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2020まであと3年。AIを味方につける3つの方法

仕事の本棚

2020まであと3年。AIを味方につける3つの方法

昨今、ビジネスサイトやリアルな書店を覗いてみても、そこにAIの文字が踊らない日はありません。ゆくゆく私たちの仕事を奪うのではないか......といった物騒なメッセージも多く、敵か味方か分からない、冷たくて賢く得体の知れない相手。それがまさにAIといった様相です。

そんな彼(彼女)によって、これからの働き方や生き方まで、丸ごと変えられてしまうのでしょうか。戦々恐々としたものを感じずにはいられないのですが、聞くところによると、どうやらパートナーとして悪い相手ではなさそうなのです。私たちの人生を楽にするだけではなく、楽しいものにしてくれるらしい。そういうことなら話は別、幸せを享受してくれる相手のことは、よく知っておかないといけません。これからをより賢く生き抜くために、藤野貴教著『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』を、ご紹介します。

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AIにカバーしてもらいながら、人間の価値を高める仕事をする

「大量」「高速」「同じことの繰り返し」をなぜコンピューターが得意とするのか? その理由は極めてシンプル。コンピューターは「疲れない」、そして「飽きない」からです。(中略) 疲れることも飽きることも、身体と感情を持つ人間として当たり前の現象です。それを人間の弱みと捉えることもできますが、「疲れる」身体を持ち、「飽きる」という感情を持つからこそ、創意工夫をしようと「考える」のが人間の強みであり、面白味であると考えることもできます。つまり、「創造的に考えることがより必要な領域」「身体性や感情が求められる領域」においては、まだまだ人間のほうがAIより優位だと考えることができそうです。ですから、私たちの「仕事」のボリュームを、「AIが苦手な領域」で増やしていけば、AIより人間の価値が高い状態で働くことができるわけです。

57~58ページより引用

ちまたでいうところの「AIに人間の仕事を奪われる」という概念は、微妙に違っているようです。人間が体を酷使し、ストレスを感じながら行う仕事......職種にもよりますが、いわゆる「ロボット的な働き方」をAIに代替してもらう。単純作業の繰り返しや効率第一の仕事は、割り切ってまかせていくということは、あながち仕事をとられるという話ばかりでもないでしょう。

現実を見渡せば、矛盾がうごめいています。残業を減らせ、しかし人は足りない、そして業務は増えるいっぽう。創意工夫も限界値に達している日本の多くのオフィスにおいて、人間が人間らしく働いていくための一筋の光明がAIといえるのかもしれません。

とはいえ、このようなオペレーター的な分野は、AIが最も得意とするものであって、むしろ不得意な分野のほうがまだまだ多いと著者はいいます。たとえば仮説を立てるコミュニケーター的な分野、人や場に安心感を与えるモデレーター的分野、飛んだ発想を必要とするイノベーター的分野など。目の前におきる出来事に対して、この3つの要素を高める働き方を追求していくことで、私たちは人工知能時代における幸せな働き方を見出していけそうです。

人間に深い興味を持つことでよりよいAIが育つ

私がAI研究者にたくさん会うなかで発見した共通点があります。それは、「人間に対する深い興味や好奇心」です。あるAI研究者が語ってくれた言葉が印象に残っています。「人工知能のことを考えれば考えるほど、人間とは? という研究をしなくてはいられなくなる。僕は人工知能の研究者というより、人間の研究者なのかもしれない」。シリコンバレーでインタビューをしたリクルートAI研究所のアロン・ハレヴィ所長は、「AIを使って実現したいのは、人々を幸せにすることだ」と語っていました。

110ページより引用

最近、とみに思うのです。どんな分野においても、世のため人のためという他者の幸せに軸を置くスタンスこそが、最強なのではないかと。幸せの形はいろいろとあって然り、その内容の格付けをするなどは無粋な話ですが、行動の起点が人の幸せを願う思想にあれば、その軸はブレようがないのだから。

人間がAIに学習させていかなくてはならない要素が多くあります。AIを育てていくための教師データの質を高めることで、より賢いAIになっていくことを考えると、ただ単に効率化をはかるだけでは不十分。それだけでは、人間が真に幸せになる世の中をつくるAIにはなり得ないのです。

人の心身に興味を持ち、何が苦痛であり、それをどうすることで改善できるのか。私たちはAIの開発研究者で無かったとしても、たとえば自分の部下の状況やクライアントなど関係する多くの人たちの幸せを考えて仕事する。こうした思想は、新しい世の中をつくるときの大事な姿勢といえるでしょう。

テクノロジーの最前線を学び続けるためには?

人工知能時代のリーダーに求められる能力は、ずばり次の3つです。

1. テクノロジーの最前線を常に学び続ける 2. 自らが率先し、AIを活用する 3. 社内の多様なメンバーを巻き込む

(中略)

組織開発コンサルタントである私に寄せられる相談で、目立って多い2つのテーマがあります。それは、「次世代リーダーの育成」「働き方改革」です。AI活用は、まさにこの2つの課題を達成する手段となり得ます。

132、150~151ページより引用

テクノロジーの最前線を学び続けるというと、少し大げさな印象を受けますが、著者の藤野貴教さんは次のような行動を推奨しています。

・スキマ時間はゲームもいいけどニュースを見よう

・アンテナの高いオピニオンリーダーのSNSをフォローしよう

・テクノロジーの勉強会に足を運んでみよう

たしかに、「人工知能・ニュース」で検索すると、日々、相当数の関連ニュースが出てきます。専門サイトをお気に入りにしておいてもよいのかもしれません。ツイッターやFacebookを流し読みするだけでも、日進月歩の情報が自分のものになっていくようです。

会社組織に属している、フリーランス、起業家など、立場が違うと置かれている課題やできることが違ってくることは確かです。私自身、すべての立場をひととおり経験してみて、見えるもの自体がこうも違うものかと感じることがあります。しかし、共通して言えることは、その場所にとどまってしまい、その働き方を当たり前にしてしまうと、状況のマンネリ化と膠着を招いてしまうということです。そして、いつしか時代や周囲に取り残されてしまうかもしれません。

キャリア女性はAIを味方につけて、今から行動し続けておけば、あと10年後、20年後も、より幸せに仕事ができているような気がしてなりません。

2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方

著者:藤野 貴教

発行:かんき出版

定価:1,500円(税別)

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