NASA初、宇宙飛行士の半数が女性に。火星に「単身赴任」の悩みとは
世の中には、たくさんの夢や野望があります。
夢のなかでも壮大なものといえば、宇宙へ行くことではないでしょうか。日本人初の女性飛行士としては向井千秋さんが有名ですが、これまで宇宙飛行士の世界は男性が多くを占めてきました。
そんななか、最近NASA史上で初めて、現在トレーニング中のクラスの半数が女性飛行士となったそうです。人類初の試みとして、15年後には火星に行く予定である彼女たちを「Glamour」の特集記事の中から紹介します。
超難関をくぐり抜けた4人の女性たち
6100人の応募者の中からの8人という、超狭き門をくぐり抜けて選出された4人の女性飛行士は、全員が30代後半。
そのうちのひとり、アン・マクレーンさんは、NASAから合格が知らされた日のことを、
息ができず、話もできなかったわ。そして泣き出してしまった。これまでの人生、宇宙飛行士になる夢を片時も忘れたことはなかったのです。
「Glamour」より翻訳引用
と感慨深げにに語っています。
合格発表以来、無重力でのミッションに耐える身体を作るべく、日夜厳しいトレーニングに励み続けている彼女たち。イラクや北極、南極にも派遣され、過酷な環境の中での任務を遂行しています。
それもそのはず、彼女たちが目指すのは地球から5600万キロも離れた人類未踏の地、火星。片道で6か月から9か月もかかる(ちなみに月へは3日で到着)というのですから、まったく想像を超える世界です。
火星に単身赴任する悩み
激しい競争を制して宇宙への切符を手にし、過酷な任務に耐える4人の女性飛行士のうち3人は既婚。2人は子どものいる母親でもあります。
そんな彼女たちの、火星ミッションにおけるいちばんの試練は、長期間にわたって家族に会えなくなること。
「私が地球を離れている間に、息子の人生は大きく変化するでしょう。(それを側で見られないのは)大きな犠牲を払うことになります。」
「息子と夫を後に残すのが、宇宙旅行の最大の試練ですね。彼らは私のすべてなんです。宇宙には、息子のサルのぬいぐるみを持っていきます。ぬいぐるみが宙に浮いているのを見たら、息子が喜ぶと思うから。」
「間違いなく夫が恋しくなるでしょう。(中略)火星では、特定の日に開けるように、家族や友人に小さな驚きの入った箱をくれるように頼むつもりです。15か月地球を離れてから読む、手書きのカードなんか最高でしょうね。」
「Glamour」より翻訳引用
と口々に、大事な家族や友人たちへの思いを語っています。
長期間にわたる宇宙での単身赴任を思うとき、目に浮かぶのは愛する人たちなのです。もし自分だったらと想像すると、やはり同じように5600万キロ離れた家族のことをまずは考える気がします。
宇宙に広がる女性たちの活躍
準備を続けても、15年先まで実現できない火星ミッション。果てしない宇宙の探索は、国家の、地球の、そして人類の威信をかけた壮大なプロジェクトです。
1960年代の月へのミッションとは異なり、今回は女性たちが中枢の役割を担っています。ロケットの建設、宇宙服のデザイン、火星から既に重要な情報を送っているリモート探査機の操作等も、彼女たちの仕事です。
「Glamour」より翻訳引用
エンジニアや研究者等、男性的なイメージの強かった宇宙開発も、今では女性たちが活躍している世界なのです。
人並み外れた勇気と知力、体力を兼ね備えたエネルギッシュな女性飛行士たち。
いまを生きる少女たちは、大きな夢をはつらつと叶える女性飛行士たちの姿を見て、将来、自分にもきっと何か成し遂げられるはず、と思うのではないでしょうか。
彼女たちが火星で何を感じ、発見し、地球に持ち帰るのか。宇宙にまで広がる女性の力に、わくわくしてきます。
[Glamour]
image via Shutterstock
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