアウト用のテリーヌ。…… |
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| 『田舎風テリーヌと自家製天然酵母パンセット』(3990円)や…… |
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| 銀座の高級フレンチ『レストラン・ナルカミ』の味がそのままいただける、…… |
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