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WORKSHOP COLLAGE ワークショップ コラージュ Vol.3 「みんなでブーパクくんを作ろう!」

耳をすまし、音を作り、音とあそぶワークショップ

photo駅からちひろ美術館めざして歩いていると、小さな赤ちゃんをだっこした若いお母さんや、こどもと歩いているお父さんとすれ違う。ははん……ちひろ美術館帰りだな、と分かるのは、なんだかみんながおだやかな表情をしているから。飾ってある作品はもちろんのこと、建物も素敵だ。個人のお家のような暖かみがあって、木がたくさん使われているのもほっとする。その館の玄関傍に大きなトラックが横付けされ、緑のお庭を横切りながら、多目的展示ホールに荷物が運び込まれる。木箱にロバの絵が描いてあるぞ! あれは足踏みオルガン……。そんなふうにさまざまな楽器が気持ちよい空間に持ち込まれて、ワークショップは始まりました。

耳をすましていろんな音をキャッチ

ワークショップの開始を告げたのは、館のスタッフ数人が鳴らす真鍮の小さな鈴。ホール中にチリーン、チリリーンとゆっくりやわらかくひろがる音に、おしゃべりしていたこどもたちも急に静かに。そこへロバの音楽座のメンバーが楽器を演奏しながら入ってきます。まずは、みんなで音さがし。目を閉じて深呼吸しましょう。ふかーく息を吸って、吐いたら、からだの中の音に耳をすましましょう。鼻の音、口、心臓、おなか……きこえたかな? 足の裏からも地面の音をききましょう。

最後は、外の風の音!? と思ったら……これは、メンバーの口笛。まるで本当の風みたいに上手。今度は丸くてスベスベな河原の石のカスタネット。この石の合奏のうえに歌声、足踏みオルガンの音、古楽器リュートの音が重なっていって、「ガランピーポロン」の曲に。石ころも立派な楽器なんだね。古楽器ハーディ・ガーディの不思議な音を伴奏にみんなで歌ったら、さっきから気になっていた、4つのオブジェがいよいよ登場です。


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音あそびの相棒を作ろう

牛乳パックで作るブーパクくんはとってもユニークな楽器。おしゃべりするように演奏できちゃいます。おしりの所には笛がついていて、口がパクパク動き、歯もカチカチ鳴ります。今日は自分で好きな模様や飾りをつけて、表情豊かな自分だけのブーパクくんを作ります。小さな子は大人がサポートします。まずは笛作り。穴を空けてあるポリプロピレンシートをくるりと巻いて両面テープで留め、穴の所に薄いポリエチレンシートをかぶせます。これで笛のできあがりです。

さっそく神妙な顔で、音出しにチャレンジ。うまくいくとニッコリ。音を出すのって楽しい! これを牛乳パックのおしりの所に仕込んだら、次はブーパクくんの口や顔作り。口がパクパク動くようにひももつけます。結構込み入った作業にもうこどもも大人も一生懸命です。出来上がったら、ブーパクくんで演奏会。帰るときもみんなブーパクくんを口にくわえたまま、さようなら、なのでした。分かるよ! その気持ち。

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ワークショップの素敵★みっけ!

『ギターのような、オルガンのような、手回しハンドルがついた不思議な物体!』

ギターのような、オルガンのような、手回しハンドルがついた不思議な物体!これはその名も良い響きの古楽器「ハーディ・ガーディ」。音はちょっとバグパイプに似ているよ。今から1000年も前に生まれた楽器なんだ。当時は村々や町を渡り歩く大道芸人がよく使っていたらしい。ロバの音楽座のワークショップには、こんな珍しい古楽器がたくさん集合する。楽器って不思議だね。だけど、それを作った人間はもっと不思議だね。

ハーディ・ガーディの音が聞こえますアイコン

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こどもの声

面白かった。今度はぜーんぶ自分一人で作ってみたい。
---時間がかかっても、なかなかうまくできなくても、難しくても、こどもってひとりでチャレンジする事が喜びなんですよね。
逆に、大人はそれをどこまでじっと待てるかが大きなチャレンジなのかもしれませんね。

保護者の声

ロバの音楽座の演奏は前にもきいたことがあります。
素敵な音楽だなーって思います。
ブーパクくん作れて楽しかったです。
結構難しくて、きょうは親子で一生懸命力合わせて作りましたね。
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「みんなでブーパクくんを作ろう!」(企画:ロバの音楽座)

■取材日
:2008年7月21日
■会場
:ちひろ美術館・東京(東京都練馬区下石神井4-7-2)
■参加者年齢
:3才〜小学校3年生
■参加者数
:30名
■スタッフ数
:6名
■参加費
:500円
■主催
:ちひろ美術館

ワークショップ当日の時間割

14:00
ワークショップ開始

14:05
古楽器の演奏をきく

14:10
自分の体の音に耳をすます

14:20
石や角を使った演奏をきく

14:25
ブーパクくんの演奏

14:30
ブーパクくん作り開始

15:35
作ったブーパクくんで演奏

15:40
ワークショップ終了

ワークショップ・ピープルへ

素材、道具

牛乳パック、ボタン、針金、段ボール、王冠、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンシート、はさみ、ホッチキス、グルーガン、穴あけポンチ、カナヅチ など

これからの開催予定

※ロバの音楽座のワークショップ予定などについては、HPをご覧ください 。
⇒ロバの音楽座HP

取材・写真/大月ヒロ子 ミュージアム・エデュケーション・プランナー(有限会社イデア代表) 日本のワークショップ創世期 である1980年頃から、その 動きを見つめ続けている。ア ート、デザイン、絵本、オモチ ャが活動のフィールド。

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