メールの返信がすぐに来なかったり、電車が2、3分遅れただけでイライラして、何度も時計を見てしまう......。仕事にプライベートにと、多忙な毎日を過ごすうちに、結果を早く求めたり、ついせっかちになってしまう人は多いと思います。

そんななか、どきりとさせられる研究結果が最近になって明らかになりました。なんと、「短気な女性はそうでない人に比べ、早く老ける」というのです。

忍耐力と老化の関係

忍耐力と老化について、シンガポールで1000人を対象に行われた研究で、

被験者たちは、翌日に百ドルをもらえるか、1か月後により多くの金額をもらえるというゲームをしました。そして、いくらもらえれば1か月待っても良いかという質問がなされ、金額を多く言った人ほど忍耐力のない人とみなされました。

Daily Mail」より翻訳引用

その後、それぞれの老化のスピードを計るために被験者たちの血液検査をした結果、短気な人ほど、体内のDNAがより早く老化することがわかったのです。

短気さがDNAを傷つける?

研究者たちが注目した老化の鍵は、「テロメア」という物質。

染色体の末端でDNAを損傷から保護する役割を持つのですが、(中略)年を取るごとにテロメアは短くなり、その結果、DNAが傷つき、老化による病気が引き起こされやすくなります。

研究では、短気な人とテロメアの短さの明確な関連性が明らかになりました。つまり、短気な人は早く老化し、早死にし得るということが言えます。

Daily Mail」より翻訳引用

その因果関係については、もともと持っているテロメアが短いために短気になってしまう可能性もあるものの、短気さがテロメアの短さを引き起こしていると研究者たちは考えているそうです。

たしかに、短気な性格の場合、物事がスムーズに進まない状況下にあると、のん気な人よりも余計にストレスを感じやすくなるでしょうし、ストレスが心身にダメージを与え、病気を引き起こすのはよく知られていること。

短気を起こし、イライラするたびにDNAが傷ついているなんて、想像するとちょっと怖い気がします。

とくに女性は要注意

さらに興味深いのが、短気さが老化に結びつくのは、とりわけ女性だという事実。その理由としては、

科学ジャーナル誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」の発表によると、性ホルモンの違いが影響していると見られています。

Daily Mail」より翻訳引用

そういえば、長生きしている女性で、せかせかと短気な人はあまり見かけません。みなどことなく、のんびりとして穏やかな性格の人が多いような気がします。

老化の度合いの差には、食事や運動だけでなく、性格も影響しているようです。

深呼吸や瞑想を行い、ゆったりした気持ちで過ごす

「短気は損気」と言いますが、女性にとっては「短気は老化」と覚えておいたほうが良さそう。

働く女性はとにかく忙しいので、効率やスピードを追い求めます。そのうえ、テクノロジーが発達し、欲しい情報やモノがすぐに手に入るようになった便利な時代に生きている私たちは、どんどんせっかちになってしまいがち。

現代の生活様式や生まれつきの性格を変えるのはなかなか難しいですが、ヨガや深呼吸、瞑想を取り入れるなどして、エイジングの観点からも普段からゆったりした気持ちで過ごせるよう、気をつけたいものです。

Daily Mail

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