現在、身内は実家で暮らす母と兄のみです。自分の身にもしものことがあったら、独身で子供がいない私の財産やマンションはどうなるのでしょうか? 気になります。(43歳・会社員・あき)

こんにちは、あきさん。税理士の木次谷智尚です。

ご自身に万一のことがあった場合、残った財産がどうなるかというご質問についてお答えします。

一般的に、遺産を相続する「法定相続人」は法律上の配偶者とその子供になりますが、あきさんは独身なので、現状ですと親である母親が「第1順位」兄(きょうだい)が「第2順位」の相続人となります。

たとえば、先に母親が亡くなった場合は、兄が第1順位となり、あきさんの遺産を相続します。

では、母も兄もすでに他界していたら、どうなるのでしょうか。
その場合、兄の子供(甥・姪)に相続が引き継がれます。あきさんの兄に法律上の子供がいるなら、あきさんの遺産はその子供たちのものになります。

なお、存命している肉親(法定相続人や代襲相続人 ※注1)がひとりもいない場合、最終的に国庫に帰属します。財産と負債を整理した残りが、国のものになります。

「遺言書」で自分の希望を明確にする

甥や姪が、日ごろから連絡をとりあうような関係ならまだ良いのですが、何年も疎遠になっているようであれば、あきさんの死後に相続の話がきて混乱する可能性も考えられます。

ご自身の遺産を、疎遠になっている甥や姪よりも、身近にいる事実上のパートナーに残す場合や、社会のために寄付をしたいといった思いがあるなら、生前に遺言書を作成しておくのも良いと思います。

遺言書とは、自分が亡くなった後、遺った自分のものを、だれ(どこ)へ、どのようにしたいかという「意思表示」となります。

何ごとも先のことはわからないものです。自分の死後、思わぬところで無用なもめごとや負担がないように、もしもに備えて自分の人生を振り返って、「人生の棚卸し」をしてはいかがでしょうか。


代襲相続...本来の相続人が存命していない場合、直系の子供などが代わりに相続人となる。ここでは甥や姪が代襲相続人


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