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アメリカ最大セールの日、なぜ「ブラックフライデー」と呼ぶの? [The New York Times]

The New York Times

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アメリカ最大セールの日、なぜ「ブラックフライデー」と呼ぶの? [The New York Times]

11月の第4木曜日は、アメリカ人にとってはしばしばクリスマス以上に重要な祝日である「サンクスギビングデー(感謝祭)」でした。日本でもだいぶ耳慣れてきた季節の行事ですが、翌日の金曜日を「ブラックフライデー」と呼ぶことはご存知ですか?

"ブラック"というと何やら不吉な印象だけど、休日明けに人々がこぞって買い物に走る日というわけで、小売業にはうれしい"黒字"の金曜日だから命名されたのだとか。ニューヨーク・タイムズと一緒に「ブラックフライデー」のいわれをおさらいしてみましょう。(以下、2017年11月23日付ニューヨーク・タイムズ記事の翻訳)

ブラックフライデーの意外な発祥

曜日に"ブラック"をつける呼び方が良い意味で使われることは、極めてまれ。

1987年のブラックマンデーは史上最大規模の株価大暴落の日だし、1929年のブラックチューズデーは世界恐慌に突き進むウォール街暴落の日。ブラックウェンズデーは1992年のポンド危機で、ブラックサーズデーは株価暴落から、悲惨な山火事や爆破事件、スポーツの世界の歴史的敗北まで、不幸な出来事の記念日として記憶されています。

では、どうしてブラックフライデーだけが、太っ腹な割引セールに消費者が殺到し、小売業が黒字で潤う楽しいショッピングの日として定着したのでしょう?

実はこの風習、さほど古いものではないのです。ちなみにニューヨーク・タイムズが初めて「ブラックフライデー」という用語を記事に用いたのは1870年、前年の金相場の下落を指してのことでした。

さまざまな言葉の由来を調べて解説するVocabulary.comによると、ブラックフライデーをサンクスギビングデー翌日のショッピングと結びつけたのは、1960年代のフィラデルフィアがはじまり。ただし、このときは決して良い意味ではなかったのだそう。通りにあふれた大勢の買い物客による混乱と交通の大渋滞に対応しなければならなかった地元警察が、厄介な一日を嘆いてブラックフライデーと呼んだのです。

もちろん、小売側にとっては響きが悪く、ありがたくないこの名称、ビッグフライデーに言いかえようと試みましたが一向に広まらず、結局うまくいきません。それならいっそブラックに別なポジティブな意味合いを持たせようとおもいついたのが「営業黒字の日」だったというわけです。こちらは幸い、フィラデルフィアにとどまらず全米に波及して今に至ります。

正直なところ、こうしたいわれに消費者はあまり興味がないかもしれません。気になるのはなんといっても、どれだけお得なセールなのか、いかに大きな割引が受けられるかということですから。

サイバーマンデーやスモールビジネスサタデーも登場

ブラックフライデーの成功により、最近ではサンクスギビングデーの週のほかの日にもショッピングを煽る呼び名をつける動きが盛んです。2015年には大手オンラインショップ各社が週明けの月曜日を「サイバーマンデー」と称してセールを開始する大々的なキャンペーンをスタート。アメリカン・エクスプレスは2010年、ブラックフライデーの翌日に個人商店での買い物をすすめる(おそらくアメックスのカードを使ってでしょうが)「スモールビジネスサタデー」を立ち上げました。

小売業界では年末に向けたバーゲンの始まりがどんどん前倒しされる傾向にあり、ブラックフライデーの前日を、グレイやブラウン、あるいはブラックサーズデーと呼びかえようとしているほど。あれ? でも、ちょっと待って。ブラックフライデーの前の日って、つまりサンクスギビングデーじゃないですか。新しい名称って必要あり?

©2017 The New York Times News Service [原文:Why Do We Call It 'Black Friday'? /執筆: Hilary Stout] (翻訳:十河亜矢子)

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