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【ビジネス手土産 #5】気遣いすらも美しく。グラスデザートのモンブランを贈る

ビジネス手土産

【ビジネス手土産 #5】気遣いすらも美しく。グラスデザートのモンブランを贈る

手土産を選ぶ際には、味やビジュアルはもちろん、日持ちや食べやすさなど、あらゆる角度から先方への気遣いが必要となってきます。だけど、「何をどう気遣ったかが一目瞭然なセレクトはしたくない」というときもありますよね。

今回は、そんなときにぴったりの、さりげなく気遣いを忍ばせることができる、エレガントな手土産をご紹介します。

美しさと高級感だけじゃない。グラスデザートの底力

「ビジネス手土産」という目線で選ぶ際、最近とても惹かれるのが、グラスデザート。旬を表すメニューとして、季節ごとに中身を変えてショーケースに並べているパティスリーも多いですよね。 透明のガラスごしに見える層や、器なしでは不安定になるような構成も難なくクリアする懐の深さ......。

贈り先の食器事情を気にしなくてよい点も、高ポイント。カットする包丁どころか、お皿がなくてもOK。手が汚れる心配もありません。 「華のある手土産を贈りたい。フランクな雰囲気のオフィスだし冷蔵庫はありそうだけど、食器がそろっているかが微妙......」そんなときは、グラスデザートです。

そんなこんなでグラスデザート熱が自分の中で急上昇していた、ある日のこと。百貨店の催事スペースで、見覚えのある店名に吸い寄せられてショーケースをのぞくと、そのスペースの半分を占めていたのは、グラス入りのモンブランでした。

「町のケーキ屋さん」と百貨店で再会

わたしは以前、淡島通り沿いに住んでいたことがあり、街の人たちが行き交う淡島通り沿いの雰囲気が好きでした。手土産を買うにも、ちょっとランチやお茶をするにも、とりあえず車で淡島通りに出ればなんとかなったものです。

そんな淡島通り沿いのお店の中でも『プレジール』は、「町のケーキ屋さん」といった雰囲気でありながらも、上質かつ、ほどよい個性のあるケーキが揃い、印象に残っていたお店。

ただ、久しぶりに再会した『プレジール』のモンブランを見ても、「なつかしい」という感情は湧きませんでした。なぜなら、注文を受けてから搾りたてを提供するスタイルで人気だった同店の名物モンブランは、とてもシンプルな姿だったから。 でも、目の前のモンブランは、丸みがあるピカピカのグラスの中に層をつくってきれいに収められ、飾りまでつけられています。

名物モンブランが、華やかな大人の手土産に

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定番の「ヴェリーヌモンブラン」540円(税込)は、愛媛県松山市の栗を使用

店長の海老名快人さんに事情を尋ねると、「催事でもおいしく召しあがっていただけるよう、本年度よりこの形にしました」と教えてくださいました。じつは、少し前から店舗は休業中で、新たな体制で再スタートをするまでの間、こうして催事形式で出店をしているんだとか。「なるほど!」と経緯に納得すると同時に、「手土産にしやすい形になった!」と喜ぶわたし。

新たに生まれ変わった「ヴェリーヌモンブラン」は、一番底にブランマンジェ、4割にされた栗を挟んで生クリーム、グラスの縁より少しあたりからマロンクリームが絞られています。ボリュームのあるメレンゲは、ひとつずつ袋に入れられ、別で添えられていました。絞りの筋が美しく、それが店舗で搾りたてを提供していた名残のような気がして、勝手にジーン......。

食べ方は自由自在

こちらのモンブランは、とても甘さが控えめです。特に、和三盆を使用した生クリームは、上品な甘い香りを感じる程度で、舌に感じる甘みはほとんどありません。それによってマロンクリームの香りと栗本来の甘みがとても立ち、マロンクリームと一緒にすくい、粒栗や底のブランマンジェと合わせてすくい......と食べ進めていると、あっという間にグラスは空に。 間でメレンゲをかじったり、崩したメレンゲを一緒に口に入れたりしても、これまたサクサクした歯触りと不定期に感じる甘みが楽しいのです。

自分のペースとバランスでマリアージュを楽しめる自由度の高さは、さながらパフェのよう。提供したいスタイルはしっかりと筋を通して見せながらも、その先は食べる人にゆだねる。新生プレジールの姿を見た気がします。

定番のタイプに使用している栗は、すっきりとした甘さの愛媛・松山産ですが、年内は、濃厚な熊本の阿蘇栗を使用した「ヴェリーヌモンブラン阿蘇」も。そのほか、季節や催事のテーマに沿った限定商品も続々と生まれているそうですよ。

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さまざまな産地の栗で試作をした結果、その濃厚さから使用を決定したのが、熊本は阿蘇の栗。期間限定の「ヴェリーヌモンブラン阿蘇」567円(税込)

シャンパンやワインの似合う人は、グラスデザートも似合う。そう思いつき、美しい大人の女性にグラスデザートを贈りたくて仕方がない今日このごろ。

今後も、わたしがときめいたグラスデザートを、ここでご紹介していこうと思っています。

パティスリー エ カフェ プレジール

住所:東京都世田谷区代沢4-7-3 電話:042-370-8861(トライベッカ・ベーカリー株式会社)、担当:石河(いしこ) ※現在店舗は休業中。催事や期間限定にて出店中 ※10月19日(水)~10月25日(火)、銀座三越の地下2階ギンザスイーツパークに出店 ※出店スケジュールなどの情報はブログで発信中 http://ameblo.jp/plaisir-daizawa

撮影/さくらい しょうこ

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Writing by醍醐由貴子

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