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おっとセクハラ発言も。トランプ大統領のフランス訪問 [The New York Times]

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おっとセクハラ発言も。トランプ大統領のフランス訪問 [The New York Times]

トランプ米大統領は7月13日木曜、エマニュエル・マクロン仏大統領の招きに応じてパリを訪問し、首脳会談を行った。なかには、トランプ大統領がブリジットさんに「とてもいい体だ(You're in such good shape)」と話しかけたことがセクハラではないかとSNS上に批判が殺到する一幕も。米大統領がヨーロッパの首脳と1週間とあけずに会うのは異例で、会談前、ニューヨーク・タイムズは2人の大統領の関係について以下のように解説している。(以下、2017年7月12日付ニューヨーク・タイムズ記事の抄訳)

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トランプ大統領とメラニア夫人がエア・フォース・ワンでパリに到着。2017年7月13日パリで撮影(Stephen Crowley / The New York Times)

思想も志向も実は正反対

今回の米仏首脳会談は、トランプ大統領には紛糾するアメリカ国内政治から逃げ出し、しばしの休息を与えるのと同時に、アメリカと西側ヨーロッパをつなぐ窓口としてマクロン大統領を位置付けることになる。

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パリのオルリー空港に到着し、キスを交わすトランプ大統領とメラニア夫人。2017年7月13日パリで撮影(Stephen Crowley / The New York Times)

イギリスが自国のEU離脱問題に手一杯で、ドイツのメルケル首相もトランプ大統領への不快感をあらわにしている現状で、マクロン大統領以外に誰もいないというのが本当のところかもしれないが、39歳と歴代最年少の仏大統領は自分の魅力に自信を持っているようだ。

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左からトランプ大統領とマクロン大統領、メラニア夫人、ブリジット夫人。廃兵院での歓迎式典。2017年7月13日パリで撮影(Stephen Crowley / The New York Times)

基本的には、マクロン大統領のテクノクラートの基盤に基づく親ヨーロッパ路線と若者志向の手法、そして、トランプ大統領が掲げるアメリカ第一主義の間には大きな溝がある。

それでも、マクロン大統領の側近らは、アメリカは無視できない必要な存在と認識しており、良きにつけ悪しきにつけ、現行の大統領とともに物事を推進していく必要があるとみている。

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歓迎式典でのトランプ大統領とマクロン大統領。2017年7月13日パリで撮影(Stephen Crowley / The New York Times)

マクロン大統領の目下の希望は、トランプ大統領が離脱を表明した地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に関してアメリカの歩み寄りを引き出すことにある。

カスタネール仏大統領報道官もトランプ大統領を孤立させないことの重要性を語り、フランス国内の政治評論家も、マクロン大統領がヨーロッパの政治社会においてトランプ大統領をとりなし引きまわす特別な役割を担うことを歓迎している。

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フランス大統領官邸エリゼ宮での会談風景。2017年7月13日パリで撮影(Stephen Crowley / The New York Times)

イデオロギー的にも政治的にも大きな違いがある2人の関係は逆に「正反対の者同士は引かれあう」現象を起こすかもしれない。確かに多元的共存を唱えるマクロン大統領は、トランプ大統領の真逆に立っている。

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フランス大統領官邸エリゼ宮での合同記者会見で談笑する2人の大統領。2017年7月13日パリで撮影 (Stephen Crowley / The New York Times)

トランプ大統領の不人気にもかかわらず、首相会談を開くことで、マクロン首相がフランス国内からの批判を受けるリスクは少ない。フランス国民はただ冷ややかに肩をすくめるだけだ。イラクに侵攻して、フランスとドイツから総スカンをくらったジョージ・W・ブッシュ大統領の時のように。

[原文:France's Macron Prepares to Welcome Trump, an Unlikely Partner/執筆:Adam Nossiter]

(抄訳:十河亜矢子)

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