アンジェリーナ・ジョリーやグウィネス・パルトローらセレブ女優が口火を切った、ハーヴェイ・ワインスタインに対するセクハラ告発。ワインスタイン兄弟が創業した映画会社ミラマックスの作品『パルプ・フィクション』や『キル・ビル』に出演しているユマ・サーマンの言動には、スキャンダル発覚当初から注目が集まっていたが、ついに、これまでの沈黙を破る意味深なメッセージが彼女のインスタグラムにアップされた。

一発の銃弾より長く苦しい死を

最近まで、ハリウッドにおけるセクハラ問題については「用意ができたら」明らかにすると答えていたユマ・サーマン。11月23日、サンクスギビングデーを祝うインスタメッセージには、『キル・ビル』で彼女が演じた復讐に燃えるヒロインの画像に添えられて、以下のような言葉が綴られている。

ここのところ、私は怒っていると言ってきた。いくつか理由があるわ。私にもね(#metoo)。私の表情だけでは足りない場合のために(付け加えておく)

ハラスメントに抗議する女性たちの#MeTooキャンペーンを引き合いに出したユマ・サーマンは、具体的な出来事こそ語らなかったものの、ワインスタインとその「邪悪な共謀者たち」に向かって噛みついた。

時間を十分にかけること、フェアであること、正確であること、それが大切だと感じている。そう、サンクスギビングおめでとう!皆さん!(ハーヴェイと彼の邪悪な共謀者たちは除いてね。事態がゆっくり進んでいるのがうれしいわ。あなたたちは銃弾一発で終わる一瞬の死には値しないもの)

と続け、「ステイ・チューンド(チャンネルはそのままで)」と結んでいる。

同意がなかった行為は一切していないとして、ワインスタインはセクハラ告発を否定しているが、今後、ユマ・サーマンによる新たな暴露があるのだろうか。

激しい怒りの後に何が語られる?

およそ1か月前、雑誌の直撃取材でワインスタインを告発した女優たちについてのコメントを求められた際、ユマ・サーマンは怒りの表情をまざまざと見せながら、「(彼女らがしたことは)素晴らしいと思います。ただ、私自身は今はまとまった答えができません。もう子供じゃないですから、怒りにまかせて発言すると、いつも後で後悔すると学んでいるからです。怒りが鎮まるのを待って、用意ができた段階で、私が言うべきことを言いたいと思います」と話していた。

また、11月発売のタイム誌のインタビューでは、ユマ・サーマン自身も被害にあったのかという質問に「その件は私が話したいときにする」と答えつつ、ハリウッドは「あらゆる女性を侮蔑し、見下す」場所とも語った。

一方、『パルプ・フィクション』や『キル・ビル』を撮ったクエンティン・タランティーノ監督はワインスタインとの付き合いが深く、ワインスタインが何十年にもわたり、女性へのセクハラ行為を続けていたことを知っており、強い態度でいさめなかった自分を今とても恥じていると明かしている。

©2017 The New York Times News Service
[原文:Uma Thurman Calles Out Harvey Weinstein and His ' Wicked Conspirators'/ 執筆: Christine Hauser]
(翻訳:十河亜矢子)