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更年期のホットフラッシュ。70歳まで続く場合も [The New York Times]

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更年期のホットフラッシュ。70歳まで続く場合も [The New York Times]

ホットフラッシュでいうと、みなさんはどのタイプですか?

「急に熱くなり、顔が紅潮して汗だくになる」ホットフラッシュ(ほてり)。長年、更年期障害の特徴的な症状と考えられてきました。最近の研究で、ホットフラッシュの開始時期や期間にはかなりの個人差があること、また、そのパターンによって女性は以下の4つのグループに均等に分かれることがわかりました。

早期発症型......閉経の5〜10年前から始まり、大体、閉経前後に治まる

後期発症型......閉経して初めて起こる

ラッキーな少数派......症状が全くない、または、あっても閉経期移行時の終わりに数回だけ

スーパーフラッシャー......中年女性の4人に1人が当てはまる。「早期発症型」のように比較的早く症状が始まり、「後期発症型」のように閉経から大分経ってから治る。期間が15年以上のことも。

「ホットフラッシュが起こるのは数年だけ」は間違った俗説

この調査結果は、異なる人種・民族の女性3,302名の身体的、生理学的、精神的な健康を22年間追跡した全国女性健康調査(the Study of Women's Health Across the NationまたはSWAN)によるものです。(同調査は国立衛生研究所 the National Institute of Health の出資を受けて米国7拠点で継続されています。)

上席著者であり、ピッツバーグ大学で疫学を専門に研究するレベッカ・サーストン精神医学教授は言います。「ホットフラッシュは数年しか起こらない、という俗説が覆されてしまった。どのパターンに該当するかがわかれば、女性により良いケアを提供できるようになるかもしれない」 。

70歳でもホットフラッシュは起こる

ピッツバーグ近郊在住で、金融事務の仕事を退職したリン・モランさん(70歳)は「スーパーフラッシャー」。初めてホットフラッシュを経験したのは47歳頃でした。最初こそ軽かった症状も、次第に手に負えなくなりました。「深い眠りから覚めるほどひどくて。昼間も夜も、ホットフラッシュが襲ってくるから、まともに眠れなかった。惨めだったわ」。

ホルモン療法を受け始めると、症状は改善しましたが、完全に無くなることはありませんでした。医療研究によってホルモン療法の健康上のリスクが指摘され始めると、主治医からホルモンの服用停止を勧められました。それでも、退職までの18ヶ月間は治療を継続し、2005年に止めました。

それから「猛烈なホットフラッシュが戻ってきて」、今もなお続いています。

一日に数回、ホットフラッシュが起きるモランさん。「まだホットフラッシュがあるなんて笑っちゃう。髪を巻いて出かける準備をしている時に起きることもある。びっしょり汗をかくから、一からやり直しよ。髪は乾かさないといけないし、化粧もドロドロ。70歳になってもホットフラッシュの愚痴を言っているなんて」。

ホットフラッシュは健康のバロメーター?

中年女性の健康を理解する上でホットフラッシュのパターンを把握することは重要だとサーストン教授は言います。また、そのパターンから心臓血管の健康状態がわかる可能性もあると示唆した研究もあります。米産科婦人科学会誌で発表された2012年の研究は、特に痩せ型の女性におけるホットフラッシュの頻発と高コレステロール値を関連付けました。

ホットフラッシュのグループの属性

ホットフラッシュのパターンで見た女性の分布はほぼ均等で、全体の75%は程度の差こそあれホットフラッシュを経験したことがあり、残りの25%は症状を免れていました。そして、4つのグループにはいくつかの傾向があることがSWANの最新調査で分かりました。

早期発症型は白人で肥満であることが多く、後期発症型は喫煙する傾向にありました。ホットフラッシュの症状が全くなかった、または数回だけに止まった「ラッキーな少数派」は、大抵の場合、アジア系か、より健康的な女性でした。スーパーフラッシャーは、アフリカ系アメリカ人に多く見られたほか、健康問題を抱えていたり、アルコールを常飲したりする傾向にありました。

統計的傾向は見られたものの、あらゆる人種、民族、体重、健康状態の人が各グループに含まれていたと、研究チームは注意喚起しています。また、女性がどのグループに属するかを決める単一の要因は存在しないようです。例えば、アフリカ系アメリカ人女性がスーパーフラッシャーである傾向は3倍以上でしたが、スーパーフラッシャーを構成する人種別の割合としては4割に過ぎませんでした。残りの6割は白人、アジア系、その他でした。

医師の正しい理解が大切

ホットフラッシュは、中年女性の75%で見られ、中年女性の半数を占める「後期発症型」と「スーパーフラッシャー」においては閉経をとうに過ぎても起こる----。サーストン教授は、医師の理解が重要だと言います。

「『ホットフラッシュの症状が出る期間は閉経前後の3〜5年』というこれまでの常識に反する調査結果が出た。今はこの常識がほとんどの女性について間違いであることが分かっている」。

© 2017 The New York Times News Service[原文:Meet the Super Flasher: Some Menopausal Women Suffer Years of Hot Flashes/執筆:Tara Parker-Pope](翻訳:Ikuyo.W)

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