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イタみは若気の至り? 大宮エリーさんに聞いた「イタくない」人生の歩み方

イタみは若気の至り? 大宮エリーさんに聞いた「イタくない」人生の歩み方

20150424_aravon_001.png女40歳。思い返せば、誰にでも忘れたくても忘れられない「イタいエピソード」があるものです。そこで、さまざまな分野で活躍する同世代の女性たちに、今だから話せるイタかったあの頃を振り返っていただきました。

今回は、脚本家・作家・映画監督・CMプランナーといくつもの顔を持つ大宮エリーさんです。

華々しい独立ではなく、組織になじめずドロップアウト

20150424_aravon_002.png大宮エリーさんは、東京大学を卒業後、大手広告代理店に勤務。2006年に満を持して独立。類まれなる才能で、華々しい活躍を遂げる順風満帆な人生、と思いきや「そうでもない」んだそう。

「華麗なる転身、満を持して独立、なんて言われ方をするのですが、実はぜんぜんそんなことなくて。会社を辞めたのは、落ちこぼれだったからなんです。組織の一員として誰でもできることが私にはできなかった。出張申請書一枚書くにも不備が多く、『反省してないでしょ』と怒られてばかりでした」

フロアの端っこにいる総務課長に「大宮さん!」と呼び出される毎日。「でも、努力が足りないと言われ続けていたので、反省の気持ちを示したくて」名前を呼ばれると走って課長のもとへ行き、スライディングして土下座するまでに。

他にも、ホワイトボードに行き先を書き忘れたり、書類が積まれたコックピットのようなデスクを「ガンダム」と揶揄されたり。上司の「組織に向いてないんじゃないの?」という言葉に「このままここにいたら、みんなに迷惑がかかる」と、だましだまし続けてきた7年間の会社員生活にピリオドを打ったのが、2006年。

「フリーランスなんてかっこいいものではなく、ただのフリーターでしたね。でも、どこどこ会社の大宮ではなく、一個人の大宮になれたことで気持ちがラクになったんです。そのあとは、仕事が仕事を呼んでくれたという感じでここまでやって来られました」

国家試験を受けずにブラジルへ。スラム街をビキニ姿でダッシュ!

20150424_aravon_003.png一生懸命になると自分を俯瞰して見られなくなってしまうのも、私のイタいところ」と大宮さん。数学ができないのに薬学部へ進んでしまったのも、その一例。授業はチンプンカンプンで、自分だけ試験管が爆発しそうになったり、実験用のねずみに注射が打てなかったり。結局、薬学の道はあきらめます。

「国家試験の日にブラジルではリオのカーニバルが開催されると聞きつけ、「運命だ!」と一人でブラジルへ行きました。とにかく治安が悪いと聞いていたので、地元の人のマネをしてビキニにパレオを巻きました。安全のため時計は外し、お金はビキニの裏側に忍ばせて、絶対に危ないからダメと止められていた市バスに乗ったんです」

しかし、夜の市バスではビキニ姿は大宮さんだけ。

「夜は服を着るみたいです。ブラジル人がびっくりしてました(笑)。しょんぼりしてたら、みんなで『ボニータ! アミーゴ』って励ましてくれて」

スラム街でバスを降り、そこからカーニバル会場までビキニ姿で猛ダッシュ。

「とにかくスラム街に一人で怖かったんです。でも、ダッシュしながら流れていく景色の中に、子どもを自分のうしろに隠して守るブラジル人の母親の姿があって......。あちらにしてみたら、私が怖かったんだと思います。もちろん、無事にカーニバル会場には着けましたけどね」

私の大学生活に華やかさなんて微塵もなかった」と語る大宮さんらしいエピソードです。でも、そんな体験が現在の仕事にも生き、私たちを楽しませてくれているんですね!

独立して10年目。ペースを落とす術も身につけた

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「実は私、仕事があまり好きじゃないんです。暮らしに困らないなら、趣味に生きたいですね。といっても趣味はないんですが(笑)。仕事をていねいにするために、ペースを落とすことを覚えました。とても勇気がいることで、なかなかできなかったんです。でも、気づくとすぐ忙しくしてしまうので注意しています」

独立して10年目。やっと、自分の心地よいスタイルでやれていると実感できるようになったとか。自分より相手のことばかり気にしてしまっていたのを「自分はどうしたい?」と自問できるようになったそう。また、忙しいなかで時間を作ってネイルサロンに行くこともやめ、パーティーなど特別なとき以外はヒールを履かずにラクチンな靴を楽しむことも多いそうです。

イタみを感じることなく、人生を歩める靴がある

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写真左から:「2056/シルバー」19,500円(その他カラー:ベージュ、ブラック|ヒール高 2.7cm)、「2086/イエローエナメル」19,500円(大宮さん着用モデル/ホワイトエナメル。その他カラー:ベージュエナメル、ブラックエナメル|ヒール高 5.3cm)、「2084/ネイビー」(その他カラー:ゴールド、ブラック|ヒール高 5.3cm)19,500円(価格はすべて税抜)

そこで大宮さんに履いてもらったのが、「Aravon by New Balance(アラヴォン バイ ニューバランス)」(以下アラヴォン)のスタイリッシュコンフォートシリーズ。

「ニューバランス」は、1906年の創業時より偏平足などを治す矯正靴を作っていたことで知られています。そのノウハウと、スポーツシューズのテクノロジーを駆使してできあがったのが「アラヴォン バイ ニューバランス」です。

低反発のインソールと「ニューバランス」のシューズテクノロジーから作られたミッドソールは、クッション性が高いうえに安定性もあり、快適に歩くことができます。

履いた瞬間「あ、これ走れますね!」と大宮さん。

「母に『ムカデじゃないんだから』と言われるくらい、とにかく靴が大好き。たくさん持っているのですが、履くのは決まって数足。ペタンコでは疲れるし、ヒールがあったほうが足はキレイに見えるから好き。でも、デザインが好きで履き心地がいい靴って、なかなか出合えないんですよね。アラヴォンの靴は服にも合わせやすそう」

実際に、大宮さんがアラヴォンを履いて歩いてみた様子がこちら。

これからもユーモアあふれる話題を提供してくれそうな大宮さん。

「確かに、今でもイタいと言えばイタいかもしれません(笑)。でも突飛なことはしなくなりましたね。イタさって若さなんだと思います。冒険をするとイタみを伴うでしょう? 適度なイタみは経験として大切ですが、もう40歳ですから。できるだけ無理せず、ラクに猫背気味な人生を送れればいいかなと思っています」

スタジオを何度も歩いて履き心地を確かめて、大満足のご様子でお帰りになりました。――のはずが、大切なパソコンと化粧ポーチをお忘れに! 大宮さんらしいイタさとゆるさに和むエピソードが、また一つ増えました。

大宮エリー(おおみや・えりー)

映画監督・脚本家・作家・CMプランナー。1975年、大阪府生まれ。東京大学薬学部卒業後、株式会社電通に入社。2006年に独立し、映画「海でのはなし。」で映画監督デビュー。ドラマ・舞台の脚本を手掛けるほか、現在はアーティストのミュージックビデオ監修、ラジオ出演、雑誌連載、朗読、ライブペインティングなどへと活躍の幅を広げる。近著『猫のマルモ』(小学館)ほか著書多数。大宮エリー OFFICIAL WEBSITE>>

Aravon by New Balance

photo by 山崎智世 edit by 金井悟

・菅井悦子さんの「イタかったエピソード」はこちら>>

・ジェーン・スーさんの「イタかったエピソード」はこちら>>

Writing by大森りえ

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