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#4 若手作家のパワーを浴びる〜DOMANI・明日展〜【乙なアート】

#4 若手作家のパワーを浴びる〜DOMANI・明日展〜【乙なアート】

新しいものと人に出会うワクワクは、いつだって心をフレッシュにするエッセンス。初めての国、都市、知らない街並み。旅に出ると、現地での出会いと発見で、いい意味で出発前の計画からは脱線したコースをたどることがよくあるタイプです。笑

私にとってNYのチェルシーは、たくさんの美しいギャラリーが立ち並ぶ憧れスポット。初めてその扉を開いたときの緊張感。そしてその先に広がる、真っ白な広い空間と大きな作品たち!!! 感動のあまり臆していたことも忘れて次々とギャラリーの扉を開けました。

今回は、ギャラリーを観て回った楽しいNYでの思い出を想起させた、国立新美術館での展示『19th DOMANI・明日展』をガイドします!

DOMANI・明日展は、文化庁新進作家海外研修制度での研修を終えた30〜40歳代の作家によるグループ展。そんな13人の若手作家の作品の中から、いくつかピックアップしてみます◎

鑑賞者のイマジネーションを刺激する作品

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最初の部屋はクリアで柔らかい色味の作品から。個人的にお気に入りのペインティング2点は、岡田葉さんの「たこ」と「レースの襟」。単純に色味が好きでじっと眺めていたのですが、そのタイトルも面白い。

ほかの作品では「元彼の家の家事」「何度聞いても名前を忘れる観葉植物」など。岡田さんの絵には、その絵のモチーフとなったものの物語があり、そこに存在する記憶や不穏さを観察し、表現しているようで、観れば観るほど鑑賞者の想像も膨らむ絵画。

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絵画手法が美しくて好きだったものは、秋吉風人さん。アクリル板に透明な油彩が重ねられている絵画は、描くという行為に執着しながら"絵画"という概念の解体と再構築を実験的に続けていることで生まれている作品です。

冒頭写真の色彩が美しいドローイングによるインスタレーション「Ring Ring」は曽谷朝絵さんによるもの。これまでの絵画作品も含め、じつはずっと実物が観たかったので、今回やっと念願が叶うと、楽しみにしてきました◎

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キャンバスいっぱいに自分の顔を描いた松井えり菜さん。彼女は単に自画像を描いているのではなく、自画像という手法を、自身が感じた世界を伝えるフィルターとして捉えているそうです。

「たとえば、おにぎりを食べた時、歯にのりがつき、その様子がピアノに見えたことから発展していった作品があります。自分が実際にみて感動した風景から生まれる作品は、鑑賞者にも身近で伝わりやすいのではないかと考えています」(松井さん)

現代のカワイイを感じるモチーフ、絵画の中の本人の表情、等身大の松井さんが築く世界観は小宇宙のようにパワフルです!

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また、今回のポスターなどに作品が起用されている金子富之さん。彼の「レッドバナスパティラージャ」の大きな絵画を前にした時に感じる気迫もすごいものがあるのですが、個人的には写真下2枚のドローイングの勢いと執着心のある線の数々とその量が圧巻でした!! ゾクゾクしますよ〜

パワーに圧倒されすぎて観終わらないなんてことも......

会場が作家ごとにブースが区切られていることから得られる、個展を訪れたような充足感。1人の作家を堪能できる作品数、作風をじっくり感じる空間があることで、まるで、いくつものギャラリーが並ぶNYのチェルシーで、ひとつ入ってはまた隣へと、ギャラリーを梯子しているかのような楽しさ!

絵画中心にご紹介しましたが、映像、インスタレーション、オブジェと多岐にわたる作品が展示されています。

少し変わった場所に展示されていて気になって仕方なくなったのは、三原聡一郎さん。「空白のプロジェクト#4 想像上の修辞法」は窓際から伸びたオブジェが、きゅっきゅと鳥のように鳴いています。これは写真では伝わりませんので、ぜひ実際に鑑賞して欲しい限り。

想像をはるか超えた展示で、取材で行った私は、ゆっくり鑑賞していたら終了時間ギリギリの大慌て状態でした。みなさま、ぜひこの機会に、充実した空間での若手作家堪能をお楽しみください。

未来を担う美術家たち 19th DOMANI・明日展 文化庁新進芸術家海外研修制度の成果

会期:~2017年2月5日(日)

時間:10:00〜18:00(金土〜20:00)

休館日:火曜 ※12月20日(火)〜1月10日(火)は年末年始休

会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)

観覧料: 1,000円

DOMANI・明日展

Writing byJunko Suzuki

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