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マイケル・ジャクソン、1987年横浜スタジアムをありがとう #TBT

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マイケル・ジャクソン、1987年横浜スタジアムをありがとう #TBT

2016年8月29日、なんてことない日の朝に、ふと目についたネット記事、「マイケル・ジャクソン歴代ヒット曲リスト」。ああ、この日はマイケルの誕生日だったんだ......彼の58回目の誕生日に、いろいろな思い出が押し寄せてきました。

1897年9月、横浜スタジアム

1987年9月、マイケルの「Bad World Tour」横浜スタジアムのチケットが思いがけず回ってきたんです。

友人のMさんと一緒に行ったら、VIP席へ案内され、驚くやら興奮するやら。おまけに、数列前にはボン・ジョヴィの面々が!

同時期に日本ツアーをしていた彼らがマイケルを見にきていたんです。乙女ふたりはこっちにドキドキ。でも、マイケルのシルエットがステージに登場した瞬間、ボン・ジョヴィは完全に世界から消えてしまいました。

ヒット曲の連発、生ムーンウォークあり。マイケルの徹底したエンターテイナーぶりに打ちのめされた、29年前の夜でした。

初めて買った輸入盤が『スリラー』

80年代洋楽シーンに欠かせなかったのが、渋谷の「タワレコ」こと、「タワーレコード」の開店。

わたしの人生初の輸入盤は、タワレコで緊張しつつ買った『Thriller』でした。あの黄色のビニール袋に入ったLP盤を抱え、渋谷駅へ向かったあの日......わたし、ちょっと大人に近づいたのかな。

そして、このアルバムはミュージックビデオの概念も一新しました。『スリラー』を初めて観たときの衝撃といったら!

以後、ストーリーがある完成度の高いPVが定番となったんです。

『オフ・ザ・ウォール』がマイベスト

また、80年代にあった「貸しレコード店」にも果てしなくお世話になりました。そのおかげで、マイケルが1979年に発表した『オフ・ザ・ウォール』も聴きまくり。

マイケルが名プロデューサーのクインシー・ジョーンズと組んだ初のアルバム。リズム感あふれるダンサブルな曲から失恋のバラードまで、『スリラー』に通じるビートやアレンジメントもたっぷり堪能できるんです。

マイケル・ジャクソンの好きなアルバムをひとつだけと言われたら、『スリラー』と迷うけれど、これがマイベストかな。

洗練度は後期ほどではないかもしれないけれど、大胆かつシャイな若いマイケルをビシビシと感じることができます。「キング・オブ・ポップ」の原点と言える一枚です。

ピュアな歌声が際立つ2曲

『オフ・ザ・ウォール』の中では、失った恋への後悔を歌ったバラード、『She's Out of My Life(あの娘が消えた)』がイチオシ。

最小限のインストルメンタルをバックに、「彼女は自分の人生から去ってしまった」と、こみ上げてくる喪失感をストレートに歌うマイケル。後の彼のイメージになじんでいる人には、シンプルな姿は意外に感じるかもしれません。

1972年に発表した『ベンのテーマ』も必聴の一曲。

この、映画『ベン』のテーマ曲はアカデミー賞候補にもなりました。1973年のアカデミー賞授賞式に登場したマイケルは、わずか14歳。

なんの気負いもなく、ただ歌のうまい少年が歌っているだけという、究極の歌唱シーン。この美しくて悲しい曲も聞くたびに目がうるんでしまいます。

記録はなくても思い出はある #TBT

2009年、マイケルの人生は幕を閉じ、Mさんとは連絡も途絶えてしまった。スマホ以前で写真もなく、コンサートのパンフレットもどこかへいってしまった。

でも、横浜スタジアムの体験もMさんの姿もわたしの中に残っている。彼女がいまどうしているのかわからないけれど、私がそうするように、彼女がマイケルのことを思うとき、私のことも思い出してくれているのかな? そうと思うと、ちょっと心が暖かくなるんです。

記録はないけれど、記憶はある。わたしたちの人生って、そんな思い出がたくさん。それでいいじゃないですか。

image via Shutterstock

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ぬえよしこ

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