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「行進するオペラ」、カーニバルがやってくる! |
ブラジルでカーニバル、といえば『リオのカーニバル』があまりにも有名。が、本来キリスト教にまつわるお祭りであるカーニバルは、大なり小なりブラジル全土のどんな小さな町でも同時期に開催されている。開催日は宗教的なルールに沿って毎年1月から3月の間で移動するが、2007年の開催日は2月20日だ。
参加チームは各々パレードのテーマを決め、それに沿った山車と衣装をつくる。過去には「日本」をテーマにしたチームが参加し、武士をかたどった山車と、日系人チームによる浴衣姿の盆踊りの1軍が登場したことも。 リオやサンパウロなど大規模なものになると、1チームあたりのパレード参加人数は3000〜5000人になるともいわる。約1年かけて練習を積んだ彼らの踊りは真剣そのもの。まさに何千、何万人の人手と労力でつくり上げられる一大スペクタル。だからこそ「行進するオペラ」「世界3大祭のひとつ」などの異名が与えられたのだろう。見ている観客の騒ぎ方も並大抵ではない。観客席で一晩中曲に合わせて踊りまくり、お目当てのチームが出てくると大声で応援する。ブラジル人のパワーを感じる瞬間だ。
派手な衣装を纏いサンバを踊る女性は『パシスタ』と呼ばれる。ブラジルのカーニバルの定番ともいえる光景だが、チーム内におけるパシスタの数はじつはごく少数である。
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ローカル流、穴場的な楽しみ方は? |
だが、決してブラジル人全員がカーニバルを好きなわけではない。リオ市が行ったアンケートによると、なんと57%のリオ市民が「カーニバルが嫌い」と答えたそうである。その理由は、期間中の交通渋滞や騒がしさ、あふれかえる観光客に治安の悪化。余裕のある人は、総じてカーニバルシーズンには遠方のビーチリゾートや避暑地へ逃げているそうだ。
またリオやサンパウロ以外でも、「カーニバル」というお祭りを地元で楽しむケースも多々ある。サンバ発祥の地サルバドールなどでは、推定200万人が夜の街を埋め尽くして思い思いの衣装で行進する。バンドを乗せたトレーラー『トリオ・エレトリコ』が大音響で道を行くと、街中が揺れ動くほど。それが土日だけではなく2〜3週間連続で続くのだ。これは普通の観光客でも飛び入り参加が可能(スリにはご用心!)。これぞカーニバルの原点、という感じで、サルバドールでのカーニバルを楽しみに訪れる人もいる。一方、リオやサンパウロでも「2軍」以下のチームはこぢんまりと楽器を奏で、お揃いのTシャツ程度の衣装で行進しているところもある。カーニバルの楽しみ方は人それぞれということだ。
昨年のリオのカーニバルの舞台裏をパシャリ。巨大な山車を背景に、出番を待つ参加チーム。 もちろん「それでもやっぱりリオのカーニバルが見たい! 参加したい!」という人は、予約をして料金を払い、衣装を購入すれば、たとえサンバが踊れない旅行者でも飛び入り参加は可能だ。人生1度はブラジルのカーニバル、あなたなりの楽しみ方でぜひ!
カーニバルの衣装制作を担当するスタッフ。重たい衣装になると10kgを軽く超えるものもあるとか。