1. Home
  2. コミュニケーション
  3. 女性は「過程」を認めて欲しい。社員や部下との関わり方

女性は「過程」を認めて欲しい。社員や部下との関わり方

山本未奈子のビジネスコミュニケーション

女性は「過程」を認めて欲しい。社員や部下との関わり方

美容家、会社経営者、妻、3人の子どもの母という顔を持つ山本未奈子さんによる連載。第1回目に続く今回は「社員や部下との関わり」について。

仕事だけでなく、同じ女性としてさまざまな相談を受けるという未奈子さん。どのようなスタンスで部下と接しているのでしょうか。また、SNSでのつながり方も気になるところです。

誕生日の社員と2人きりでランチ。深い話も

20170922_minako2-1.jpg
社員の誕生日をみんなでお祝い。ランチに誘ってふたりで出かけることも

みなさま、こんにちは。山本未奈子です。今回は社員とのコミュニケーションについて書かせていただきたいと思います。

私は「美を通じて女性を笑顔にできたら」との思いで2009年に会社を立ち上げ、美容ブランド「シンプリス」とヘアアクセサリーブランド「フランス ラックス」、そしてエステティックスパ「スパ ダマイ」の3つを主軸に事業を展開しています。会社のスタッフはすべて女性で、平均年齢は33歳。セラピストなども含めれば約50人。本社には20名ほどが勤務しています。

私は仕事中の私語は"よし"としています。というのは、とにかく楽しく仕事をしてほしいから。打ち解けた会話のなかで新しい発想やアイデアが生まれるといいなと思っています。会議などでも社員が話しやすい環境をつくりたいですね。日ごろのコミュニケーションが取れているからか、みんな積極的に発言してくれますよ。だから私の意見が採用されないこともしばしば(笑)。

一人ひとりとじっくり向きあう時間も欲しいので、スタッフの誕生日にはその子の希望を聞いて一緒にランチに出かけます。お寿司を食べたり、うなぎを食べたり、お昼からシャンパンを飲むのもあり。2人だとプライベートの深い話はもちろん、仕事の悩みも直接聞けますし、期待しているという私の気持ちを伝えられる貴重な機会。今の規模だからできることかもしれませんが、この習慣はこれからもずっと大切にしていきたいことのひとつ。一年に1回では少ないので、定期的に誘えるようになればいいなと思っています。

部下が失敗したときに、すべきこと

20170922_minako2-2.jpg
博多出張に同行したアシスタントさんがパチリ。水炊きにご満悦な未奈子さん

社員の悩みにどこまで入り込むかというのは、大きな課題のひとつです。仕事面では、各チームのリーダーを尊重しているので、基本的にはリーダーに任せていますが、その全責任は私にあると思っています。様子を見て、どうしても助けが必要だと判断した場合には私が出ていくといった感じです。

「結果がすべて」という男性に対し、女性は「がんばっている過程を認めて欲しい」という性質がありますよね。もちろん私もそうです。だから「そのがんばりをちゃんと見ているよ」という思いは伝えるようにしています。あと、「感謝」はこれでもかっていうぐらい口に出していますね。

それから「させてみる」ということも経営者としては大切だと思っているので、内容に少し不安が残る提案でも「うまくいかないと思う」とは言いません。もしミスをしたらそこから学ぶことは大いにありますし、うまくいかなかった原因をつきとめ、解決策を見つけてプラスに持っていく力を身につけてほしいんです。社員の仕事を俯瞰から見るという視線も上司には必要ではないでしょうか。

そのかわりと言ってはなんですが、恋愛のお悩み相談はいつでも真正面から受け付けています(笑)。メールやLINEで「未奈子さん~、どうしたらいいですか」と打ち明けられれば、友人の相談にのるように一生懸命に考えて返事をします。

どれが正解? SNSでの部下とのつながり方

20170922_minako2-3.jpg
社員旅行のほか、年に一度の「感謝祭」など、社をあげておこなうイベントも多い

スタッフとSNSでどのように関わるかは、とても難しいですね。よく「上司のSNSリクエストをさりげなく断る方法」なんて記事を見つけては、ドキドキしながら読んでます(笑)。以前は私から友達申請をすることも多くありましたが、今はやめています。仕事とプライベートを分けて考えたいという気持ちもわかりますし、上司とつながることで多少なりとも"制限"が出てしまうのは申し訳ないと思うからです。

