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フォースは運動と共にあり。ライトセーバーエクササイズが楽しそう [The New York Times]

The New York Times

フォースは運動と共にあり。ライトセーバーエクササイズが楽しそう [The New York Times]

ニューヨークのウエスト36ストリートのレンタルスペースでは、2列になった18人がストレッチをしていた。肩や首を回したり、フェンシングのような突きを行ったり、走ったり。大半の参加者はスニーカーをはき、エクササイズ用の格好をしているが、黒いTシャツには白い文字で「ローグ・アライアンス」と書かれている。一見、普通のエクササイズ教室だが、1つだけ違うのは参加者がライトセーバーを手にしていることだ

12月15日に公開された「スター・ウォーズ」シリーズの最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の前売り券は10月の初めには発売開始されたが、同シリーズの熱狂的なファンはフィットネスの世界にもいる。そうした人々が1年前に集まり、マーシャルアーツと殺陣(たて)、剣術、剣の振り付けなどを行うグループ、ローグ・アライアンスを結成した。メンバーは、コンベンションや映画のプレミア上映、「スター・ウォーズ」関連のイベントでもパフォーマンスを行っている。

「みんなが参加するのは楽しいからです」と話すのは、ローグ・アライアンスの設立者の一人で、特殊教育教員のダニエル・ライザーさん(41)。「いい運動にもなりますし、格闘技をするうえで忍耐力を養うこともできます。さらに、カルチャーアイコンから少しだけファンタジーも取り入れることができます」

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11年間ライトセーバー教室を行っているダニエル・ライザーさん (Victor Llorente/The New York Times)

その後の1時間。参加者たちは議論しながら剣術の別の使い方を練習した。その間、ライトセーバーは常に使用する。

ローグ・アライアンス結成当時、メンバーたちが使ったのはフェンシングの道具だった。次にドイツで使われていたサーベルタイプの剣。そして「スター・ウォーズ」の対決シーンに登場する7つの型のライトセイバーの1つ、シャイ・チョーに。光る棒を打ち合う音が部屋中に響いていた。

「壁のほうにいる皆さんが攻撃、鏡のほうにいるのがディフェンスですよ」。今夜のクラスのインストラクターを務める司法助手のブランドン・ヒューズさん(36)が指示を出す。「セーバーを使ってAの形を練習してみましょう。さあ腰、腰、頭。腰、腰、頭」

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ライトセーバーで殺陣を行うローグ・アライアンスのメンバー (Photo by Victor Llorente/The New York Times)

コツを教え合う際は、楽しそうではあるが、みんな真剣。古参の参加者は「スター・ウォーズ」の専門用語を使い、初心者たちに特別な動きを教える。ライトセーバーは、こちらの宇宙では通常、ポリカーボネート製の管で、柄の部分に付けられた照明装置で黄色、赤、ピンク、水色、緑に光るようになっている。ベーシックなものもあれば、派手なものも。あるメンバーは、掃除機の部品や、ネットのセーバーショップ「カスタムセーバーショップ」で入手したパーツで独自に柄を作っていた。

チャリティにも参加

「ここに来るのが大好き。ローグ・アライアンスは、私にとって、クリエイティビティ、楽しみ、体を動かしたい気持ちを発散するのに必要な場なんです」と話すのは、司法助手のメリッサ・コバルさん(32)だ。「チャリティにも参加できるから、お返しもできますし」と話しグループで参加するイベントの多くが、特別な目的のための資金集めにも協力していることを指摘した。

コバルさんがパートナーのラス・ブリッグマンさん(33)に出会ったのは6年前。同じくメンバーであるブリッグマンさんは、セーバーを使った戦闘を練習していた。「これを使っているときに誤って彼の指を折ってしまって」とコバルさんは、手にしている2本の短いブレードセーバーを示した。「私たちの自宅の壁には、15本以上セーバーが掛かってますよ」

グループは驚くほど忙しい。最近では、ニューヨーク最大級のSFコンベンション「ウィンターコン」でパフォーマンスを行った。「海賊をテーマにした語りのショーでライトセーバーを使いました。(子どものための財団)スターライト・チルドレン財団のために資金集めをしたんです」と、コバルさんは説明した。

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トレーニングを行うローグ・アライアンスのメンバー (Photo by Victor Llorente/The New York Times)

グループは12月、ロングアイランドの屋内競技場、ナッソー・コロシアムで行われたエース・コミック・コンや、15日の「最後のジェダイ」のプレミア上映を記念したアラモ・ドラフトハウスでのイベントでもパフォーマンスを行った。

「助け合いが盛んなグループで、みんなで研究しているんです」と、フリーランスライターのクレイグ・ペイジさん(31)は話す。「最初にこのグループに出会ったときは、素晴らしいな、自分のすべての関心がここにあると思いました」。「ショーを行うとき、私たちは観客にこれは本物だと思ってもらえるようにします。『スター・ウォーズ』は本当のことなんだ。ジェダイとシス卿が戦うことはあるんだって

クラスが始まってから1時間。参加者たちは2つのグループに分かれていた。1つのグループは、次回公演に備えてコスチュームなどについて相談。初心者クラスのメンバーは、各自のライトセーバーのスキルを磨いていた。室内の隅でセーバーを使った格闘シミュレーションが行われ、それぞれがちょっとしたレーザーショーに見える。

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トレーニングが終わった後、ライトセーバーを掲げる参加者たち (Photo by Victor Llorente/The New York Times)

その後は、メンバーたちに見守られながら、2人のメンバーが「魅せる格闘」の模範演技を示す。終わると、皆が拍手の代わりにライトセーバーを床にドンドンと打ちつけた。

輪になった参加者たちは話し合い、12月22日にはクラスを休みにすることに決めた。話し合いにそう時間はかからない。この日はみんなで映画館に「最後のジェダイ」を見に行こう、その後で食事をしよう。そういう結論だ。

そして電気が消され、室内は真っ暗に。

メンバーたちが、光るライトセーバーの先を輪の中心に集め、大声で元気よく叫んだ。「ローグ・アライアンス!」

© 2017 The New York Times News Service[原文:The Force Is With Them/執筆:Alix Strauss](翻訳:N. Misako)

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