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会う前にここまでわかってしまう。ネットの出会いはメッセから

バラ色、ときどきイバラ道

会う前にここまでわかってしまう。ネットの出会いはメッセから

ネット婚活市場に自ら潜入し、アラフィフ熟女でも需要があるのか調査をすすめるあたし。婚活市場にいる男性を年齢別で調査するなか、気づいてしまったのです。婚活の勝負を左右する重要なツールの存在に......。

婚活サイトにおいて、いいなと思う相手とのファーストコンタクトはメッセンジャー(以下メッセ)である。

サイトによっては「いいね!」や「ウィンク」といった軽いアプローチ(あなたに好感を持ちました、というサイン)もできるが、実際に会うまでのプロセスは、メッセなしには成立しない。

結婚相談所と婚活サイトの一番の違いは、そこに仲介役が介在しないことだ。会費や手数料がお手頃なぶん、接触を図るのはセルフサービスとなる。

間に誰も入らないということは、何のアドバイスも得られないまま「素の自分」で勝負しなければならない。自己アピールやコミュニケーションスキルの高さ、もしくはメッセという文字ならではの文章力がなければ、婚活サイトでは不利になる。

文章を生業としている作家にとって、メッセで相手の好奇心をくすぐったり、キャッチボールしやすい質問を投げかけるなんて、朝飯前だ。

十年以上も男女の恋愛をテーマに作家活動をしてきたあたしは、これまでインプットした知識を総動員し、通算100名以上の男性とメッセのやりとりをした。潜入取材の場は、どんな仕事よりも仕事らしい、恋愛系作家のプライドを賭けた修行の場となった。

メッセひとつでここまでわかってしまう

メッセでの交流が下手な人は、リアルのコミュニケーションも同様だと想像がつく。言いたいことは伝わるが、「てにをは」すら間違える人は、仕事のメールでも損しているに違いない。

文章には、それらの情報も含まれている。学歴なんて問わないが、商売がら言葉に敏感なあたしにとって、メッセでうまく会話ができない相手には、どれほど好条件のイケメンだろうと1ミリも心がときめかない。

メッセが読みにくければテンションは下がる。会話のキャッチボールが下手ならば、返事を出すのが億劫になる。

逆に、メッセで饒舌な人は、リアルでも口達者である可能性が高い。まれに単なる自己顕示欲の激しい人ということもあるが、そこは自己アピール以外の話題を振ってみれば、その返答で判別できる。

言葉は難しい。会うまでコンスタントに進むなんて奇跡に近い。

さまざまなメッセのやりとりにエネルギーを注ぐほど、何も考えず楽に返事ができる相手はポイントが高くなる。

会ったこともない相手といつまでもメッセでやりとりをするのは苦痛だから、適度に自己紹介したところでデートに誘い、食事の好みや行きたい場所などの話題をするほうが、展開は早くなる。

その他、コピペじゃないパーソナルなメッセでアプローチしてくることや、前の会話を忘れない程度の間隔で返信がくることなど、メッセの内容以外の部分も相手を判断する材料となる。

文章が上手ければいいとは限らない

しかし、メッセの文章がこなれている男性がいいとは限らない。メッセでの交流が上手なのに、長く婚活を続けている男性は、会ったら驚くような欠点があるのでは......と疑ってしまう。

メッセだけでここまで想像してしまうのは、重ねた年輪によるものか。メッセから多くの情報を読み取ってしまうのは、悲しき作家の性なのか。

婚活サイトに登録して以来、デートしたいと思える男性に出会えないまま半年が経過した。もしかしたらあたしも男性から「会ったら驚くような......」と疑われていたかもしれない。

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>>大人の恋愛リハビリ講座

image via Shutterstock

島田佳奈

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