もちろん、リクエストをくれたらとてもうれしいですし、会社や私のことを投稿してくれると「そんなふうに思ってくれたんだな」という気づきにもつながります。

ただ、SNSでつながっていない社員でも、たまたま見つけたプロフィール写真の一枚からでも気づけることがとても多いんですね。たとえば、よく話に出てくるペットと一緒に写っている写真とか、たくさんのお友達に囲まれて楽しそうな笑顔をしている写真など、ふだんとは違った一面を見られるのは私にとっても励みになります。

......と、ここまで上司目線でお話をしてきましたが、「今日はみんなでごはんを食べに行きたいな」なんて思いつつ、みんなにとっては迷惑かなあなんて、つい遠慮してしまう私がいます(笑)。今夜は勇気を出して誘ってみようかな。

山本未奈子(やまもと・みなこ)さん

1975年生まれ。12歳から大学卒業までをイギリスで過ごす。32歳のとき、夫の転勤でNYへ渡り、好きだった美容を学ぶため、NY有数の美容学校へ入学し、首席で卒業。同校で教鞭を執るまでに。その後、拠点を日本に移し、2009年に「MNC New York Inc.」を設立。この年に発表した「SIMPLISSE(シンプリス)」は人気の美容ブランドとして成長。現在はヘアアクセサリーブランド「France Luxe(フランス ラックス)」やエステティックスパ「SPA DAMAI(スパ ダマイ)」の運営など、美容家としてのみならず、「全女性が美を通じて充実した日々を送れるよう支援する」をモットーに多方面で活躍している。著書多数。

撮影(1枚目)/柳原久子

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 「そうだ、京大行こう」/お金にならない学び #1

    2. やる気がでない人は充電の仕方が間違っていた!

    3. 副業でもっと稼ぎたい? このスキルがあなたを後押しする

    4. 更年期だけじゃない。誰にでも起こるホットフラッシュの6つの原因

    5. 平成生まれと昭和生まれの意識調査、意外な結果に

    6. これからは「生き方が働き方」に。好きなことを仕事にしていくヒント

    7. あなたの目は大丈夫? 働く女性の目元問題、ウソ、ホント。

    8. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    9. 「直感に従えば、必ず答えが見つかる」理由

    10. 雨だけど「髪、まとまってる! 」って歓喜したい

    1. 平成生まれと昭和生まれの意識調査、意外な結果に

    2. 信頼されている人は、この姿勢を忘れない

    3. 更年期だけじゃない。誰にでも起こるホットフラッシュの6つの原因

    4. もしも部下が発達障害だったら?

    5. やる気がでない人は充電の仕方が間違っていた!

    6. 犬 「なんて登り降りしやすいんだ!」

    7. 「いつでもおしゃれ」な人のワードローブのルール

    8. もっと早く知っておきたかった「独学」のこつ

    9. Facebookにサヨウナラ。しあわせな人間関係を呼ぶ4つの習慣

    10. 「何をやっても痩せない」から卒業!

    1. 性欲がないのは歳のせい? いいえ意外な理由があるんです

    2. 仕事ができる人ほどランニングをするのは理由があった!

    3. 「その症状はストレスのせい」と教えてくれる8つのサイン

    4. 「週一納豆」が身を助ける。納豆の驚くべきパワー

    5. もしも部下が発達障害だったら?

    6. 平成生まれと昭和生まれの意識調査、意外な結果に

    7. お金が自然と増えていく「貯金体質」の身につけかた

    8. 信頼されている人は、この姿勢を忘れない

    9. 【緊急座談会】他人事じゃない! 働く女性のリアルな「更年期」事情

    10. ヨーロッパで最も裕福な王族 トップ5

    女性は「過程」を認めて欲しい。社員や部下との関わり方

    FBからも最新情報をお届けします。