約37万人分のデータをもとに、自分でも気づいていなかった性格を科学的に分析してくれる「ディグラム診断」。キャリアアップの方向性や人間関係の悩み、そして恋愛にも役立つというので、さっそく利用してみました。

心理学に1400万人のデータをプラスしたロジカルな性格診断

今回手に取ったのは、『1400万人の新ディグラム性格診断』という本。「ディグラム」とは、マーケティングのエキスパートでディグラム・ラボ株式会社の代表取締役、木原誠太郎氏が開発した、心理学と統計学を元にした性格診断ツールのこと。性格分析のための心理テスト「エコグラム」をベースに、1400万人のアンケートデータを加えることで、よりリアルな性格分析を可能にしています。

占いともっとも違う点は、生年月日だけで性格を決めつけず、いまの思考から結果を出してくれるところと、同じ診断結果グループのなかでも、同様の行動、思考の人が何パーセントいるかまで分析されているところ。「いろんな考え方の人がいる」という前提をくれた上での診断結果は、かえって信ぴょう性が高まります。

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性格の「基盤」を教えてくれる診断結果

診断方法はいたって簡単。まずは5つのパートに分かれた計20問の質問に答え、各回答につけられた得点を足していきます。次に5つのパートごとの得点を、あらかじめ用意された折れ線グラフに記入し、折れ線の形で「マイ波形」を描きます。この「マイ波形」が、診断結果の自分のタイプということになります。

私の診断結果は、5パートのうち1パート目だけ得点が極端に低い「CPボトム型」。結果を読むと......

「基本性格:一見、パーフェクトな惜しい人」

診断を要約すると、明るくて人当たりもよく、目立ちたがり。持ち前のノリと頭の回転で人を引きつけられるのに、自分自身へのこだわりがなく、肝心なところで決めきれない。また、最後の最後で気を抜くので、ケアレスミスが多いタイプだそう。

子どもの頃から変わらない部分だけをピックアップされた感じで、グーの音も出ません。と同時に、「もうこれは変わらない部分だと解ったから、この部分を生かせるような人生の軌道をつくっていけばいいんだ」という確認ができました。

向いている職種や円滑な仕事の進めかたもわかる

仕事に関しての細かな分析も記されています。

「CPボトム型」の場合は、

・合理的、論理的
・空気を読んでソツなくこなせすぎて決定打に欠ける
・会社員なら順調に出世するが、起業家向きではない
・ケアレスミスが多い

など。確かに私は会社員時代、社内最年少で出世した経験がありますが、同時にエクセル関数のケアレスミスで会社に大損害をもたらし、役職を降格した経験もあります。

一番気になったのは、「起業家向きではない」というところ。あえて会社を興さずフリーランスで生きているという意味では合致している気もしますが、フリーは向いていないのかも!? という不安もよぎりました。

でも大丈夫。この診断は、ネガティブな結果には改善案が提示されています。起業家に向かないタイプが独立する場合は、「信頼のおけるサポート役を置く」ことで解決できるそう。偶然か必然か、私はいまパートナー企業とプロジェクトで動くことが多いので、うまくいっているのかもしれません。

恋愛パートナー選びの参考にも

恋愛に対して、「CPボトム型」は異性への興味が人一倍強く、「恋愛にのめり込みやすい」と答えた人が58%と、平均より18ポイント高めだそうです。

基本的にふわふわした雰囲気でモテやすいタイプですが、こだわりがあまりないため、好きな人がいないときに異性からアプローチされると、すんなり受け入れてしまいやすいのだとか。連絡をマメにしないので、相手をヒヤヒヤさせてしまうとも。多少口うるさいくらいの異性を選ぶといいそうです。

相性がいい波形タイプも明記されていますので、身近な人にも試してもらえば、恋愛や職場のコミュニケーションにも役立てられます。

総合的に、「自分の軸」を教えてもらったような印象の「ディグラム診断」。軸を知ることで、必要なもの、動きかた、選びかたが見えてくるので、キャリアの方向性やパートナー選び、円滑なコミュニケーションの精度を高めることができそうです。

1400万人の新ディグラム性格診断

著者:木原誠太郎
発行:ポプラ社
定価:1,296円(税込)

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