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相手の「ノー」を「イエス」に変えて、人間関係までよくする伝え方

相手の「ノー」を「イエス」に変えて、人間関係までよくする伝え方

今年はどんな1年だったか、どんな仕事を手がけ、自分はどれほど成長できたか......。年末は、1年を振り返るには絶好の機会です。

カフェグローブにもこの1年はいろいろな試みがありました。働く女性により身近な媒体でありたいとコンセプトを変えたのが春。5月からはアメリカを代表するメジャー紙『ニューヨーク・タイムズ』を翻訳し、すぐにビジネスに役立つ情報や世界情勢をお届けしています。秋にはフランス発の老舗グルメガイド『ゴ・エ・ミヨ』とのコラボ企画がスタートしました。

コンテンツの充実以外にも、さまざまなイベントを企画しました。なかでも読者の皆さまにご参加いただいた「カフェグローブマネジメント講座」は、編集部にとっても印象深いものとなりました。

「僕も伝えることが苦手で、トライ&エラーを繰り返した」

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全3回で開催された「カフェグローブマネジメント講座」は、2017年9月22日(金)にカリスマ講師・杉山明日香さんをお招きしたVol.1「教え方の極意」、そして10月13日(金)のVol.2では「ディグラム診断」開発者の木原誠太郎さんが「相談の極意」をレクチャー。

そして、この講座の締めくくりとして11月10日(金)のVol.3「伝え方の極意」に登壇したのは、コピーライターの佐々木圭一さん著書のベストセラー『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)は史上初3年連続ビジネス書籍ベスト10入りし、中国語などに翻訳されるほどの人気を集めたことでも知られています。参加者の中にはもともとこの本を愛読していて「佐々木さん自身の言葉でお話が聴けるなら!」と聴講の申し込みを決めた人も多数。

イベントの冒頭、佐々木さんが自己紹介をするなかで勇気づけられたのは、自身はもともと伝えることが苦手で、トライ&エラーを繰り返していたということ。試行錯誤を重ねてたどりついたのが「伝え方はセンスではない」という思いでした。伝え方にはコツがあり、そのコツは誰でも学ぶことができるそう。

物事がスムーズに進むだけでなく、人間関係までもよくなってしまうというのが、佐々木さんが掲げる「ノーをイエスに変える技術」です。伝えることが苦手でも、佐々木さんのメソッドでセンスを磨くことができるならぜひともコツを習得したいものです。

相手の頭の中を想像し、メリットとなる切り口で伝える

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伝えにくいことを相手に言わなければいけないとき、頭を悩ませるのが言葉選びです。佐々木さんによれば、言葉選びより先にしたいのが「相手の頭の中を想像する」ということ。そして相手のメリットと一致するお願いをするための言葉を考えます。相手のメリットとは、嫌いなことを回避したり、認められたい欲を満たしたり、「あなただけ」と特別に扱われたりすることです。

たとえば「芝生に入らないで」ではなく、「芝生に入ると、農薬のにおいがつきます」と伝えることで相手の「嫌いなこと回避」につながります。「残業お願いできる?」と言われると「ちょっと今日は用事が......」と逃げたくもなりますが、「君の企画書が刺さるから、お願いしたい」と頼まれれば、認められたい欲が刺激されてがんばろうかなと思えます。

佐々木さんはこれらの「メリット」を7つの切り口で紹介しながら、とてもわかりやすく伝え方を教えてくれました。学ぶうち、「ああ今まで私は相手のことを考えず、こちらの希望ばかりを押しつけようとしていたのだな」と恥ずかしい気持ちになりました。

人を巻き込むテクニックで、参加者も意欲的に

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講座の後半は、学んだテクニックを実践に落とすワークショップの時間にあてられました。「積極性のない部下に、もっと仕事に取り組んでほしいと伝えるなら」「大風邪を引いている人に、マスクをしてほしいと伝えるなら」といった佐々木さんが出す課題を、席が隣り合わせた二人で考えていきます。どのペアも、佐々木さんが教えてくれた7つの切り口から相手のメリットとなる言葉を考えて発表していきました。

伝え方の極意は、佐々木さんの著書で詳しく紹介されていますので、ぜひ参考になさってみてください。

今回、佐々木さんの講義を受けて印象的だったのは、はじめから最後の質疑応答に至るまで、誰かが発言したあとに必ず拍手が起こるという現象。これまでの2回の講座ではなかったことで、佐々木さんが参加者を巻き込む上手さを感じさせました。「隣の人と二人一組になって自己紹介をしましょう」「どう伝えたらいいかを考えて、ペアの相手に伝えましょう」といったワークショップではありがちなシチュエーションも、佐々木さんの「伝え方」によって私たちは快く参加したいと思えたのではないでしょうか。さすがです!

3回にわたった「カフェグローブマネジメント講座」で学んだ、教え方、相談の乗り方、伝え方のすべてに共通するのは「相手を知る」ということ。相手のタイプを見極め、どこが理解できていないか、何を得意とするか、何を求めているかを察するということが何をするのも大前提なのだと思いました。これはすぐにでも実践し、新しい年には身につけたい目標のひとつとなりそうです。

イベントを終えて(カフェグローブ編集長・遠藤祐子)

仕事だけでなくプライベートにも生かせるヒントを教えていただき、学びの多い講座となりました。

カフェグローブ読者の皆さまにお会いできたこともうれしかったですし、2回目と3回目はライフハッカー[日本版]との共催だったということもあり、カフェグローブとライフハッカーの読者の皆さまが交流するというまたとない機会となりました。ご参加くださった皆さま、そして3名の登壇者に心から感謝しています。

カフェグローブでは来年もさまざまな催しを企画していきますので、ぜひご参加ください。これからも応援をよろしくお願いいたします。

撮影/YUKO CHIBA

大森りえ

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