タイ・チェンマイで開いた、40代への明るいゲート #ラン部【海外遠征】

タイ・チェンマイで開いた、40代への明るいゲート #ラン部【海外遠征】

女性たちの間にラン人気が訪れてからすでに久しいですが、単なるブームとして終わらせず、その後もライフスタイルに取りいれている人もいるのでは?

40代にとってランニングは、心と身体のバランスを保ってくれるというメリットがあるように思います。

筆者も読者のみなさんと同じ世代。4年ほど前、なんとなく「走ってみようかな」と思ったのは、それまでと同じ方法では体重がキープできなくなったことがきっかけでした。

食べすぎたら翌日調整すればなんとなかなるはずだったのに、なんともならないケースが激増。なぜ? どうして? とエイジングに向きあうことから目を背け、なんとかほかの理由を見つけようともがいていました。

つじつまの合わないことが多くなった

体重がキープできない、というのはまだ序の口。30代後半になると「明らかにこれまでとは違う!」と感じることがだんだん増えていきました。何か新しいことをはじめないと、ネガティブな感情ばかりが自分を支配してしまうーー。

そう思ったときに、一番てっとり早くはじめられることが「走ること」でした。 ジム通いをしていたのもあったし、ヨガを定期的に続けていたので、身体を動かすことは嫌いではなかったのですが、決して運動神経がいいほうではありません。

ましてや走ることに関しては、苦しい記憶しかありませんでした。それでもなんとなくやってみようかな、と思ったのは、同世代の女性から「最近、走りはじめたんだけど」という声をよく聞くようになったから。

もしかしたらそこに何かがあるのかも!? そう思ったわたしは、とりあえず苦手意識をいったん排除してトライしてみることに。

「自分には無理だと思ったらやめちゃえばいいや」。そんな軽い気持ちでシューズだけを買い、ランニングコースのある近所の公園へと向かったのです。

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揺れる心と身体を受け止めてくれる拠りどころが欲しい

はじめは1キロで「もういやだ!」と思うような、散々な結果でした。

でも、ゆっくりゆっくり身体を慣らしていったところ、わりとすぐに3キロ走れるように。夏の暑い日と寒さが厳しい冬はまったく走らないという怠惰な時期がありつつも、ゆる〜く続けること3年、次第に走ることが楽になってきました。

何か目標があったほうが、もっと楽しめるよ」という先輩ランナーの意見を聞き、初めて地元の10キロマラソンに挑戦したのが2015年。決して早いタイムではありませんでしたが、完走できたことで自分の中の何かが変わりました。

到底無理だと思っていた距離を走れたことで、体力面でもまだまだ進化できるという自信と喜びをもたらしてくれたのです。

すると不思議と精神的にも楽になり、自分の年齢を素直に受けいれられるようになりました。 「みんながハマった理由は、これだったのかも!?」 同世代の女性が走りつづける理由が、少しわかったような気がしました。

ただひたすら前を向いて進むというシンプルな動作は、揺れうごく心と身体の軌道修正をしてくれる指針に。説明のできないモヤモヤを受けいれてくれる、大きな器を手に入れたように感じました。

これからの10年も大丈夫という、新たな自信

そして2016年12月、39歳12か月目に初の海外10キロマラソンに出場することにしました。場所はタイ北部の古都・チェンマイ

海外を選んだ理由は「どうせ走るならワクワクしながら楽しみたい」というミーハーな気持ちと、30代最後のタイミングを一層思い出深いものにしたいというエゴが大半。ですが、この経験でわたしは新たな自信を得ることになります。

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スタートは夜明け前の午前6時。

残り2キロという距離にさしかかったとき、ふと「ああ、楽しみにしていたチェンマイマラソンがもうすぐ終わってしまう、寂しい!」と感じたのです。

決して苦しくなかったわけではありませんが、「まだまだいける!」と、これまで抱かなかった思いが湧いてきたのをはっきり記憶しています。タイムこそ「まあまあ」だったものの、次のステップへつながる自信めいたものを感じました。

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数かずの仏塔を横目に、朝日が昇る様子を見ながら走れるという、素晴らしい体験。

大げさかもしれませんが、そのことが明るい40代の扉を開けてくれたような気がします。心と身体が整う術をひとつ身につけたことは、未来の自分にとって大事な財産になったことは間違いないでしょう。

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さて、晴れて40歳になった2017年1月。あんなに不安だったのが嘘のように、心が穏やかなのに驚いています。

この先ハーフマラソンまで行きつけるかどうかは正直わかりませんが、楽しみながらゆるく前向きに続けていければと思っています。

[取材協力:タイ国際航空

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