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あのバフェットもスピーチが苦手だった。成功のカギは、読書!

あのバフェットもスピーチが苦手だった。成功のカギは、読書!

世界最大の持株会社バークシャー・ハサウェイのCEOとして、86歳になったいまでも現役で経営の指揮を執っているアメリカの投資家ウォーレン・バフェット氏

投資だけでなく、優れたリーダーシップや誠実な人柄でも知られているバフェット氏は、老若男女問わずたくさんの人から慕われています。毎年開催されるバークシャー・ハサウェイの株主総会には、バフェット氏の話を聞くために世界中から株主や報道陣が集まります。

そんなバフェット氏も、若い頃には人前で話すのが苦手だったそうです。バフェット氏が話し下手を克服したカギとは?

オマハの賢人、ウォーレン・バフェット氏とは?

ウォーレン・バフェット氏は、1930年ネブラスカ州オマハ生まれ。父親は証券会社を営んでいました。子どもの頃から商才を発揮していたバフェット氏は、株式投資にも早い段階で目覚めます。

勉強熱心で忍耐強い性格だったバフェット氏は、金融業界で働きながら順調に資産を増やし続け、一代で億万長者になりました。

しかし、普段の生活は質素そのもので、倹約を徹底しているそうです。生まれ故郷のオマハに50年以上前に購入した一軒家に住み続け、好きな食べ物もハンバーガーやコーラなど庶民的(マクドナルドとペプシの株主だからという理由も)。

贅沢な生活はしないけれど、慈善活動には積極的に取り組んでいるのも愛される理由のひとつかもしれません。昨年夏には、友人であるビル・ゲイツの慈善団体などに約28億円を寄付したことがニュースに。それ以外にも、非常にたくさんの社会貢献を行ってきました。

スピーチの苦手克服のきっかけはデール・カーネギーの講座

そんなバフェット氏が苦手なスピーチを克服したきっかけは、19歳のときに受講した「デール・カーネギー・トレーニング」社の話し方講座だったそうです。ビジネス系自己啓発書の大家であるデール・カーネギーは、『人を動かす』『道は開ける』などの著書で有名。同社は、カーネギーが1912年に設立した会社です。

TV局のCNBCが、バフェット氏が実践した講座の内容について「デール・カーネギー・トレーニング」のジョー・ハートCEOにインタビューしていました。

ハートCEOが挙げたポイントは次の4つ。

  1. できる限り沢山学ぶこと。
  2. 自分が体験したことについて語ること。
  3. 原稿ではなく、殴り書きのメモで(スピーチに臨むこと)。
  4. トピックについて情熱を持つこと。

バフェットは常に学んでいる。そのトピックについて堂々と話せるように、絶え間なく知識を積みあげ続けているのだ。また、カーネギーも、最高のスピーチとは、そのトピックのことをよく知っている人によるものだと述べている。

カーネギーの著書には、「自分がよく知っていることについて語りなさい。スピーチの準備に10分、10時間を費やすのはやめなさい。10週間、10か月をかけるのです。10年間かければ、さらによいでしょう」と書いている。

CNBC」より翻訳引用

「毎日500ページ読みなさい」

たいへんな読書家としても有名なバフェット氏は、1日のうち長時間を本や新聞、レポートなどによるインプットに費やしているようです。

バフェットの後継者候補とも呼ばれているトッド・コームズ氏は、かつてコロンビア大学の学生としてバフェット氏の講義を受講していました。「Omaha World-Herald(オマハ・ワールド・ヘラルド)」で当時の思い出を振りかえっています。

「毎日500ページ読みなさい。(中略)知識はそうやって身につけるのです。複利のように、知識をコツコツ積み上げなさい。ここにいる皆さん全員がやろうと思えばできるようなことです。でも、実際にやろうとする人はそんなに多くはないでしょうね」とバフェット氏は語っていました。

Omaha World-Herald」より翻訳引用

何か月も、何年間もかけて学習したことや、自分自身の実体験に基づくスピーチなら、自信を持って語ることができますし、説得力も増すでしょう。

リラックスして大好きなことをスピーチする

また、きっちりと準備するよりも、リラックスしつつ情熱的に語った方が、うまくしゃべれるのだそうです。

笑顔で、ポジティブなエネルギーをもって、自信をにじませれば、大きな違いが出るのだとハートCEOは言う。(中略)スピーチ能力が平凡な人でも、大好きな分野について語れば素晴らしいスピーカーになれる。

CNBC」より翻訳引用

好きな分野について熱く語っているうちに、緊張や自信のなさを忘れて、その人本来の良さを自然に発揮できるものなのかもしれません。

バフェット氏のように、好きなことを、情熱を持ってとことん学び続ける姿勢を大切にしたいものです。

CNBC, Omaha World-Herald, Entrepretneur, The Week

photo by Getty Images

Writing by吉野潤子

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