次々に新しいブームが生まれて消えるエクササイズ業界。一時はあんなにハマッたのに、今はすっかり......といった経験、誰もがしていると思います。

では、忘れられたエクササイズは二度と日の目を見ないのか? といえば、そうでもない様子。いまレディ・ガガを筆頭にアメリカのセレブが夢中になっているのは、なんと1980年代にアメリカで流行したエクササイズマシンなんです。

レディ・ガガのパワーの源はこれだった?

復活したエクササイズの名は「ヴァーサクライマー(VersaClimber)」。全身の筋肉を動かすロッククライミングのような動きを、マシンを使って再現するトレーニングです。

まっすぐ垂直に立ち、手でハンドルをつかみ、足でペダルを漕ぐのが、ヴァーサクライマーの基本姿勢。マシンは自分の動く速さに連動するため、自分のペースで運動できる。

BUSINESS INSIDER JAPAN」より引用

レディ・ガガは、コンサートを乗り切る体をつくるために、歌いながら「ヴァーサクライマー」でトレーニングをしているとのこと。しかもコンサートの全曲を歌うのだそう! 見る人を興奮の渦に巻きこむあの持久力、エネルギーを「ヴァーサクライマー」が引き出しているとなると、がぜん興味がわいてきます。

関節に負担をかけずにカロリー消費

「ヴァーサクライマー」はカリフォルニアのエンジニアが1981年ごろに考案したもので、80年代後半に爆発的な人気を博しました。

ジョギングなどとくらべて関節にかかる負担が少ないのが大きなメリット。上半身と下半身を同時に鍛えることができ、30分間で600〜800カロリーを消費します。体重50kgの人が10km走ったときの消費カロリーが約500カロリーであることを考えると、かなり効率のよいエクササイズであることがわかります。

使用風景の動画を見ると、シンプルな動きのわりにはかなりきつそう......。この筋骨隆々の男性はNBAのレブロン・ジェームズ(LeBron James)。

レブロン・ジェームズ選手は、ヴァーサクライマーに信頼を置いている。「今後の人生でたった1つしかトレーニング用マシンを使えないと言われたら、これを選ぶ」と語ったほどだ。ESPNによると、彼は3台のマシンを所有し、アメリカ各地にある自宅に置いているそうだ。

BUSINESS INSIDER JAPAN」より引用

というほどの惚れ込みようです。

2012年に出産後、ダイエットで見事なスタイルを取り戻したヒラリー・ダフも、「ヴァーサクライマー」愛用者のひとり。「ヴァーサクライマー」を導入したフィットネススタジオのマシンクラスには、ヒラリーだけでなくジェニファー・アニストン、アシュリー・グリーンも通っています。30分クラスは1回26ドル(約2,900円)とのこと。

ヴァーサクライマーのマシンは買うこともできますが、基本モデルが2,095ドル(約23万円)とちょっとお高め。日本のジムでもこれから導入するところが増えるかもしれません。

ジムでの有酸素運動というとランニングマシンがもっぱらで、飽きてきた人にはいい刺激になりそうな「ヴァーサクライマー」。ロッククライミング気分で両手・両足を思いっきり動かしたら、日ごろのモヤモヤもすっきりしそうです。

BUSINESS INSIDER JAPAN