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デスクワークと言えば、座りながらすることだという考えが定番です。でも、最近アメリカや、ヨーロッパの企業では、あえて「立ちながらデスクワークをする」という光景が見られるようになってきました。

にわかに広がる、立ちながらのデスクワーク

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上記のデスクは以前カフェグローブで紹介されていた高さが調整できるものです。しかし、このような機能的なデスクはまだ一般的とはいえず、現状のオフィスにあるデスクは座って使うように作られています。

そこで、立って仕事をしたい人たちのあいだで、こんなふうに段ボールや本を重ねてパソコンをのせるという、興味深い光景がチラホラと見られるようになっています。

20140609_standwork_1.jpg(C)Erica Swallow

こちらは実際にこのようにして使用されている女性のデスクです。リアルに「立って仕事をする」スタイルが浸透しつつあるのを感じます。

「座って長時間仕事」は健康に害ありと研究報告

この現象のそもそものきっかけは、アメリカ国立衛生研究所により「座って仕事をし続けることは、タバコを吸うよりも健康に被害がある」という驚きの研究報告があったからです。

アメリカ国立衛生研究所によれば、アメリカ人は1日平均7.7時間ものあいだ椅子に座っており、なかでも70%もの労働者が1日5時間以上座った状態だといいます。座ったままの体勢では、血流が妨げられてしまい、腰や背中をいためたり糖尿病にかかりやすくなったり、脊髄のガンにかかりやすくなったりと、いろいろな健康の弊害が出てくるとされています。また、1日8時間以上座っている人は、4時間未満しか座っていない人に比べて15%も早死のリスクが高まるというのです。

BIBA」より翻訳引用

歩きながら仕事する人まで登場

フランスでは、大型の家電や本屋などへ行くと、立ちながらパソコンをいじっている店員の姿を見かけますが、この状態こそがまさに健康には理想的なのでしょう。

このニュースを受けて、欧米ではさっそく立ったまま仕事ができるデスクが開発されています。さらに驚いたことに、背の高いデスクとウォーキングマシーンをセットで使いながら、1日何時間も仕事をするという人も増えているのだとか。その姿がニュース映像に収められていました。

労働時間の長い日本では、デスクに8時間いることなんてザラだという人も多いのではないでしょうか。社風が許すようであれば、ちょっと勇気がいりますが試してみたいところです。ちなみに長時間のデスクワークが避けられない場合は、こまめにストレッチなどをするのが良いそうです。

BIBA

Young pretty business woman with notebook via Shutterstock

(文/下野真緒)