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【ビジネス手土産 #16】息を吹き返したショコラ。価値あるものは継承され、守られていく

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【ビジネス手土産 #16】息を吹き返したショコラ。価値あるものは継承され、守られていく

バレンタインが終わり、チョコレートの季節も終わり? いいえ、終わりません。暦上は春でも、外はまだまだ保冷剤いらずの寒さ。そして、冬の間にショコラの魅力を全身で再確認してしまった人が、あっちにも、こっちにも。

昔はホワイトデーのお返しとしてショコラを思い浮かべる人、少なかった気がします。キャンディーやクッキーなんかが主流だったような。ところがショコラホリックが増大し続けている昨今、ショコラをもらい、ショコラで返すという図式が定番化。あげた人も、ショコラがほしいんです。

というわけで、バレンタインという山を超えたところではありますが、今回もしつこく、"手土産"としてのマイフェイバリット・ショコラをご紹介したいと思います。ホワイトデーに向けて、もうひと山、おつきあいください。

世界のトップショコラティエが敬意を表する偉大なるショコラティエ

世界中のショコラティエたちが敬意を表する、偉大なるショコラティエ、ミッシェル・ショーダン。ガストン・ルノートルに師事していた時期には、あのアラン・デュカスにも影響を与えたといわれ、『メゾン・デュ・ショコラ』では、創業者であるロベール・ランクスの右腕として技を磨き続けました。

そして1986年、パリ7区の高級住宅街に自身の名を冠したショコラ専門店『ミッシェル・ショーダン』をオープン。それから引退するまでの30年、ショーダンは多くのショコラティエたちからも尊敬される存在であり続け、彼の生み出したショコラは多くの人に愛され続けてきました。

そのノウハウと味を守ることを約束した後継者

そんな彼が、2016年、惜しまれつつも引退することに。後継者として白羽の矢が立ったのは、長年、信頼関係で結ばれてきたジル・マルシャル。『メゾン・デュ・ショコラ』でクリエイティブ・ディレクターを務めた実力者で、2014年には自身のパティスリーもオープンした、パリでいまもっとも注目されるパティシエの1人です。

近年のショコラブームでは、斬新な素材合わせやサプライズ感が注目を集めがちですが、ショーダンが大切にしてきたのは、バランスのとれた味わいでした。彼は店を譲ることを決めると、時間をかけて自身の仕事を見せ、ともに作業をし、自身のショコラにおける全てをマルシャルに継承しました。改められた店名は『メゾン・ショーダン』。

シンプルだからこそ際立つフレッシュ感と、有無を言わせず伝わる特別感

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新たに息を吹き返したショコラたちの中でも、その味わいを代表するものとして改めてスポットを浴びたのが、同店のエンブレム的な存在である「パヴェ」でした。1991年に発売され、アトリエがあるユニヴェルシテ通りの石畳をかたどった生チョコレートです。

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ビタータイプの「パヴェ ノワール」(25粒入り)1,512円。こくのある深い味わい。ほかに、優しい甘さのミルクタイプ「パヴェ オレ」も。(※どちらも期間限定)

フタを開けて現れるのは、小さな小さな25粒。「さあ、1日が終わる」というとき、さっと冷蔵庫を開けて、小皿に2、3粒。お供のドリンクを用意している間に食べごろに。口の中で溶けてなくなるまでの間、変わるのは、体温を受けたことによる口どけの広がり方と香りのボリュームだけ。シンプルな味わいのまま、ゆっくりと幕を閉じるからこそ、余韻も長く楽しめます。

ビタータイプの「ノワール」とミルクタイプの「オレ」がありますが、わたしが選ぶのは「ノワール」。シャンパーニュとの相性も抜群です。

某人気テレビ番組で紹介され、残っている数の日数は(どんなに1日がつらくても)大丈夫だと言わしめた逸品ですが、1週間くらいで食べきるのがわたしにとってはベスト。余韻を感じながらの2粒目、3粒目が、より深いところまで連れていってくれるから。

選ぶ楽しさ。あの人を思い、ハーモニー奏でるひと箱を

さて、今シーズンで日本においても一躍メジャーとなった「パヴェ」ですが、かつて海外初出店として銀座にオープンした際、銀座の大人たちを魅了したのは、当時まだ日本ではめずらしかったボンボンショコラだったこと、ご存知ですか?

新進気鋭のショコラティエのそれとは違い、斬新さはありません。ですが、おいしいものを覚えながら年を重ねた大人なら「ああ、これこれ」と呟きたくなる懐かしさがあり、その極上の味わいとクラシカルな洋酒使いに喉を熱くしながら、胸の奥もジンと熱くなるはず。

個数を指定しておまかせすることもできますが、わたしは必ず、自分で1粒ずつ選びます。

あれば必ず入れたいのは、甘酸っぱい木苺が爽やかでチャーミングに香る「コリマ」、トッピングだけでなくプラリネにも食感の残るクルミをミックスした「ショロニ」、カフェオレ風味がこれぞフランスな「チアパ」、そして、ブランデー漬けのチェリーがまるごと入った「マト」。

この赤い銀紙に包まれた「マト」は、ビジュアル的にもアクセントになり、印象的に懐かしさを差し込むことができるので、マストな1粒です。

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「ナポリタン・ミックス 4P」プチタブレットのビターとミルク各2個入り。432円。

大人数に小包装でお渡ししたいときには、プチタブレット「ナポリタン」のビターとミルクが2個ずつ入ったプチギフトにぴったりのパッケージも。クッキーなどの焼き菓子も揃っているので、幅広いシーンに対応してくれますよ。

一線を画すほどに愛されたものは、守られる

ミッシェル・ショーダンが生み出し、守ってきたショコラのバトンが、ついに完璧な形で次の代にわたされました。この出来事は、その味わいが"守られるべきもの"であることを物語っています。

伝統の技や普遍的な価値が見つめ直されているいま。それを継承するときがくるまで踏ん張っている人、受け継いだものを守るために奮闘する人に、敬意を込めて。新たな命が吹き込まれた『メゾン・ショーダン』のショコラを持って、会いにいきませんか?

メゾン・ショーダン

電話(代表):03-3709-3111(代表)住所:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋B1営業時間:10:00〜20:00休業日:不定休(高島屋に準ずる)http://www.michel-chaudun.com

撮影/さくらい しょうこ

醍醐由貴子

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