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大人になってよかったと思う瞬間に、大人買いがありますよね。子供の時には、たくさん買えなかったものを買い集めた経験は、誰にでも一度はあると思います。

盛り上がるバービーの世界

世界中のコレクターが大人買いする「バービー」人形。マテル社によるとコレクターは10万人、その9割は女性で平均年齢は40歳、年に平均20体を購入するそうです。コレクターのコンベンションが開催されたり、オークションではビンテージ人形が高値で取引されています。

フラットシューズやスニーカーを履くように

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今、誕生から56年のバービーの歴史において大変革が進行中です。

ハイヒール一辺倒だったのが、「Careers(キャリアーズ)コレクションではフラットシューズのバービーがお目見えしています。

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© Mattel

この映画監督のバービーは、靴が取り替えられるように足首が動くのです。撮影現場で動きやすいフラットシューズ、そして着せ替え用の編み上げブーツもついています。スキニージーンズにフラットシューズと、今のトレンドを取り入れていて、スタイリッシュで可愛いですよね。

また、こちらも世界的トレンドアイテム、スニーカーを使った着こなしも見られます。さすが流行に敏感なバービー、ストリートスタイルもお手の物といったところでしょうか。

こちらの公式インスタグラムは、バービーのストリートスナップで溢れていますコーディネートがチェックできる上に、彼女が暮らす世界を覗き見しているかのような気持ちになります。

実社会の多様化を反映したコレクション

マテル社が敏感なのは、ファッショントレンドだけではありません

Fashionistas(ファッショニスタス)」コレクションは、アメリカ社会の多様性を反映しています。肌の色は8色、顔の形は14パターン、眼の色は18色、22のヘアスタイル、ヘアカラーは23色と、バリエーションがぐっと増えました。緑の目やアジア系の顔、褐色の肌や赤毛など様々なバービーを選べるようになったのです。 

ちなみにこのコレクションでは、ボーイフレンドもブロンドのケンの他に、褐色の肌に茶色の髪のライアンも登場しています。

広がる選択肢

様々な人種の人々が住むアメリカでは、おもちゃは白人の姿ばかりで、マイノリティを反映した人形がないと言われてきました。しかし、今では、バービーを始め、多くのドールにアフリカ系やラテン系などが登場しています。選択肢が増え、子供たちが親しみを感じられる人形で遊べるのは喜ばしいことです。

ずっと変わっていないのは、あのグラマラスな体型だけ。とりわけ女の子たちに、実現不可能なあのボディが理想だと思わせているという批判は長年聞かれます。

全世界で3秒に1体売れているという人気ドールだけに、社会にも影響力のあるバービー。将来、ボディタイプも実社会に近づいて、ぽっちゃりタイプなどいろいろなバージョンが登場するかもしれませんね。

MattelThe Hollywood Reporter

(ぬえよしこ)