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世界で2番目に小さい国・モナコに富裕層ばかり集まるワケ

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世界で2番目に小さい国・モナコに富裕層ばかり集まるワケ

モナコ公国」。ファッションアイコンとして根強い人気のグレース・ケリー公妃や、F1レースの開催地、カジノなどで知られ、富裕層が集まるイメージが強い場所です。

筆者が知る、ある居住者は「お金持ちがお金持ちらしくふるまえる街」と表現していました。一歩足を踏み入れると、観光客ではない人々の服装や持ち物が、高価であることに気が付きます。

モナコ公国は、フランスとイタリアの間に位置。公用語はフランス語ですが、都市国家として独立しており、独自の統治機関をそなえています。世界で2番目に小さい国であるにも関わらず、なぜ富裕層だけが集まっているのか? 疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

世界中から億万長者が集まってくるモナコ

モナコ公国の人口比は、フランス国籍者が約半数を占め、モナコ国籍以外の外国籍者が合計で75%も占めるといいます。つまり、モナコの市民権を持つ人は25%程度に過ぎません。そして、外国籍の移住者のほとんどが富裕層。

その背景には、モナコでは居住者に対して所得税を課さない「タックス・ヘイブン(税金天国)」の一面があります。

例えば、海外で高収入を得ている人々が、モナコに住んでも、所得税が発生しないというわけです。そのため地中海に面した美しい街には、世界中から億万長者が集まってくると言われています。ただし、隣国のフランス国籍者に限っては、免税目的の移住者層の増加を防ぐためにも、フランス政府に税金を収めるという決まりがあります。

モナコ語? それともフランス語?

外国人の人数に圧倒されるモナコ国籍者にとって、独自のアイデンティティを確立する手段は、モナコ語が話せることにあります。

フランスに属していないにも関わらず、フランス語が公用語とされるのは、現地の人にとってはアイデンティティを揺るがせてしまう理由にもなり得ます。1976年以降、8歳から14歳までの必修科目に、モナコ語が組み込まれた訳にもそんな背景がありそうです。

euronews」の記事によると、公立高校のモナコ語教師がこのように語っていました。

モナコ語が少し話せれば、誰もがその人がここの出身であることがわかります。同時に、外国籍者にとっても溶け込める手段になるのです。モナコ語は、国家としてのアイデンティティに貢献する手段だともいえます。

euronews」より引用

実際にモナコに暮らしてみないことには想像しがたいですが、「自分の国では自分の言葉で話すのが当たり前」という常識が通用しない。そこに住む多くの人が外国籍の富裕層、という特殊な環境下でしかわからないジレンマも、この場所にはあるようです。

euronewsAerial View on Fontvieille and Monaco Harbor via Shutterstock(下野真緒)

下野真緒

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