香水を選ぶとき、調香師が誰なのか気にするようになったきっかけは、調香師・オーレリアン・ギシャールの来日トークショーを聴いてから。

それまではシンプルに"香り"と、芳香からもたらされる"インスピレーション"を楽しんでいただけでしたが、彼のトークショーで、調香師とは、香りという形ないもので自分のフィーリング(あるいはその商品のコンセプト)を伝える人物、香りのアーティストなのだと気付きました。

誰がどの香水の作者かをチェックし始めると、香りには作者の人柄が表れていることもわかってきます。この人がこういうテーマで作った香りならこんな感じかな、あの人があの香料を使って作るならあんな香りかな。想像してから試すと、予想と一致して喜んだり、想像を超えていて驚いたりできて、なかなか楽しいものです。

冒頭に書いたオーレリアンは、香水発祥の土地・フランスのグラースで8代続く調香師家系に生まれたサラブレッド。名だたるメゾンで活躍する調香師の中ではまだ若く、話す姿からは真面目で、同時にロマンティストな印象を受けました。彼の作るフレグランスは、みずみずしい女性らしさとほんのり知的な雰囲気を纏える気がして、コレクションしています。

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2016年秋に限定発売された<資生堂 エバーブルーム オードパルファム>が再登場。30ml 7,000円、50ml 10,000円(2017年4月20日よりGINZA SIXで限定発売)。

2016年にオーレリアンが発表した『SHISEIDO』の<エバーブルーム オードパルファム>も、とても素敵でした。"内なる美の開花"をコンセプトとした同作は、完成まで2年、約2000回の調整を擁したのだそう。

「頭部を支える気丈さとか弱さを併せ持つ、女性のうなじをイメージし、純潔と官能が融合する感じを表現しました」(オーレリアン)

ハスやクチナシなど白い花を使った、透明感にあふれた、モダンな香り。期間限定発売だったこのエバーブルーム オードパルファムが、2017年4月20日にグランドオープンする『GINZA SIX』のSHISEIDOに帰ってきます。しかも、国内初お目見えとなる<エバーブルーム オードトワレ>も一緒に。

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日本初登場の<資生堂 エバーブルーム オードトワレ>30ml 6,500円、50ml 9,000円(2017年4月20日よりGINZA SIXで限定発売)。ピュアな輝きを感じさせるシャクヤクやモクセイなどのラディアンス・アコードが印象的。

ムスクやヒノキなどウッド系のアコードも含み、たおやかでセンシュアルな印象のオードパルファムに対し、オードトワレにはシャクヤクやモクセイが使われているため、クリーンに輝く軽やかさが際立っています。

「気分に合わせて香りをカジュアルに楽しんでいます」とトークショーで語ったオーレリアンの意見を、ちょっと拝借。折しも次々と花が開く季節。"いつも咲いている"という意味のエバーブルームは、いまのムードにぴたりとはまるはず。私の香りはコレ、と決めている人にも、春の気分を高めるフレグランスをつけて香り遊びを楽しんでみてもらいたいです。

SHISEIDO

電話:0120-81-4710(資生堂インターナショナル)

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