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株式会社カフェグローブ・ドット・コム代表取締役。一度は中断した不妊治療も、女子プロレスラー・ジャガー横田さんの45歳“超高齢”出産に勇気づけられ、治療再開後すぐに妊娠。2007年11月、同じく45歳という年齢で出産予定。
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元フジテレビアナウンサー。
2007年3月に俳優の前川泰之さんと“授かり”婚、9月に女児を出産。育児とフリーアナウンサーの傍ら、新設のcafeglobe parentingでは、スペシャルエディターとして参加。出産・育児体験のアレコレを綴った連載『マサイマヤ族、母になる』もスタート。

政井 自分のカラダについて最も大事なことを、意外に知らないですよね。私も1年くらい前に、卵子が年をとることを先輩との会話で知ってびっくりしました。毎月の排卵は、新しい卵子が次々つくられてでてくると思ってたんですよ。それが卵子って自分と同い年だと言われて、ちょっとドキッとしました。
矢野 そうそう、卵子の数って産まれたときに定められた数のままなんですよね。この間、産婦人科医から聞いたんですけど、排卵は状態のいい卵子から出ていくそうなんですね。だから年をとればとるほど、老化もさることながら、残っている卵子の条件も悪くなるということなんだなあと。

政井 そんなこと、小学校の保健体育で教わりませんでしたよね。そういうことこそ、きちんと教えてほしい。日本の性教育はほんと遅れているんじゃないかしら。
矢野 もっと衝撃だったのは、戦前の女性は、たくさん子どもを産むのでその間月経が止まり、一生の月経回数は50回くらいなんですって。それに比べて現代の女性は子どもを産まなくなっているので450回以上なんだとか。ということは、400回も余計に排卵しているわけです。不妊治療のひとつの方法として低容量ピルをを処方するのは、排卵を止めて卵巣を休ませ、卵子を温存するということだそうです。それを聞いて、不妊治療をやめてジムに通っているあいだが2年もあったので低用量ピルを飲んでおけばよかったと後悔(笑)。知らないで選択できなかった悔しさです。
政井 本当ですね。すごく大事なことなのに、つい自分のカラダのこととなると過信してしまったり、それと、自分から求めていかないと「知る機会がなかなかない」ということも問題ですよね。ファッションなどの情報はたくさん仕入れるけれど、その労力を少しカラダに向ければ、もっと自分らしい選択ができるはず。
矢野 40歳過ぎてから「何も知らなかった」、と慌てるのはもったいない。知っていれば、もっと早くから選択できることがいっぱいありますね。子どもを産まない、という選択をするにしても、自分のカラダや情報をよく知った上で選択したいですしね。
政井 そういった情報、cafeglobeで今後たくさん展開していきたいですね。そこにはすごく共感します。
矢野 そういえば、マヤさんは妊娠してから、子ども至上主義になるのがすごくいやだ、とおっしゃってましたね。
政井 ええ、実は少し怖かったんです、「妊娠万歳」というのが。新しい命が自分の中にあることでものすごく興奮したし、幸せでしたが、一方で冷静にならなくちゃと思いました。せっかく母親という世界が広がったはずなのに、そこだけに自分を狭めてしまうような気がしたんです。ママ一辺倒でしかない自分というのはすごく怖くて。例えば、スキューバダイビングやサーフィンを始めるように、まったく新しい世界が開けたと思いたいんです。今までやってきたことも終わりにしたくないし。母になって、さらに欲ばりになっているんですよね。
矢野 そうですよね。新しいものを習おうとか勉強しようということと親になることは、きっと同じ「学ぶこと」なんでしょうね。
政井 生涯かけて深めていく、奥の深〜いこと。きっと。
矢野 勉強してライセンス取れたらできる、という単純なものでなく、確立したハウツーでもなく、100人100通りのライフスタイルやparentingがあるわけだし。それがまたおもしろい。

政井 たった今は、自分が妊娠したことで、妊娠・出産がマイブームでそればかり勉強しているんですが、社会の動きはどうでもいいとは少しも思いたくない。自分の関心を、むしろもっと外に向けようと思いました。今は、母になる使命感で一生懸命だけど、子育てが終わってぼんやりしてしまうのもいやですしね。

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