同じ歳の夫とは、籍を入れない「事実婚」
NGOジョイセフ広報グループ長
小野美智代さん
74年生まれ。同志社大学卒業後、立教大学に勤務。03年にジョイセフに転職。09年より途上国の妊産婦と女性を守る活動を広める広報グループ長として活躍。08年に女児出産。自宅のある静岡県三島市から都内まで毎日新幹線で通勤中。
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長男が家を継ぐのが当たり前の
旧家で育った幼少期
途上国の妊産婦と女性を守るための活動を行う「ジョイセフ」で働く小野美智代さん。現在、夫と2歳の娘との3人で静岡県三島市に暮らしている。同じ歳の夫は親から続く会社の二代目、跡取り息子だ。「夫」と言ってはいるが、じつは小野さんと夫は籍を入れていない。夫婦別姓とか法律上は内縁などとも呼ばれる、いわゆる事実婚だ。小野さんはなぜこのような結婚のスタイルを選んだのだろう。
小野さんが生まれたのは静岡県に江戸時代から続く旧家。明治生まれの祖父が家長を務める三世代同居家族だった。「祖父はとても厳しい人でしたが、私のことは本当にかわいがってくれました。けれども『跡取りの男の子が欲しい』というのが口癖だったので、男の子を産めなかった私の母は、肩身の狭い思いをしていたと思います」。小野さん自身も、なぜ男の子でなければならないのだろう、なぜ男女は平等でないのだろう、と常に感じていたという。そんな思いが根底にあったからか、小野さんは大学卒業後、立教大学にあるジェンダー(性や男女の社会的差異)の研究機関に就職をした。ここで出会ったある女性が小野さんに一つの答えを与えてくれた。







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