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首をリフトアップする心理。劣化、それとも心の問題?

首をリフトアップする心理。劣化、それとも心の問題?

劣化。アラフォーにとってこんなに怖い熟語はないだろう。30代までは精神的に20代に食い込んでいるけれど、40代ともなるとどうしても気持ち的には50代に近くなる。当然ながら、体や顔のあちこちに劣化の兆し......いや劣化そのものを発見しては「もう気のせいにはできない」とゴクリと息を飲む。

生きている以上、劣化しないなんてありえない。だからこそいろんなメンテナンスが必要となってくるのだが、いわゆる「プチ整形」と言われる注射系のメンテなんて、週一通院しないといけないしで、手間がかかりまくり。

わたしなんかはもう抗うことをやめている。もちろん自分なりにがんばっているし、一度なんて友だちの精神科医に「そろそろ注射系をやろうと思うんだけど」と相談したこともある。彼は精神科医だからか、それに反対した。

「僕の母親世代ならば勧めるけれど、あなたは40代でしょ。まだ注射系に手を出すには早いよ。毎週打ち続けないといけないんだよ。しかもこれから先すっと。あまりにも長い年月でしょ」

確かにそうだな、といまは一回注射熱が下がっているところ。でも周囲にはたくさんの注射系がいる。彼女たちの特徴は、肌がパンッと張っていること。

「どんなスキンケアしてるの?」と尋ねても、最初は「特別なことはなにもしていない」と必ず言うのだが、「もしや注射系してる?」と突っ込むと、断念したように「うん、それはしてる」と答えるのだ。特別なこと、してるじゃん!

面倒くさがりのわたしは、毎週病院に行く自信がない。こうなったら抗うのはやめて、でも劣化進行が少しでも遅くなるように努力するしかない。現在は美容皮膚科から処方してもらっている、魔法のクリームで一応すべすべな肌をキープしているところ。目尻の小じわはご愛嬌......とやや放置気味だが、ほうれい線だけは許せない! 魔法のクリームを慎重に塗り込んでいるのだが、なんとなく線が薄くなってきているような気がする。

普通に生きていたっていろいろやらなくてはいけないことがあるのに、アラフォーはそれプラス「アンチエイジング」という戦いがあり、意識が高い人ほどその戦いは死ぬまで続くのだ。やれやれ。

以前、こじんまりしたホームパーティにお邪魔したとき、その場に名のある女優さんが参加していてびっくりしたことがある。年の頃はわたしと同じくらい。でもさすがは女優さん、小鼻の脇など細部にわたってツルピカだし、造形が完璧。女子5名の集まりだったが、終始うっとりと彼女の顔に見入っていた。

ミーハーなわたしは「女優さんって、やはり特別なケアをしているの?」と厚かましくお尋ねした。「化粧品にはこだわっている人は多いわね。もちろん整形をしている人も多いけど、わたしはなんとなく顔をいじるのには抵抗があって」と彼女。見惚れるほど美しいけれど、確かにそこには人工的な美は見てとれない。

「でもね、先輩女優さんたちは結構、首のリフトアップはしてるわよ。首ってほんと年齢が出やすいわよね。わたしも年をとったら首のリフトアップはしようと思ってる」と彼女は言った。

現在もテレビや映画でよく彼女の姿を見るけれど、相変わらずお肌ピカピカ。品格のある微笑みはまるで菩薩のようだ。首回りのたるみはない。彼女を見るたびに「もう、例のアレは施してるのだろうか」と思ってしまう。いや、まだそんな年齢ではないか。

話はまたまた飛んでしまうが、アンチエイジング以外にも顔をいじってしまう理由がある。知り合いに美容整形のドクターがいるのだが、彼からちょこっと聞いた話。

「整形を繰り返したがる奥さんがいて、困っている」と。

もともと美しい顔立ちのその女性。最初は「目をくっきり大きく」しただけだったそうだ。でもその腫れもひかないうちに「今度は鼻を高くしたい」「唇もぽってりとさせたい」と相談し、時期をずらして彼女の要望に応えた彼。

ほぼ完璧な美女が出来上がったよ。でも僕から言わせたら、最初からいじる必要なんてないほどきれいな人だったんだ。人のコンプレックスって妙だよね」

その後も彼女はまるで中毒にでもなったかのように、あれもこれもと整形の相談を重ねてきたと言う。

「すでにいじれないほどいじってるし、これ首をリフトアップする心理。劣化、それとも心の問題? なにかを施したらバランスが崩れてしまい、人間離れした顔になってしまうから、さすがに『もう触るところはないですよ』とストップをかけたんだけど、それでも『いや、眉の形が気になる』とか『顎を尖らせたい』『整形で高くした鼻をもっと高くしたい』と、どんどん不思議なオーダーをしてくるようになった。最終的には説得して、心療内科に行ってもらった」

どうやら彼女の整形のきっかけは「夫の浮気」だったようだ。夫が浮気したのは、自分に魅力がないから、劣化したからだと思い込んでしまったのだろう。とても気の毒なエピソードだった。浮気なんて、「パートナーへの不満」よりも「性欲が抑制できなかった」だけの話なのに。

女を生きていくって、ほんと大変だな。

image via Shutterstock

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