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「ブルーボトルコーヒー」創設者に聞く、日本の珈琲文化の魅力

「ブルーボトルコーヒー」創設者に聞く、日本の珈琲文化の魅力

cup of coffee on table in cafe via Shutterstock

今年の秋、東京の清澄白河にオープン予定の「ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)」。サードウェーブ系コーヒーの先駆けとして、コーヒー豆の特徴やおいしさを最大限に生かしてコーヒーを楽しむスタイルを提案しています。

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中米の国ベリーズにあるホテル「ベルカンポ」と、定番のコーヒーを使ったデザート(courtesy:TD)

創設者のジェームス・フリーマン氏は、大の旅好きとしても有名。「Tablet Hotels」では、2013年に彼が始めた「ベルカンポ・ロッジ(Belcampo Lodge)」とのプロジェクトに関するインタビューを行いました。今回は、そのなかから日本のコーヒー文化や、お気に入りのコーヒー店、トラベルスタイルについての話をピックアップして紹介します。

興味があるのは、昔ながらの喫茶店

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ジェームス・フリーマン氏の指南のもと行われる「ベルカンポ」のコーヒー・カッピング(photos courtesy of Caitlin Williams Freeman)

――ジェームスさんは、東京でもカッピング(コーヒー豆の味や香りの鑑定)をしたことがあるそうですね。日本にかなりコアなコーヒー文化が存在するというのは、通な人の間では当たり前の情報だけれど、一般的にはあまり知られていませんよね。

まあ、一般論はかなり間違ってるからね。東京っていうのは、デニムだろうとピザやらモッツァレラチーズだろうと、コーヒーだろうとなんだろうと、なにかこだわってるものがあるとすれば、それに関する最高峰の専門家に出会える場所なんだ。コーヒーにこだわってる僕にとってもお気に入りの場所だよ。会社としても、日本のコーヒーのテクニックにはものすごくインスパイアされてきたんだ。

また逆に、日本の伝統的なコーヒー文化を、日本の若い層にアピールする形で提示し返すっていうビジネスもあり得ると思うな。アメリカでは美味しいコーヒー屋っていうとお洒落な若者がたくさん集まってるけど、日本で僕が好きなコーヒー屋さんはどれも、僕みたいな、年寄りでお洒落じゃない人間が違和感なく入れるところだからね、かっこいい若者を見かける場所じゃないんだよ。

――日本の若者はコーヒー文化にあまり興味を示していないということでしょうか?

いや、ちょっとずつ盛り上がってきてると思うよ。エスプレッソ人気のおかげで、見事な淹れ具合の店や話題の店も出てきてるし。でも僕が興味があるのは、昔ながらの、ゆっくりフィルターを通して落としたコーヒーを出してくれる喫茶店。こっちがね、もっと活性化できたらいいのになって思ってるんだ。

――東京で特にお気に入りの喫茶店を教えてください。

(渋谷の)「茶亭羽當」は、昔ながらの喫茶店なんだけど、本当に素晴らしい。それと銀座の「カフェ・ド・ランブル」、表参道の「大坊珈琲店」も大好きだね。

旅するときは、同じ所で同じことをするのが好き

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セルリアンタワー東急ホテル

――旅するときに毎回必ずしていることなどありますか?

旅するときは、同じ所に泊まって、同じことをするのが好き。東京ではいつも「セルリアンタワー東急ホテル」に泊まってる。ベーシックで、居心地がよくて、静か。しかも東京だと思えないぐらい素晴らしい景色が望める。

コーヒーもね、自分のグラインダーと豆をいつも携帯してるから、朝起きたらまずは自分の好きなコーヒーが作れるんだ。ある意味、習慣を大事にしているってことだよ。

――コーヒーを淹れるという作業も、慣習的というか、儀式的な部分がありますよね。

僕はちょっとこだわり屋というか、頑固な人間なんだよ。もう少し自由気楽になろうとして、これまでどれだけ長くキツい道のりを超えてきたことやら(笑)。妻がすごくサポートしてくれるから助かってるけれど、これだっていう方法を決めたらそれ以外のやり方ではなかなかできない性で。たまにそういった習慣を破っては、いい気分になることもあるんだけれどね。

――旅先にもマイ・コーヒー豆とマイ・グラインダーを持って行くということですが......。

そうなんだよ、うん。ミニ・グラインダーとコーヒーケトル、普段はそれにドリッパーとフィルター数枚、小さい湯沸かし器も持って行ってる。ブルーボトルでは今ちょっとした携帯用コーヒーキットを製造中なんだよ。

――そうやってコーヒーグッズを持ち歩いていると、周りの人から変な目で見られませんか?

ああ、もちろん。しょっちゅうさ(笑)。どこで使うかは自分次第だけどね。でも、うん、あきれたような顔をされるのはお決まりだよ。

(インタビュー/Mike Parker

Tablet Magazine

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