スペイン・マドリードの実業家、アリシア・コプロビッツがコレクションしたアートの展覧会が、フランス・パリのジャックマール・アンドレ美術館で行われています。

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Juan Pantoja de la Cruz Portrait de Doña Ana de Velasco y Girón, duchesse de Bragance, de trois-quarts, en habit de cour 1603, huile sur toile, 103 x 82 cm © Collection Alicia Koplowitz - Grupo Omega Capital


「From Zurbarán to Rothko」と名づけられたこの展覧会。

バロック期のスペインの画家、フランシスコ・デ・スルバランからロシア系ユダヤ人のアメリカの画家で抽象表現主義の代表的な画家、マーク・ロスコだけでなく、ティエポロやモディリアーニなど、彼女のテイストがいろんなところにちりばめられた作品たちに出会えます。

どことなくかわいさが漂う作品たちを見ていると、アリシア・コプロビッツの人柄に触れたような気分になるから不思議です。

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Amedeo Modigliani La Rousse au Pendentif 1918, huile sur toile 92 x 60 cm © Collection Alicia Koplowitz - Grupo Omega Capital

アリシア・コプロビッツはスペイン最大手の総合建設会社『フォメント・デ・コンストラクシオネス・イ・コントラタス(FOMENTO DE CONSTRUCCIONES Y CONTRATAS, S.A.:FCC社)』を父親から姉妹で相続しましたが、1997年には彼女のシェア、8億ドルをすべて姉に売りました。

その後投資をはじめ、『フォーブス』の発表では、現在、彼女の純資産は24億ドルなのだそうです。

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Alicia K. prensa Crédit photo José Manuel Ballester


アリシア・コプロビッツのコレクションが観られるのは、ジャックマール・アンドレ美術館。19世紀には邸宅でした。

ここに暮らしたエドゥアール・アンドレとネリー・ジャックマール夫妻。裕福で子どもに恵まれなかった彼らが集めた、数十年間かけて世界から収集した約5,000点の作品と、建物自体がアートのような空間は、19世紀のブルジョワジーを体感できます。

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©Sofiacome


100年以上前にアートのコレクションをした夫婦の邸宅で、現代の実業家が収集したアートを観ていると、「自分もアートのコレクションをしたい!」なんて思いはじめるかもしれません。

アートはいまも値上がり中なので、趣味と実益を兼ねてアートをコレクションするのは賢い方法かもしれませんね。

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©C.Recoura

2017年7月10日まで開催されるこの展覧会。自分ならどんなアートを収集しようかと考えるだけで、嬉しくなってしまいました。

JACQUEMART-ANDRÉ MUSEUM