機能的でおしゃれなメガネを販売する「JINS」が、2017年12月、「集中」をキーワードにしたワークスペース「Think Lab」をオープンすることが発表されました。

メガネ屋さんと、ワークスペース? えーと、大昔で言うところのガリ勉的なところからの発想......?

相関関係がありそうでなさそうで。興味を持ったので、JINS広報・石井建司さんにお尋ねしました。

新たなる可能性を求めて

今回の企画の背景には、JINSが「メガネのその先にある可能性を生み出す」ことを目的に研究・開発を行ってきていたことがあります。2015年に発売された「JINS MEME」もその一環で、これは特殊なセンサーを組み込むことで仕事中の集中力を測定できるメガネ。このJINS MEMEを生かし、2017年初頭から行っていたのが、働き方改革をサポートする試みだったのだそう。

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「改めて自社の状況を振り返ってみて、イノベーションに必要な「コミュニケーション」と「コンセントレーション」という要素に当てはめてみると、弊社のオフィスはコミュニケーションの面では優れていましたが、集中することに対してはベストではない可能性があることに気づきました。そこでオフィスでの集中に関する調査を実施し、世の中のほかのオフィスも同様の課題を抱えているのでは、という仮設のもと、「もっとも集中できるワークスペース」を研究していくことになったのです」(石井さん)。

科学的根拠をベースにした超・集中空間

そこでJINSは予防医学研究者・石川善樹さん監修のもと、集中状態を生み出すために必要な要素を研究

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1つめのポイントは、集中に入るための建物の構造。エントランスを暗闇にし、自分の足音を聞きながら20m歩かせることで、脳にとって適度なストレスを発生させます。暗闇を抜けると一転、見晴らしのいい景色や緑が見える構造となっており、一気にリラックス状態に。このストレス→リラックスの流れこそ、集中に導く構造。実は日本の寺も瞑想を行うために同様の構造になっているのだとか。このような背景から、Think Labの内装デザインのイメージは禅寺を彷彿とさせるものに

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2つめのポイントは、集中を維持し、高めるための要素。科学的根拠に基づき、ストレスを低減させる「緑視率」、体内時計を正常化させる「光マネジメント」、集中・リフレッシュに導く「音楽」、長時間集中に向いた姿勢がとれる「椅子」、集中しやすい「飲食」(リラックス用のビールも!)、アクティヴ・レストのための「ジム」という6つの要素を軸に、作業ごとに最適なスペースを設けたワークスペースを考案するに至りました。

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なかでも作業姿勢への施策が面白い。人間の思考はロジックチェックを行う「収束思考」とアイディアを創出する「発散思考」とに分かれます。視覚の角度によって各思考への入りやすさが変わるため、視線の角度を選択できるようになっています。

サービスもぬかりなし。僧侶イベントも!?

「マッサージルームも併設されていますし、弁護士や会計士が常駐しているのでビジネス上の相談もできます。また、禅寺のような畳スペースなどもあるので、僧侶をお招きして集中力アップのための禅トレーニングなども予定しています」(石井さん)

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ブランドの本職であるメガネも、もちろんスタンバイ。JINS MEMEにブルーライトカットレンズを搭載した特殊メガネのレンタルが可能

オープン後もどんどん進化していくとのこと。オープン日もその後の様子も、動向を追いかけていきたいと思います。

Think Lab

住所:東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム29F

オープンは2017年12月1日(金)予定