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働きやすさは自ら作る。日本の全国紙・初の女性執行役員の仕事術

働きやすさは自ら作る。日本の全国紙・初の女性執行役員の仕事術

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ニュースサイトや新聞、SNSなど、私たちのまわりには情報ツールがあふれています。さらに海外のメディアにも簡単にアクセスできる今、この膨大な情報を仕事の現場やスキルアップの手段として、どう活かしたらいいのか――。

日本の英字新聞社、ジャパンタイムズの執行役員、大門小百合さんの著書『The Japan Times報道デスク発 グローバル社会を生きる女性のための情報力』には、国内や海外発の情報をいち早く入手し、それをいかにアウトプットするかという新聞社ならではの情報活用術が書かれています。

日ごろのネットワークが自身の知識や財産になる

情報入手の方法として紹介されているのは、海外サイトや英文記事を読む際のポイント、個人発信のメールやSNSなどの活用方法です。とはいえ、記者にとって最も重要なのは現場での取材力。大門さんが大切にしているのが「ネットワーク」です。

かつて金融業界を担当した際、先輩記者から「各業界に、この人になら何でも聞けるという人を一人ずつ作れ」とアドバイスを受けた大門さん。

「その業界に属している人と信頼関係を築くようになってからは、何かあったときにどこに聞けばよいか、誰が一番詳しいかなど取材の手がかりを得ることができ、そこから取材を進めていくことで、仕事が楽になっていったばかりか、貴重な情報も入ってくるように」(同著100ページより引用)

なったそう。日ごろからネットワークを大切にすることが、自身の知識や財産になることを強調しています。

受け手を意識すれば、アウトプットの方法は決まっていく

アウトプットの際に大切なのは、誰に向けて発信しているのかを意識すること。大門さんは新人記者時代、英文記事を書く際に「成田に昨日着いたばかりの外国人にもわかるように書け」と指導されたといいます。

「つまり、一番日本についてわかっていない人に標準を合わせるつもりで、バックグラウンドも丁寧に書くことが大切」(同著130ページより引用)

だということ。そう考えれば、日本人向けに書かれた日本語の記事を英訳したものとは違った記事になる。相手が同じ業界の人かどうか、社外か社内かなど、情報の受け取り手を意識すれば、アウトプットの方法は自然と決まっていく。これは、ビジネスの現場でも応用できそうです。

女性管理職が働きやすい体制を自ら作ったエピソードも

情報の活用術以外に、英文記事の作り方として、ヘッドラインの組み立て方はどうなっているのか、情景をリアルに描写するには動詞の選び方が肝心、といったことなど、英語のブラッシュアップに役立つ情報も満載。知っていると、ちょっとした英文を書く際に、ワンランク上の表現ができそうです。

また、日本の全国紙で初の女性執行役員(編集局長)になった大門さん。報道部長時代、仕事と家庭を両立するために、デスクの仕事をほかの記者にもシフトで担当してもらう「パートタイムデスク制」を導入するなど、女性が管理職になっても働きやすい体制を自ら作り上げてきました。ひとりで仕事を抱え込まずに部下たちの協力を仰ぎ、そのことが結果的に職場を活気づけることになる。大門さんのエピソードからは女性キャリアの可能性が感じられ、力づけられます。

140118_the_japan_times_2.jpgThe Japan Times報道デスク発 グローバル社会を生きる女性のための情報力』著者:大門 小百合定価:1470円出版社:ジャパンタイムズ

Image of pretty business leader via Shutterstock(文/ミヤモトヒロミ)

ミヤモトヒロミ

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