30歳以下の若手シェフが世界一の座をかけて争う「サンペレグリノ ヤングシェフ」という国際料理コンクールをご存知でしょうか? 2015年にスタートした若手料理人を対象としたコンペティションで、若きシェフたちの登竜門として世界中のシェフや美食家から注目を集めています。

トップシェフと若手シェフがタッグを組んで世界一を目指す

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日本地区で審査員を務めるトップシェフたち。左から「傳」の長谷川 在佑氏、「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のルカ・ファンティン氏、「TAKAZAWA」の高澤 義明氏、「パーク ハイアット東京」総料理長のトーマス・アンゲラー氏。

4月10日にイタリア大使館にて「サンペレグリノ ヤングシェフ 2018」についての発表会が行われ、審査員を務めるトップシェフたちの顔ぶれも豪華! 2018年度は「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のルカ・ファンティン氏がメンターを務めます。

この大会がユニークなのは、参加する若手シェフが"メンター"となる各国のトップシェフの指導を受けながらシグニチャー・ディッシュを創り、世界一を目指すという点です。 コンクールへの参加資格は、30歳以下かつ最低1年以上レストランでシェフ、スーシェフ、部門シェフとして働いた経験がある若手料理人でジャンルは不問。 参加者を勤務地によって21の地域に分け、それぞれの地区で優勝した21名のファイナリストがメンターシェフのアドバイスを受けながら2018年6月にミラノで行われる決勝大会へ臨むという、かなり大掛かりな大会。

優勝者には、サンペレグリノ社からその後のキャリアにおける大きなバックアップと世界を舞台に活躍するチャンスが与えられます。 コンクールへの参加申し込みは期限は4月30日まで。応援したい若手シェフがいたら、声をかけてみるのもアリだと思います!

参加申し込みはこちら

これからの活躍が期待される若きシェフたち

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2015年度日本地区代表 信太竜馬氏 (ESqUISSE/ 東京)。日本独特の旨味を表現した「UMAMI」。

2015年度に日本地区の代表となった「ESqUISSE」の信太竜馬シェフは「世界の若手シェフが一堂に集まった中で調理をしたり、彼らと面と向かって話をしたりすることで、日本や自分の料理がどういう位置にあるのか、どう見られているのかということを肌で実感することができました。この大会での経験がとてもプラスになっています」と語ってくださいました。

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2016年度日本地区代表 古屋聖良氏 (学士会館/ 東京)。日本の四季を表現した「Four Seasons in Japan」。

2016年の代表となった古屋聖良シェフは「この大会に参加させていただき、メンターの成澤シェフに教えていただいたことは、自分にとって本当に素晴らしい経験でした。同世代の料理人とも多く知り合えたこともプラスになっています」と教えてくださいました。

若いシェフたちにとって、自分が勤めるレストラン以外のシェフたちから指導を受ける機会や、世界を目指す同年代の世界中のシェフたちとの交流は、得難い経験になっているということが、彼らの熱い語り口で実感しました。

去る4月5日にオーストラリアのメルボルンで発表された「世界のベスト・レストラン50」に選ばれた日本のレストランは「NARISAWA」(18位)と「傳」(45位)の2店舗。

日本には美味しいレストランがたくさんあるのに、2店だけ......? と思ってしまいました。

日本のレストランの素晴らしさを知ってもらうには、世界各国の評議員の方に日本に来てもらい、実際に食べてもらわなければ始まりません。次の世代のシェフたちの活躍にもかかっています。若手料理人世界一がどこの国から出てくるのか、注目して見届けたいと思います。

サンペレグリノ ヤングシェフ 2018