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年齢でファッションを決めないで。87歳のスター誕生秘話

年齢でファッションを決めないで。87歳のスター誕生秘話

160万人ものフォロワーを持つインスタグラム上のスター、バッディ・ウィンクルは87歳

過激なメッセージ入りのポップなTシャツやショートパンツ、カラフルなドレスといったクールなファッションで若い世代から大人気です。最近のMTVミュージック・ビデオ・アワードでは、マイリー・サイラスのゲストとして登場し、もはやインターネットの世界を超えたセレブとなりつつあります。

彼女はいかにして今のようなファッションを身にまとい、人気者になったのでしょうか。海外サイト「Refinery29」のインタビューから紹介します。

自分が「歳をとっている」とは思わない

A photo posted by BADDIE (@baddiewinkle) on

80代の女性とは思えない自身のファッションについて、彼女は

私は、自分が年をとっているって気がしないの。そんな風に感じたことは1度もないわ。人はどんな服でも、着たいものを着ればいいと思うのよ。

Refinery29」から翻訳引用

と話し、多くの人が年齢で着るものを制限してしまうことに、疑問を投げかけます。

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たしかに、世間では「○○歳になったら派手な服はやめるべき」「歳相応の服を着るべき」といった暗黙の了解があったりして、自分で自分に呪縛をかけてしまいがち。そんな思い込みが、ファッションの可能性や自由でのびのびした気持ちを奪っているのかもしれません。

インスタ登場のきっかけは「ひ孫」

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そんな彼女がインスタグラムに自分の写真をアップするようになったきっかけは、同居しているひ孫のケネディさん。

ある日、私が絞り染めのシャツとカットオフしたパンツを履いて太陽の下で寝そべっていたら、ひ孫が帰宅してこう言ったの。「わあ、おばあちゃん、すっごくかわいいね! 写真撮らせて。」

Refinery29」から翻訳引用

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それからというもの、2人であれこれとファッションの実験をし、写真を撮ってインターネット上に載せるようになったのです。2人はとっても仲良しだそう。87歳と19歳の女性2人が、あれでもない、これでもない、と洋服やポーズを決めながらスマホで写真を撮っているとは、なんとも微笑ましい姿です。

夫と息子の死を乗り越えて

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そんなバッディとひ孫の家庭内プロジェクトは、今や160万人ものフォロワーを持ち、雑誌やテレビにまで取りあげられるようになったわけですが、このインターネットのアイドル、バッディ誕生の裏にはひとりの女性の悲しみがありました。

バッディ・リンクルの本名は、ヘレン・ヴァン・リンクル。バッディという存在について、彼女自身は、自分の「もうひとつの姿」、つまり分身だと考えているのだそうです。

夫や息子の死を乗り越えるために、ヘレン・ヴァン・リンクルはもっと冒険的なファッションを身に着け始めました。「以前は神様を責め続けていたわ。状況を受け入れられなくて、泣いてばかりいた。だから、バッディ・リンクルという存在を作り出すことにしたのよ。」

Refinery29」から翻訳引用

亡くなってしまった夫や、先立ってしまった息子のことを想って失意の日々を送るヘレンとは違い、大胆なファッションに身を包み、カメラに向かって明るく笑う「バッディ」。そうやってもうひとりの自分を作りだすことで、彼女は自分の人生を取り戻そうとしたのです。

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バッディは私を救ってくれたわ。魂の部分でね。私が学んだレッスンは、生きるということ。そのままで生きること。お年寄りたちのロールモデルになりたいわ。人生の中でこの瞬間は、1度きりなの。だから、楽しみましょうよ。

Refinery29」から翻訳引用

そんな彼女の姿勢は、同世代だけでなく、若い世代たちにも希望を与えています。フォロワーたちは、「こんな風に年を取りたい」、「かっこいい!」とコメント欄で大絶賛。臆することなく水着姿も披露し、楽しそうなバッディの写真を見ていると、こちらまで元気が出てくるのです。

バッディが女性たちに教えてくれること

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生きていると、胸が潰れるような出来事や簡単には前に進めないこともあります。それでも、バッディのように、「もう年だから」という言葉を口にせず、自分を解放し今を楽しもうとする女性がいることを知り、励まされた気がします。

そして、バッディがあらためて教えてくれたのは、自分の「分身」を作って毎日を明るくすることができるファッションのパワー。冒険心を忘れない彼女の技は、年代を問わず、多くの女性をインスパイアしてくれます。

[Refinery29]

田上晶子

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