#25 ニューヨークを夢みているうちは成功しない【NYで生きていく】

#25 ニューヨークを夢みているうちは成功しない【NYで生きていく】

「ニューヨークといえば、日本人は飛びつく」

ビジネスの場でそんな言葉を聞くことがありますが、そんな前提のプロジェクトはおおかた成功しません。

日本の消費者は目が肥えていますし、一時のトレンドになっても長くは続きません。世界中のものが簡単に手に入るいま、NYだろうが、パリだろうが、本当に価値があるものしか売れません

そして、これは成功に関しても同じことが言えます。

2016年、新しいビジネスに取り組む過程で、あることを痛感しました。それは、NY、NY......と言っているうちは、本当の成功など納められないということです。

NYで働く、と一口に言っても、「NYで働く」ことそのものを目的にしているのか、「何かを成し遂げる」ためにNYで働いているのか、この2つは大きく違います

昨年、仕事を通して、 多くの人に出会いましたが、成功している人にはある共通点がありました。それは、覚悟が決まっていること、そして成し遂げるためには何でもする、ということです。

たとえば、昨年の末に、オンラインの栄養学校をロンチしたアリッサは、元々ジムのインストラクターでしたが、本当の意味で健康な体を手に入れるには、食事や生活習慣の改善はもちろん、心の整え方を学ぶ必要もある、と感じてMBAを取得。その後、摂食障害や自尊心の低さに悩む女性たちのためのスクールを立ちあげました。

ブロンドの長身美人のアリッサですが、みずからをフェミニストと呼び、LEAN INをはじめとする数々のネットワーキンググループに所属し、毎晩のようにイベントに顔を出しています。

「このネットワークに加入したほうがいいわよ。このパーティの主催者にコンタクト取ってみて。この間会ったおもしろい人を紹介するわ」

スクールを広めるためにできることはなんでもする、というメリッサと仕事をするうちに、自分がどれほど甘く怠慢であったか思い知らされました。彼女の突進ぶりを目にして、ブロンドは得で、アジア人は生きずらい......などとはとても言い訳できないと思いました。

また、マンハッタンで、サロンと飲食店を経営する日本人オーナーに言われた一言にもはっとしました。

利益率が低い健康食品のビジネスを、このまま続けていくのはサステナブルではない気がする......そう相談した時にこう言われたのです。

「それはあなたの都合であって、お客様には関係ないでしょう。つくるのが大変、利益が出ない......それを解決するために、できる限りのことをするのがあなたの仕事。その覚悟がないのなら、ビジネスなんてできない」

この言葉に、まったくもって基礎ができていなかったことを痛感しました。

彼女は、多くの従業員を雇い、華やかな成功を手にしているように見えますが、ここ数ヶ月は従業員との人間関係に悩み、食事がまったく喉を通らず、お酒ばかり飲む日々が続いていたと言います。

光が当たる場所には必ず影ができます。成功している人は、覚悟を決めて泥もたくさん飲んでいるのだということに改めて気がつきました。

というわけで、昨年の反省を生かして、2017年は、甘えを捨てて最善を尽くす、これを目標にしたいと思います。

今年も一年、どうぞよろしくお願いします。

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