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欲しい結果を導くスキル。ビジネスで勝ち抜くための「伝え方」とは

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欲しい結果を導くスキル。ビジネスで勝ち抜くための「伝え方」とは

すべてのビジネスは言葉を介して行われます。会議におけるプレゼンテーションやスピーチにはじまり、部下に指示、上司への進言、クライアントに提案......。伝えるスキルが高ければ高いほど、ビジネスの幅はよりドラマチックに広がることでしょう。

伝え方というものが、持って生まれた才能ではなく、技術だとしたら興味深い話です。ベストセラーとなった佐々木圭一著『伝え方が9割』より、強い言葉をつくるいくつかの技術についてご紹介します。

言葉を「つくる」3ステップ

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コトバというのは、頭に浮かんで口に出したり、文章にしたりします。その時間はほぼ同時です。だから一般には、コトバは思いつくものだと思われています。頭のよさ、センスによりコトバは変わると認識されているのです。

私は、コトバを「つくる」ことをしています。いつもではありませんが、ここぞという重要なポイントでは、頭に浮かんでから、人に伝えるまでにある一定の時間をとってコトバをつくっているのです。

52ページより引用

コピーライターや作詞家として幅広く活躍している著者の佐々木圭一さん。言葉のプロフェッショナルは、無意識のうちに人の心をつかむ言葉を奏でているのかと思いきや、緻密なプロセスの中に言葉を構築していることに、まず驚かされます。

たとえば、佐々木さんは「要望を伝える言葉」をつくるとき、次の3つのステップを意識しているそうです。

ステップ1:自分の頭の中をそのままコトバにしない ステップ2:相手の頭の中を想像する ステップ3:相手のメリットと一致するお願いをつくる

人は1日に平均22回の頼み事をしているのだとか。イエスをもらえることもあれば、ノーに転ずることもしばしば。物事を円滑に進めていくためには、いかにしてイエスの本数を獲得していくかがポイントになります。

大小さまざまな頼み事をクリアしていくためには、この3つのステップが重要。自分が思いついたことをそのまま口にするのではなく、相手の頭や心の中を慮り、そのメリットを探って言葉にしていくことが必須といえます。

とどのつまり、自分の要望だけではなく、他者の心になって考えていくことが、結果的に自身の成功をも手に入れる鍵になりそうです。

「強い言葉」は高低差を意識する

本書では「強いコトバ」を、人の感情を動かすエネルギーのあるコトバと捉えています。そのエネルギーのことを、「コトバエネルギー」と私は呼びます。「感動」というつかみどころのなさそうなものを、「エネルギー」と捉え直すことであやつることができるようになります。(中略)

強いコトバをつくるのに必要な、「コトバエネルギー」をどう生み出すか? その方法は、ジェットコースターの原理と同じです。コトバに高低差をつけてあげれば、エネルギーは生まれるのです。

119~121ページより引用

何気なく出している言葉に、どきどき感をプラスして演出することで、想像以上に高低差がつきます。たとえば、「あなたが好き」より「嫌いになりたいのに、あなたが好き」のほうが、高低差がついて「コトバエネルギー」が強い印象を受けます。

さらに、強い言葉には5つの技術があるといいます。

1. サプライズ法 2. ギャップ法 3. 赤裸々法 4. リピート法 5. クライマックス法

「嫌いになりたいのに、あなたが好き」は、高低差が目に見えて分かりやすい2に該当するでしょう。

ビジネスで使える手法としては、5のクライマックス法が有効なようです。人の集中力は20分といわれていますが、このクライマックス法でとぎれかけた相手の集中力を取り戻すことができます。

「これだけは覚えてほしいのですが」「ここだけの話ですが」「ワンポイント・アドバイスですが」といった言葉がクライマックスワードに値します。

私たちも無意識のうちに使っていますが、より意識的に採用することで、相手の集中スイッチを再度入れていく奥の手になりそうです。

メールは感情30%増量でちょうどいい

あなたのメールは、あなたが思っている以上に、相手に冷たく伝わっていることを知りましょう。では、具体的にどうすればいいかです。感情がそぎ落されるぶん、コトバで感情を30%増しにするのです。

これで、手書きと同じレベルになります。具体的には、語尾です。語尾に感情を加えるのです。語尾を冷静にしないようにしましょう。何の気なしに語尾を冷静にすると、相手には「怒っているの? 」と思われることさえあります。

197ページより引用

メール問題は、多くの人が大なり小なり経験していることでしょう。かくいう私もメールでは多くの失敗を残した経験があります。

30代の頃、ビジネスに余計な感情を入れたくないと考えていたこともあり、要点が分かりやすいように余分な言葉をそぎ落として書いていたつもりが、メールが冷たいとの周囲の声。主に管理職になったばかりの頃によく言われた過去を振りかえると、当時は少しばかり肩に力が入っていたのかもしれません。

感情30%増量のポイントとして、前述のサプライズ法を使って「!」を語尾に使うだけで印象が変わるそうです。

そんな文面を書いてみると、正直最初は違和感が生じるでしょう。なにせ自分の気持ちの分量より30%増しなのですから。しかし、言葉は受けとる相手のものとして考えれば、メールでの30%増量は、手書きで書いたものと同じくらいのあたたかみに変化するのでしょう。

自分が伝えたいことを気持ちよく相手にやってもらうためにも、違和感OKの感覚で伝える余裕と度量が欲しいものです。

佐々木圭一さんが「伝え方の極意」を直伝!

2017年11月10日(金)、『伝え方が9割』の著者・佐々木圭一さんを講師に迎えての講座「伝え方の極意」を開催します。ビジネスを勝ち抜くための鍵になる「伝え方」を手に入れるチャンス。女性はもちろん、男性の方も楽しめる講座です。

>>イベント詳細はこちら

NOをYESに変えるには? 『伝え方が9割』著者に聞く伝え方の極意

・日程:2017年11月10日(金) ・時間:19:00 - 20:30(18:30受付開始) ・人数:60名 ・参加費:2,800円 ・場所:ブックラボトーキョー/東京都渋谷区道玄坂 2-10-7 新大宗ビル1号館 2F ・主催:カフェグローブ編集部&ライフハッカー[日本版]

>>チケット購入ページはこちら

伝え方が9割

著者:佐々木圭一 発行:ダイヤモンド社 定価:1,400円(税別)

photo by Shutterstock

Writing byナカセコ エミコ

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