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あのモエが後押し。美味しいフランスのスタートアップ

あのモエが後押し。美味しいフランスのスタートアップ

モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(LVMH)のアルコール部門であるMoët Hennessy(モエ・ヘネシー)。モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニョン、ヴーヴクリコ、へネシーなど、名前そのものがすでに品質を保証するようなブランドを、多く抱えています。

モエ・ヘネシーのコワーキングスペース、Lab 78

そのモエ・ヘネシー、実は1年ほど前、パリの同社施設内にスタートアップを対象とする200㎡のコワーキングスペース、「モエ・ヘネシー Lab 78」を開きました。

フランスのスタートアップの場合、デジタルのみならず、環境やバイオテクノロジー、農業など分野はさまざまですが、いずれも革新的なアイディアを持つのが特徴です。フランスでは、現マクロン大統領が経済相時代に提出したマクロン法をはじめ、若い企業を優遇する措置がいくつか講じられており、それもあって、ここ数年のスタートアップの興隆と成長には、目覚ましいものがあります。

Journal du Luxeによれば、モエ・エヌシーがこのラボを開いたのは、老舗の看板に甘んじず、サクセス・ストーリーのつくり手になることで、社内に前向きなダイナミズムを生み出そうという狙い。それに加えて、未来の顧客となる若い世代をより良く理解しようという姿勢も見えるように思えます。

スタートアップ側にとっても、モエ・エヌシーとのコラボ経験は貴重ですし、宣伝効果も期待できることでしょう。

現在このラボで練られている約15~30のプロジェクトは、世界中から選ばれてきたスタートアップ200近くが淘汰されて残ったものです。オープンから1年を経て、実を結んだプロジェクトもすでに5つ。そのうち、日本でも注目に値する汎用性をもつと思われるのが、次の2つです。

バーテンター・マシンORKESTRA

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(c) Kuantom

ひとつは、Kuantom(クアントム)の「ORKESTRA(オルケストラ)」。いうなればミクソロジーの機械。材料をセットし、タブレットで欲しいカクテルを選べば、それがすぐ目の前に現れます

フランス語のオーケストラの発音を思わせるネーミングは、複数の材料を組み合わせてカクテルをつくる作業を、さまざまな楽器を用いたハーモニー作りに掛けたものでしょう。クアントムが想定するのは、空港やホテルのラウンジ、クルージングの船やカジノなどでの利用。確かに、大きなイベント会場などでは、もてもてのバーテンター・マシンとして活躍しそうです。

ソムリエ・マシン、D-Vine

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(c) D-Vine

もうひとつは、10-vinsのソムリエ・マシン。10-vinsは、ディヴァンと発音し、10のワインという意味と、「この上なく素晴らしい」という形容詞divinを掛けたネーミングです。ソムリエ・マシンの名前は、「D-Vine(ディヴィンヌ)」で、上の形容詞divinの女性形divine(ディヴィンヌ)を連想させる命名です。

使い方は、多様なワインをそれぞれ100mlずつ細長い小瓶に詰めたものを準備し、ちょうどグラス一杯分にあたるこの小瓶をマシンにセット。すると、ワインの種類を感知して、そのワインにふさわしい温度、また空気との接触状態にし、グラスに注いでくれるのです。その間、1分足らず。

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ボトルワインをみなで分けて飲むのもいいですが、美味しく飲むには、温度調整も必要ですし、種類によってはあらかじめ時間を逆算して栓を抜いておく手間がかかります。また、ワインの好みが分かれてしまうメンバーで集まるときは、それぞれが自由に好きな銘柄を選べるD-Vineがあれば重宝しそうです。

L'Usine Digitale によれば、年間15~30のプロジェクトの具現化を目指しているという「モエ・ヘネシー Lab 78」。今後このラボで、どんな独創的なアイディアに形が与えられていくのか、興味を持って注視したいと思います。

Journal du Luxe, L'usine Digitale , Kuantom , 10-Vins

photo by Getty Images

冠ゆき

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