米国では、5月最終月曜日のメモリアルデーから9月第1月曜日のレイバーデーまでの約3ヶ月を習慣的に“夏”と呼ぶことが多い。N.Y.では、5月中はまだ暖房を入れたくなるような肌寒い日が続くのに、メモリアルデーを過ぎた途端、不思議と気温が上がり夏らしくなってくる。
この時期は毎晩8〜9時頃まで明るく、夕暮れ時から夜にかけてとても爽やか。オンとオフの切り替えがうまいN.Y.の女性たちは「こんなに明るいのにまっすぐ帰るのはもったいない!」と、効率よく仕事を切り上げて街に繰り出していく。
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大都会マンハッタンの屋外スペースを楽しむ |
暖かい季節になると屋外スペースのあるレストランやバーが人気。マンハッタンは落ち着いた雰囲気とはかけ離れたイメージだけれど、意外や意外、緑あふれる中庭のあるレストランや、屋上から夜景を楽しめるバーなど、自然の風を感じながらアフター5を楽しめる屋外スポットがたくさんあるのだ。街の喧騒が嘘のような落ち着いた屋外の空間で、食事をしたりお酒を飲んだり、仕事帰りの人々は毎晩シチュエーションを変えて楽しんでいるようだ。
「ソーホーの喧噪の中にこんな緑あふれるところがあるなんて」と、思わず足を踏み入れたくなるレストラン「BAROLO」。チャーミングなガーデンがご自慢。
バー「Plunge」。おしゃれなセレクトショップやレストランが建ち並ぶミートパッキング地区の「ガンスヴールト・ホテル」屋上にある。マンハッタンの夜景を堪能でき、ロマンティックな夜を過ごすのに最適。
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最大の楽しみは屋外コンサート |
そして、N.Y.の夏の醍醐味は無料の野外イベント。セントラルパークをはじめ、N.Y.中の公園や広場でライブコンサートやお芝居が連日のように無料で開催されている。
特にセントラルパークで開催される「コンサート・イン・ザ・パーク」は毎年大人気。仕事を終えた人々は一度家に帰り、バスケットにパンやチーズ、果物やワインを詰めて公園に繰り出す。芝生の上に寝そべりながら、ニューヨーク・フィルが演奏する一流のクラシックコンサートを無料で楽しめるなんて、なんて贅沢なひととき! N.Y.市内では普段は野外での飲酒は禁止されているが、このイベントだけは特別に許可されているのも気が利いている。
(c)Chris Lee
セントラルパークの緑や風を感じながら、家族や友人、恋人と過ごす最高の夜。これ以外にもシェイクスピアのお芝居やジャズなども開催される。
(c)Chris Lee
コンサートの終わりにはミッドタウンの高層ビル群を背景に花火が打ち上げられる。ちょっと非日常的でエキサイティング。 米国で働く人たちがこんな贅沢な夏の夜を実現できているのは、夏の間はすべての時計を1時間早める、という“夏時間”のおかげ。この制度を20年前から実施してきた米国だが、電気消費量を減らすという環境対策のため今年は夏時間を昨年より1ヶ月増やし、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までの約8ヶ月間夏時間を採用している。人々の生活を豊かにし、環境問題にも貢献する夏時間。
日本では、自民党地球温暖化対策推進本部が「サマータイム法制化・完全導入」への議論を本格的に開始すると先月5月に発表していたが、結局今年は見送ることになったよう。根強い反対論によって過去にも法案化への動きが中断してしまったこともあり、日本での採用にはまだまだ時間がかかりそうだ。
<関連リンク>
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日本のサマータイム導入についての記事(cafeglobe内)