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おとぎ話を翻訳ソフトにかけたら、新次元の笑いが止まらなくなる

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おとぎ話を翻訳ソフトにかけたら、新次元の笑いが止まらなくなる

毎日仕事で忙しく、やりがいはあるけど心は張りつめている――。そんな人にこそ、息抜きに読んでほしい本があります。その名も『匂いをかがれる かぐや姫』と『背面ストライプの浦島太郎』。原作はそう、日本の昔話です。

15種類の翻訳ソフトで、昔話を自動翻訳

思わず2度見したくなるタイトルのこちらの作品、制作過程から変わっています。まずは、日本の昔話を15種類の翻訳ソフトを組み合わせて英語に翻訳。さらにその英文を翻訳ソフトにかけて、日本語に再翻訳したのだそう。つまり、日本語→英語→日本語に変換したら、こうなってしまった! という昔話が収録されているのです。

タイトルだけみても、

・一寸法師 → A little, law mentor →「少量法律助言者

(『匂いをかがれるかぐや姫 日本昔話 Remix』より引用)

一寸法師が、無料相談にのってくれる親切な弁護士的イメージに。

・かぐや姫 → As soon as it smelled, princess→「匂いをかがれるとすぐにプリンセス

(『匂いをかがれるかぐや姫 日本昔話 Remix』より引用)

かぐやという名前を「かぐやいなや」と認識。翻訳ソフトを翻弄する小悪魔なかぐや姫。

・桃太郎 → Peach Taro →「桃タロイモ

(『匂いをかがれるかぐや姫 日本昔話 Remix』より引用)

Taroはタロイモと訳されてしまい、いきなり熱帯ムード。

・うらしま太郎 → Reverse side striped Taro →「背面ストライプのタロイモ

(『背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2』より引用)

浦島は、裏縞と認識。そして、またしてもタロイモ......と、すでにアグレッシブな翻訳がなされています。

それでは早速、いくつか昔話を見ていきましょう。油断していると突然、爆弾的おもしろ翻訳が目に飛び込んでくるのでご注意を。

■かぐや姫

[原文]昔あるところに、竹取りの翁と呼ばれるおじいさんがいました。 ある日のことです。いつものように、おじいさんが竹やぶに入っていくと根元がキラキラ光り輝く竹がありました。「おやおや、不思議な竹じゃ。」おじいさんが思い切って竹を切ってみると、なんと、小さなかわいい女の子が中に眠っていました。「これは神様からの贈りものに違いない。」女の子はかぐや姫と名付けられ、おじいさんとおばあさんに大切に育てられました。
[英語に翻訳]

There was a grandfather who is made to turn, and is called the old man of bamboo picking to a certain place. It is a certain day. When the grandfather went into the bamboo grove as usual, a root had glitter brilliant bamboo? "How mysterious bamboo." How small a charming girl was sleeping in the inside, if the grandfather cut the bamboo boldly! "This is surely a presentation things from God." The girl was named As soon as it smelled, princess and trained by the grandfather and the grandmother carefully.

[日本語に再翻訳]回転することを強いられ、ある場所にタケ盗品の老人と呼ばれるおじいちゃんがいました。 ある日です。通常通りおじいちゃんがタケ果樹園に入ったとき、ルートはきらめきブリリアントカット・タケを持っていました。「あら、変なタケ。」おじいちゃんがタケを大胆にカットすれば、なんて小さくチャーミングな少女が内側で寝坊していたことでしょう!「これは確実に神からのプレゼンテーションものです」。少女はおじいちゃんとおばあちゃんによって、それが匂いをかがれるとすぐに、プリンセスに指名されて、注意深くトレーニングされました。

(『匂いをかがれるかぐや姫 日本昔話 Remix』より引用)

■桃太郎

[原文]昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが暮らしていました。毎日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。ある日のこと、おばあさんが川で洗濯をしていると、どんぶらこっこ どんぶらこと川上からとても大きな桃が1つ流れてきました。「まあ、おいしそうな桃。おじいさんのお土産にしましょう。」おばあさんは流れてくる桃をすくい上げ、にこにこ家へ帰りました。

[英語に翻訳]An old man and an old woman lived in a place once upon a time. Everyday, the old man went to the mountain in the lawn cutting and the old woman went to laundry in the river. A certain day, when the old woman washed on the river, one very big peach with boss Buracocco,boss Buraco flowed from an upper reaches of the river, "Oh dear, a savory peach. Let's make it the old man's souvenir." The old woman scooped the peach coming drifting and came back to the smile Family.

[日本語に再翻訳]老人は老女とかつて某所に生きていました。日常、老人は芝生カットで山へ行き、また老女は川のクリーニング店に行きました。特定の日、老女が川に打ち寄せたとき、1個の非常にビッグモモが、上司ブラコッコ 上司ブラコと一緒に川の上流層から流出しました。「あら、塩味のモモ。老人の記念品にしましょう。」老女は漂流してくるモモをスクープして、微笑み家族に戻りました。

(『匂いをかがれるかぐや姫 日本昔話 Remix』より引用)

大胆なダイレクト翻訳がもたらした、ハイパーな世界観にびっくりです。

以下は日本語の再翻訳のみ、さわりの部分をご紹介します。

■うらしま太郎

背面ストライプのタロイモと命名される空気ダンディズムの好青年がカメを助けて竜宮城へ招待されると、そこは、メデューサのひらめ筋大会。そこでドリームライクな日を過ごし、3日はうっかり過ぎました。プリンセス・オブ・ザ・ドラゴンパレスから、ギフトの秘蔵ボックスを受け取りますが「帽子は持ち上げないでください。」と言われたにもかかわらず、背面ストライプは、秘蔵ボックスを開けてしまうとサルガッソー・イン・ザ・スカイ毛がジャンキーに拡張した純白高齢者になってしまいました。

(『背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2』より引用)

■花咲かじいさん

枯れ木に花を咲かせたことで、殿様に「ハレルヤ、ハレルヤ。ユーは日本のベスト・オブ・お花見パパ。」 とほめられ、マサナオ・パパ(正直じいさん)は粘液質ボール賞(ご褒美)を受賞しました。

(『背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2』より引用)

もはや何のお話だか分からなくなってきました。「ドンブラコ」が「上司ブラコ」になったり、英語から日本語にできないときはそのままカタカナになったりするのが、ダイレクト翻訳の面白いところ。日本語から英訳にもどってみると、なるほどと納得します。絵本風の挿絵も味わい深く、意味不明な文章を見事にくみ取って、破天荒なストーリー展開を盛り上げてくれます。

頑張りすぎてふっと疲れを感じたら、こんな絵本で心をほぐしてみて下さい。というわけで、最後は『桃太郎』の言葉でしめたいと思います。首尾よくやって、首尾よくやります──it does successfully and does successfully──めでたし、めでたし!

匂いをかがれる かぐや姫 日本昔話 Remix
文:原倫太郎 絵:原游 訳:翻訳ソフト
定価:1,000円
出版社:マガジンハウス

背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2
文:原倫太郎 絵:原游 訳:翻訳ソフト
定価:1,300円
出版社:マガジンハウス

sleeping beauty bride on stairs via Shutterstock

田村のりこ

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