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暑さと疲労でグッタリの夜遅い帰宅後の夕食。ササッとできて美味しくヘルシー、しかも、お腹が満足する夕飯が食べたい......。そんなワガママをかなえてくれるメニューがあったら最高です。

そこで、おすすめなのが「サラダ漬け」のレシピ。サラダ漬け」とは、旬の新鮮な野菜を切って、塩をササッと振ってできる簡単なレシピのこと。塩を振るだけで野菜の新しい美味しさに出会えます。

今回は、野菜を使ったヘルシーな料理で人気のある料理家の後藤しおりさんに、「1品でお腹が満足するサラダ漬け」の3つのレシピを、カフェグローブのために考案していただきました。

レシピ考案の際にオーダーしたポイントはこちら。

・どんな家にも必ずある「塩」を使うこと
・野菜をふんだんに使うこと
・焼く、煮るなど手間のかかる火は使わないこと
・サラダ漬け1品だけで、お腹が満足すること
・数分以内に完成すること

これらの条件を満たした3つのレシピ。

実際に食べてみると、心からの「美味しい!」が思わず飛び出しました。調理時間はどれも7〜8分程度と、10分以内に完成します。さっそくどのようなレシピが完成したのか、ご紹介していきます。

■レシピ1:夏バテ防止に「イカ刺身と夏野菜の黒七味和え」

香味野菜と塩、黒七味のコンビネーションが元気をくれる1品。暑さに負けそうなときにいただきたいサラダ漬けです。

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<材料>(2人分)

イカ刺身:1杯分
水茄子:1/2 横切り
苦瓜・白瓜:1/2 縦切り
ゴーヤ:1本
ミョウガ:1本 
新生姜:1片
伯方の塩「粗塩」:適量 
黒七味:小さじ1/2

<作り方>

1.ミョウガ、新生姜は千切りにして水にさらす
2.イカ刺身は、「粗塩」小さじ1/2をふる
3.苦瓜、白瓜はワタと種をスプーンで除き、4mm幅に薄切り。ボウルに入れ、「粗塩」2つまみで軽くもむ
4.水茄子は縦半分に切り、皮から縦に包丁を入れて裂くようにそれぞれ6等分する。ボウルに入れ「粗塩」小さじ1/4で軽くもむ
5.4のボウルに2と3を入れ、しっかり水気をきった1を加え、黒七味を振り入れてさっくり和える

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風味豊かな「粗塩」は湿気を吸いやすいので、夏野菜を軽くもむと不要な水分が出て、瑞々しい味が強調されます。そして、野菜の見た目も色鮮やかに。夏バテや疲れが溜まっていても、香味野菜と黒七味の少し刺激のある香りが食欲をそそります。

油を使わないのでサッパリしていますが、「粗塩」と香味野菜、黒七味のインパクトがある味わいに舌もお腹も満足。

後藤さんによると、イカ以外にサワラ、イトヨリの刺身などを合わせてもOK「粗塩」でもんだ夏野菜と香味野菜、黒七味の組み合わせは、応用範囲がとても広いので覚えておくと便利です。

味に変化がほしい時は、太白ごま油 大さじ1、醤油4滴を混ぜたものを上からかけても美味しくいただけます。時間が立つと水気が出て、味がぼんやりしてしまうので、食べる直前に素早く作るのがポイントです。

■レシピ2:日本酒にも合う! 「アボカドの湯葉和え」

アボカドと湯葉の共通点は、クリーミーな歯ごたえ。質感が異なる2つのクリーミーさがクセになる1品。そして湯葉の可能性がまだまだある、と思えた感動のサラダ漬けです。

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<材料>(2人分)
アボカド:1個
刺身用湯葉:40g
セルバチコ:1パック(なければルッコラ)
生姜すりおろし:大さじ1
伯方の塩「焼塩」:小さじ1/4・小さじ1/2
伯方の塩「フルール・ド・セル」:適量

