その出費、必要ないかも。無駄遣いのもとになる隠れた「マネートラップ」を見つけ出す

その出費、必要ないかも。無駄遣いのもとになる隠れた「マネートラップ」を見つけ出す

良いお金の使い方が人生の質を向上させてくれるという考え方には、賛成の人が多いでしょう。無駄な出費を極力カットして、本当に必要なことや将来の自分のためになることに"投資"するのが理想ですよね。

ところで、いま現在あなたが"必要経費"に分類しているのは、本当に必要な出費でしょうか? もしかしたら、それは思い込みかもしれません。

「Millennial Revolution (ミレニアル革命)」のブロガーで元コンピュータエンジニアのクリスティ・シェン(Kristy Shen)氏は、100万ドル(約1億1400万円)を貯めて、2015年に31歳の若さでリタイア。現在は、夫と一緒に世界中を旅行しています。

もちろん、このような生き方はなかなか真似できるものではありませんが、シェンさんの考え方は私たちにあるヒントを与えてくれます。

シェン氏によると、リタイア後の生活は多くの人が考えているほどコストがかからない。

みんな意識していないと思うけど、わたしたちは『働くため』にたくさんのお金を使っている。わたしはそこに気づいたんです。毎日の通勤にいくらかかる? プロフェッショナルに見える服装とそれをクリーニングに出すお金は? 子供のいる人たちは託児所などにいくら出費しているの?

(中略)その立場にならないと実感できないけど、仕事に関する経費がなくなれば、生活コストは下がるんです。

BUSINESS INSIDER JAPAN」より引用

"働くためにかかるコスト"というのは、多くの人にとって盲点かもしれません。筆者自身、金融機関で営業をしていたときとフリーランスの現在を比較すると、洋服代やストレスによる通院費、外食費など"働いていることによってかかるコスト"がかなり違うと実感しています。

無駄を洗い出して削減するためには、一度自分自身と向き合って、"理想とする人生"を決めることからはじめましょう。そして、それに従って優先順位をつけていき、優先度が低いものは思いきってカット。

何を持っていなければならなくて、何があれば快適に過ごせるか。そして何を諦める必要があるか(シェン氏)

BUSINESS INSIDER JAPAN」より引用

「仕方がない」というのが思い込みかもしれない出費は、ほかにもたくさん隠れているかも。マネーメディア「Kiplinger」の記事によると、多くの人々は、お金をつかう際に"認知バイアス"に陥っており、その結果、不必要な出費をしてしまっているのだそう。

同記事によると、代表的な認知バイアスのひとつは"アンカリング"と呼ばれるもの。

たとえば、「化粧品というのは、○○円くらい」という情報を最初に与えられると、じつはそれが不当に高かったとしても「それくらいの金額が化粧品の適正価格なんだな」と思い込んでしまう状態を指します。

なかには、このアンカリングを悪用して、最初にわざと価格を高めに表示しておき、"値下げ"と称して適正価格で販売しようとする業者も存在しています。

同記事では、アンカリングに対する防御術として次のような考え方を紹介しています。

アンカリングの問題を回避するひとつの方法としては、浪費しないよう、金額を再定義するための自分独自のアンカーを作るということが挙げられる。まずは、金銭取引というものを、お金ではなく、支払う金額を稼ぐために費やした時間を取引するという観点から見ることをはじめてみよう。

(中略)お金は代替可能なものだが、あなたの時間は有限で、貴重で、そして一度失ったら二度と取り戻すことはできない。

Kiplinger」より引用

「時は金なり」。手元にあるお金は、かけがえのない人生の一部である"時間"の対価として得られたもの。それを意識すると、無駄遣いもかなり減るはず。

いきなりリタイアすることは難しいにしても、いままで「仕方がない」と見てみぬフリをしてきた出費を洗い出してみると良い発見があるかもしれませんね。

BUSINESS INSIDRE JAPAN,Kiplinger

image via Shutterstock

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