仮谷さんには心がけていることがふたつある。「悩む、悔やむ。このふたつは時間のムダなのでしないようにしています。例えば、転職すべきかどうか悩んでいるならしないほうがいい。今の場所に残りたい気持ちや不安があるから悩むんです。悩むのではなく考える、悔やむのではなく反省する。出口を見つけ前に進むクセをつければ、新しいことにチャレンジするのが楽しくなるはずです」  会社員としての経験を活かし、お店で仕事の相談に乗ることも多いとか。「女性は転職、男性は部下への接し方が多いですね。会社勤めから、将来お店を持ちたいというお客さんも多いので、そういう人にアドバイスができる仕事もお店と並行してできたらいいな、と思っています」  お客さん同士の会話も弾むお店にしたいという仮谷さん。 「ひとりで来店されたお客さんが隣合わせになったときは、私のほうから話を振るようにしています。仕事のことは初対面の人のほうが話しやすかったりするので、コミュニケーションが生まれやすいんですよ。意気投合して二次会に行き、三次会でまた戻ってきたお客さんもいました。ソーシャル・ネットワーキング・バーとして、もっといろんな人に活用してもらいたいですね」
text / Junko Yamazaki photos / Mihoko Ishiguro