女性が一歩踏み出す「挑戦」の場。Lean In Tokyoイベントレポート

女性が一歩踏み出す「挑戦」の場。Lean In Tokyoイベントレポート

女性の躍進が目覚ましい昨今。敗れたとは言え、米国発の女性大統領候補として名乗りをあげたヒラリー・クリントンの挑戦は、わたしたち日本のキャリア女性にも大きな勇気を与えました。

ところが、世界から見た日本のキャリ女性の現状はまだまだ発展途上といったところ。日本は、女性の教育水準や健康水準はとても高いのに対し、経済や政治における女性の参加率が低く、会社における管理職・役員の数や女性議員・知事の数においては、他国と比べ、大きく引けを取っているのが現状です。

それに甘んじていては女がすたるというのもの! 今回は、「女性が野心を持って、挑戦することができる社会を実現」を理念とするNPO法人「Lean In Tokyo」の活動をご紹介。1月下旬に行われたワークショップでは、「アプリシエイティブ(真の価値がわかる)・インクワイアリー(探求)」について学ぶことができました。

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一歩を踏み出せば人生は変わる! Lean Inの理念

「Lean In」とは、日本語に訳すと「一歩踏み出す」「挑戦」という意味。「女性が野心を追求すること」を奨励し、支援することを目的に「Facebook」COOのシェリル・サンドバーグが創設したNPO法人です。同タイトルの著書は全世界で150万部突破、日本でも10万部突破という社会現象を巻き起こしています。

日本に比べ、女性の社会的地位が高いとみられるアメリカでも、新規大卒者の50%が女性となってから30年が経過したにもかかわらず、いまだにアメリカの政府や企業のリーダーの大多数は男性です。つまり、社会生活に大きな影響を与える決定において、女性の声が平等に反映されにくい状況が続いているのです。この問題は、日本ではより顕著。そこに一石を投じたのが、Lean In Tokyoです。

現在アメリカに本部がある「LeanIn.Org」を中心に活動するLean In Circleのひとつとして設立されたこのサークルは、誰もが自由に登録制で作ることのできるサークルです。世界各国におけるLean In Circlesとは密にコミュニケーションをとっており、2016年からはLean In Asiaとして活動をスタートしています。

具体的な活動内容は、小さなグループでの週次のミーティングをするものから、経験談をシェアしてネットワーキングイベントを実施するものまでさまざま。「Lean In Tokyo」では、Lean Inの理念と同じく"女性が野心を持って挑戦することができる社会を実現する"ために、毎月のゲストスピーカーイベントを開催しています。

同じ立場の女性と出会える場所

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1月某日に開催されたワークショップに出かけたcafeglobe編集部。テーマとなったのは、他国のLean Inコミュニティーで実際に行っている「アプリシエイティブ・インクワイアリー」のワークショップの実施。これは、問題解決の考え方の手法の一つで、いま自分が悩んでいる課題を他者と共有することにより、ポジティブな解決策やチャンスに目を向けることができるようになるというもの。

課題は、1日の時間の使い方から自分の第一印象のあげ方までさまざま。5~6人に分かれたグループでは、活発に意見が交換されていました。

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面白いと感じたのは、Lean Inの問題解決のあり方です。通常、問題を特定したなら、続くタスクは原因分析、可能な解決方法の分析、アクション・プランニングとなります。これに対してLean Inが提案するのは、「ポジティブ・アプローチ」という手法。問題に対し、「本来の最高の価値を発見する」というアプローチからはじまり、「ありうる最高の状況をビジョニングする」へと続きます。

そして、「どうあるべきかをダイアログ」し、「どうなっていくかを革新する」という方向へと導くのがポジティプ・アプローチの仕組み。ポジティブに課題を捉え、革新のチャンスをみずから手にする姿を見せることで、後に続く世代の女性の選択肢を広げ、生きやすくすることにつながることを教えられました。

わたしたち働く女性は、仕事への向き合い方や部下の指導法など、常に悩みを抱えているといっても過言ではありません。会社が求めるスキルと、自分が思い描く理想とのギャップに苦しむこともあるでしょう。

ともすると、キャリア女性はなんて孤独な生きものなのでしょう。そんなとき、同じ悩みを持つ仲間同士でディスカッションができる場は、わたしたちにとって一歩踏み出す勇気につながるはず!

一歩踏み出す勇気がほしいとき、Lean In Tokyoの仲間はきっと大きな支えになってくれることでしょう。

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