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脱OLから起業。悩みが人生を変えるとき【ETVOS 尾川ひふみさん】

キャリアインタビュー/働くあなたに伝えたいこと

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脱OLから起業。悩みが人生を変えるとき【ETVOS 尾川ひふみさん】

基礎化粧品の販売サイトを前身として、国内で初めてミネラルファンデーションを製造・販売した化粧品メーカーETVOS(エトヴォス)。

きっかけは個人のサイトで、現在は実店舗でも展開。ユーザーの強い支持を得ながら、右肩上がりの成長を遂げている。

スタートは自身の肌悩みから

「もともと、普通のOLでした」というエトヴォス代表取締役の尾川ひふみさん。

9時から5時までの事務職が退屈で、夕方6時からデザイン系の会社で週4のアルバイトをする。もともとパソコンが好きだったこともあり、働きながらMacの操作やイラストレーター、フォトショップの扱い方を学んだ。

仕事ぶりが評価され、社員として勤め始める。その後何度か転職し、プログラマーやWEBデザイナーと、技術畑へ。仕事は楽しかったが、あるトラブルが発生する。

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「26歳くらいから、大人ニキビに悩まされはじめたんです。治すために化粧品などをいろいろ調べ、得た知識をもとに、ニキビに悩む人に向けた情報サイトを作成しました。こまめに更新していたら、あるときYahoo!で『ニキビ』と検索するとトップに表示されるほどになっていたんです」驚くほどのバイタリティ。悩みを糧に、仕事で培ったスキルを使って人気サイトを作り上げてしまった。

パッケージデザインもすべてひとりで手がける

ところが、尾川さんの行動力はそんなところで留まらない。「当時、ニキビに効果的な化粧品は高額なものばかりでした。自分でナチュラルなものを作ったほうが早いと、化粧品や石けんをつくっていたんです。その延長線上で、基礎化粧品を販売しようと、2004年に個人事業としてECサイトをはじめました」まず、化粧品を製造してくれる会社をインターネットで探した。尾川さんがコンセプトと主要成分を決め、OEM会社と配合などを詰めて製造していった。ECサイトも化粧品のパッケージデザインもすべて手づくり。培ったスキルを総動員してものづくりに励んだ。人気だった情報サイトからリンクを張ったのもあり、売り上げは上々。広告費はまったくかけず「個人事業としてはいい滑り出しでした」とさらりと、厭味なく語る。

ところが、すべてが順調だったわけではなかったそう。「スキンケアにどれほど気を遣っても、メイクをするとニキビができてしまいます。メイクを変えないとニキビは消えないとわかったころ、アメリカでミネラルファンデが流行し始めていました。日本人に合う色がまだなかったので、自分でつくることにしたのです」

2007年、エトヴォスがスタート

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またもや新たなステージへ進まんとする尾川さんは、2007年5月に法人化して化粧品ブランド「エトヴォス」をスタート。基礎化粧品づくりを一緒にやってきた医学博士の高岡幸二さんと共に会社を立ち上げた。起業時には相当な仕事量のはずだが、もともと長く仕事をするタイプではなく、効率重視。WEBデザイナーのころから、稼働時間がコストになるという意識が強かったという尾上さんは、サイト制作や問い合わせ対応、メルマガ執筆など分単位でこなす日々。その努力の甲斐もあり、エトヴォスは着々と成長していった。

いつもユーザー目線。よいものは順調に伸びていく

ある日、会社へ「すごい経歴」の書かれた履歴書が届く。「履歴書には、世界的なハイブランドのコスメを担当しているという経歴が書かれていて、新手の詐欺かと思いました(笑)。彼は口コミサイトでエトヴォスを知って『このブランドは絶対伸びる』と感じてくれたんだそうです。それがいまの営業部長」まるでドラマのような展開! 「営業が苦手」と言う尾川さんの代わりに、営業部長が店舗への展開をどんどん進めていった。商品の良さも相まって、大阪を拠点として全国、アジア圏へ。「いまは台湾で販売していますが、今後はほかのアジア地域にも広げていきたいです。中小の国内化粧品ブランドはあまり世界に広まっていないので、その先駆けになれれば」ニキビの悩みから、基礎化粧品、メイクへと広げ、有能な営業部長を引き寄せた尾川さん。常にユーザー目線でよいものをつくり、成長してきた。これからは日本だけでなくアジアでも、肌トラブルに悩む女性たちを笑顔に変えていくのだろう。

お話を伺った方

尾川ひふみさん

自身も大人ニキビに悩み、2000年ごろから情報サイトを開設。サイトの爆発的な人気に伴い、2004年にオリジナルコスメの販売をスタート。2007年5月に株式会社エトヴォスを設立。プライベートでは、3児の母でもある。

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栃尾江美

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