cafeglobeをご覧の皆さん、おはようございます!

今週初めは近年まれにみる大寒波が日本列島を襲い、普段降雪しない地域にもどっさりと雪が降ったようですね。ですね、と書いたのは、私が住んでいる札幌は確かに寒いのですが、とんでもない大雪が降ることなく大寒波を終えてしまったのです。

これが日常の北海道の厳しさを思い知ったか!これが「試される大地」の冬なのだ!という何の自慢にもならない話は置いておいて、今週のテーマに行きましょう。

多くの方にとっては、厳しい寒さになった今週。布団から出るのが億劫な日々が続きましたが、仕事は待ってくれません。というわけで今週は「大寒波を吹っ飛ばすくらいバリバリ仕事をしたくなる曲」をご紹介します。

M1.『ビジネス/Rie fu』

東京出身ながらロンドン芸術大学卒業という珍しい経歴を持つシンガーソングライター、Rie fuさん。本名の舩越里恵(ふなこし・りえ)をもじったアーティストネームで、2004年にシングル『Rie who?』でメジャーデビューしています。

テーマ的にモロなタイトルですが、『ビジネス』が収録されているのは2009年リリースの4枚目のアルバム『URBAN ROMANTIC』。海外のディーバ風に味付けされたギターポップサウンドに、英語と日本語が織り交ざったリリックが乗る1曲です。

歌詞のテーマとしては、「ビジネスとはいえ、お金では買えない価値を自分らしさを追い求めよう」というもの。最終的には、この曲で『ビジネス』といわれているものは『ライフ』だったことが明かされます。

そう、仕事とプライベートをわけて考えようという風潮は強い(特に昨今労働条件についてはさまざまな問題もあるので)訳ですが、キャリアを積んでいく中で仕事は人生の一部に自然に組み込まれます。その仕事を自分でコントロールしていくかは、現代日本人の大きな課題ともいえます。

その課題に風穴を開けてくれそうな1曲が、この『ビジネス』。Rie fuさんは「♪What would be left of this when this party is over?(祭りの後には何が残るの?)」と囁くようにこの曲を締めくくっています。

M2.『Blowin' In The Wind/Bob Dylan』

ノーベル文学賞を受賞したものの、なかなか連絡が取れず関係者をヤキモキさせた孤高のシンガーソングライターにしてリヴィングレジェンドのボブ・ディラン。ヒット曲を多数持つ彼ですが、そのなかでも世界中で愛されている曲といえば、1963年リリースの2ndアルバム『The Freewheelin' Bob Dylan』に収録されているこの『風に吹かれて』でしょう。

この曲が制作されたのは、ボブが22歳のとき。この若さで、全世界が唸ってしまうくらいのリリックを書きあげたことになります。

仕事や自然を眺めること、そして戦争に疑問を持つことや世界の悲しみを感じることの「答え」が、「風に吹かれている」という内容の楽曲です。「答え」が見つかりそうなのに、「風に吹かれている」......シンプルなメロディラインに、シンプルなリリックを乗せることで、人生の悲哀を表現しています。

そう、仕事もそうです。「答え」はすぐそばにありそうなのに、なかなか辿り着かない。それは「風に吹かれている」から。この曲は、ボブの嘆きを歌った曲という評価が多いのですが、なかなか「答え」が出ないからこそ、やってみる価値があるという前向きな解釈をしてみてはどうかというのが、私からの提案です。

テーマからいって激しい曲をセレクトしようかなと思ったのですが、無理やり奮い立たせるというよりも、こういう非日常なタイミングだからこそ自然体で、というイメージで選んでみました。自分の経験上、気持ちを強引に「持って行った」ときよりも、「ま、何とかなるでしょ」と気軽に臨んだほうが良い結果につながることが多いので。


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