<作り方>
1.アボカドは縦半分に切り込みを入れ、手で2つに割り、包丁のアゴを種にさして、回しながら種を取り除く。皮をむき、大きめのさいの目切りにし、ボウルに入れて「焼塩」小さじ1/4で和える
2.湯葉は汁気を軽く除き、ボウルに入れ、生姜のすりおろし、「焼塩」小さじ1/2を加え、スプーンでよく混ぜ合わせる
3.器にアボカド、湯葉をのせ、セルバチコを添える。上から「フルール・ド・セル」をパラリとかける

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粗塩を焼いてまろやかさが増し、食材に浸透しやすい「焼塩」でアボカド下味をつけ、生姜風味のトロトロとした湯葉をあわせると、質感の異なる2つのクリーミーな食感に驚かされます。

トッピングされたカリッとした歯ごたえの「フルール・ド・セルが、全体の味を引き締める役割を。おだやかな味わいと大粒の結晶が、料理の仕上げの決め手になっているサラダ漬け。ピリッとさわやかな辛味のセルバチコで巻いて食べるのがおすすめです。大豆製品を使っているので食べごたえもしっかり。かなり凝った1品に見えるので、視覚的にも満足できます。

湯葉ソースは作り置きで2日ほどもつので、アボカドとルッコラやセルバチコを買い置きしておけば、いつでも簡単に作れるメニューです。「油を使わず、しっかり満足感のある1品。日本酒にも合いますよ」と、後藤さん。 

■レシピ3:デザート感覚で楽しめる「ズッキーニと甘夏のサラダ漬け」

野菜と果物の一風変わったサラダ漬け。ズッキーニのみずみずしさと、甘夏の酸っぱさが口の中でマッチするのを感じてみてください。

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<材料>(2人分)
ズッキーニ:2本
甘夏:1個
伯方の塩「焼塩」:小さじ1弱
ホワイトバルサミコ酢:大さじ1(なければ米酢)
オリーブ油:大さじ1

<作り方>

1.ズッキーニは皮をピーラーでむき、少し太めの千切りにし、「焼塩」をふってさっくり混ぜる
2.甘夏は汁も使うので、ボウルの中で身むきする。種の部分に切り込みを入れてから剥くとはやい
3.軽く水気をきった1に2を合わせ、ホワイトバルサミコ酢、オリーブ油を和える

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今の時期ならではの"生"で食べられるズッキーニに「焼塩」をふると、シャキシャキ感が増します。爽やかな柑橘類を組み合わせることで、まるでデザートのような気分にもなります。

柑橘類の香りは、気持ちをアップさせてくれるし、柑橘類に豊富に含まれるビタミンCが仕事の疲れをいやしてくれそうです。

後藤さんのおすすめは、甘夏以外にも八朔、金柑、オレンジなどでのアレンジ。水分量や甘さが様々なので、ビネガーの種類や量を調整してみるとうまくいくそうです。

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左から、ローストソルト 30gフルール・ド・セル 30gフルール・ド・セル 150g焼塩 250gあら塩 200g

簡単にできる「1品でお腹が満足するサラダ漬け」3品はいかがでしたか。できあがりをみると、シンプルな工程がうそのようです。

後藤さんは今回のレシピを考えていくうちに、サラダ漬けの無限の可能性を再認識できたそうです。ベースとなる生野菜は、塩で脱水すれば味がしまり、焼き野菜のように美味しさが際立ってきます。

伯方の塩」には、下ごしらえに便利な「粗塩」、味付け用の「焼塩」、料理の仕上げを飾る粒の大きい「フルール・ド・セル」の3種類がそろっています。塩を上手に使い分ければ、これから始まる暑い季節も乗り切れそうです。

 

その他の「サラダ漬け」レシピはこちら>>

「伯方の塩」の詳細はこちら>>

0604_hakata_13.jpg後藤しおり(ごとう・しおり)

料理家。ブータン料理店、野菜料理店などを経て2012年7月に独立。世田谷を拠点にケータリング、出張料理人として活動。会社の日々のごはん、ロケ弁の他、レセプションパーティー、イベント、個人宅様への出張料理などを行う。公式サイト>>

 

 

(取材・文/草間由紀、撮影/佐藤朗)