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協力したい災害支援。寄付先のかしこい選び方 [The New York Times]

The New York Times

協力したい災害支援。寄付先のかしこい選び方 [The New York Times]

カリブ海から米国をつぎつぎと襲ったハリケーン洪水地震、干ばつによる山火事。およそ1か月の間にさまざまな自然災害で、世界の広い範囲がダメージを受け、多くの人が犠牲となった。がれきが除去された後も、何百万という人びとが電気を使えず、飲み水を探すことにも苦労している。

被災地のニーズは幅広い。でも、どう支援すればいいのか。支援が必要なのは誰か、何が必要なのか、どこの支援団体が信頼できるのかなど、なかなか分からないことが多い。

ハリケーン「ハービー」や「イルマ」、メキシコ地震などのたびにニューヨーク・タイムズでも、支援方法を探す読者のために万全ではないながら、不正行為のない、信頼できる現地の慈善団体の見つけ方を紹介してきた。

非営利団体(NPO)を財政の健全性と透明性の観点から格付けしているグループ、「チャリティ・ナビゲーター(Charity Navigator)」のケイティ・ルスノックさんは、「寄付先は山ほどある」けれど、一定の考え方を基準にして探すといいと言う。ルスノックさんら慈善団体をよく知る人たちに、災害救援寄付の送り先を探す際のヒントを聞いた。

寄付する前に......自分が寄付したい理由をはっきりさせる

まず、自分が支援したい動機についてよく考えてみる。慈善団体に関する情報を発信しているNPO「ガイドスター(GuideStar)」のジャコブ・ハロルドさんいわく「心で支援したい理由を考え、頭で支援したい団体を探す」

たとえば、子どもたちの組織のような特定のグループや、衛生活動のような特定の目的を持った組織を選ぶ方法もある。動物好きならば動物の避難シェルターへ、宗教の信者ならば地域の教会へといった選択肢もある。

とにかく慈善団体に寄付をして、使い方はその団体に任せるという人は多く、時にそれがベストの選択だったりもする。「お金を預けるうえで信用できる団体であれば、その使い方にも信用が置けるはず」とハロルドさんは言う。

寄付先を探すためにかける時間を決める

寄付先を探す際に、時間をたくさんかけて色々な慈善団体を検討する人もいれば、信用できる団体がひとつ分かればいいという人もいる。どれだけ時間をかけるか、自分で決めてから探すようにするといい。

寄付先について自分なりにリサーチする

納得できる寄付先かどうか判断するのは、最も難しい部分に見える。

そんなときにひとつは、慈善団体について普段から評価を行っている組織のウェブサイトやリストを参考にする手がある(米国なら、GuideStarやCharity Navigatorの他、Better Business Bureau's Wise Giving AllianceやCharity Watchといった組織がある)。

また検討している慈善団体について、インターネットなどで直接調べることもできる。その際、財政事情など数字の部分だけではなく、サイト全体に掲載されている情報や年次報告書、理事会や運営委員の名簿、掲げている目的・目標・使命なども、その団体の活動を知る手掛かりになる。

「問題については語っていても、そのためにその団体が行っている活動がどう問題解決に結びついているのか、これを語っていない団体には注意が必要」だとハロルドさんは言う。

災害救援にどれだけの経験があるのか、何年くらい活動しているのか、活動の成果はどうやって測っているのか、同じ分野の他の団体から見た評判はどうか、といったことを調べてみるのもいい。

現金が一番、なことが多い

温かみがないように感じるかもしれないが、最も便利な寄付は現金だという場合が多い。しかも物資の寄付と違い、現金の寄付には運送費がかからない。

たとえば、ロードアイランド大学が作成したオンライン計算機によると、ワシントンD.C.からホンジュラスの首都へ20ドルのジーンズ1着を送るのに、輸送コストは165ドルかかる。この165ドルがあれば、現地でブランケット24枚、飲料水ならば3万3000リットルを買うことができる。

また米国際災害情報センター(CIDI)は、現金には援助組織を通じて現地の経済を支えるという間接的な効果もあると述べている。

復興・復旧は長期戦。寄付した後もフォローを

災害の発生直後には寄付はたくさん集まるが、復興・復旧にはとても長い時間がかかる。それゆえ寄付を行う側も、継続的な関わり方を考えたい。

救援金や物資などのリソースがどのように使われているか、あるいは数週間後、数か月後にはニーズがどう変化しているかといったことをチェックするのもひとつ。

また月々の自動振り込みによる寄付金によって、継続的な支援を続ける方法もある。「慈善団体にとって、リピート・サポーターは何よりも助かる」とルスノックさんは言う。

©︎2017 The New York Times News Service[原文:How to Decide Where to Donate Your Money After Disasters/Niraj Chokshi](翻訳:Tomoko.A)

photo by Getty Images

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