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無表情なプレゼンがダメな理由。人の心を動かすテク

仕事の本棚

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情報過多の時代において、いかに際立って表現していくかが勝負です。特にビジネスシーンでは、表現力を使う場面の連続。優れたビジネスコミュニケーションをはかるためには、何が必要なのでしょうか。

今回は、平野秀典著『感動力の教科書』 より、人の心を動かす感動力についてご紹介します。

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ハート(心)で価値を伝える

情報があふれすぎた世界で私たちは、必要な情報にアクセスしたいために、スルーする能力を向上させて対応しているのです。伝え方や話し方のノウハウが流行るのも、そういう背景があるのでしょう。

しかし、伝え方というのは、テクニックさえ覚えれば「伝わる」ようになるのでしょうか?

プレゼンも商談も、日常のコミュニケーションも、人に価値を伝えるために最も大切なものは、テクニックではなくハート(心)です。

008ページより引用

世の中には「感動したい人=多数」であるにも関わらず、「感動を生み出す人=少数」なのだと著者はいいます。もともとは一流上場企業のビジネスマンであったかたわら、演劇の舞台俳優として著者は10年の活動をしていました。その後、日本で唯一の感動プロデューサーを名乗り、全国の企業へ講演・指導を行っています。それは、演劇で培ったノウハウを活かして「ビジネスの世界で感動を生み出す人を生み出す」仕事であるといいます。

ビジネス書に描かれている伝え方のテクニックばかりに頼りすぎると、心が空っぽなスピーチ、心ここにあらずの商品説明、心が通わない会話に陥り、周りから人がいなくなったという話もあるようです。テクニックだけで物事を操作しようとすると、心が見透かされて相手に不快な思いをさせてしまうのだとか。やはり、人の感動を生み出す真実のハートがなければ、人の心を動かすことはできないようです。

一対一で行う商談も、一体多数のプレゼンの席も、部下が上司に対して話すときも、すべて同じ。ビジネスの真の価値をきちんと相手に伝えるために、テクニックではなく感動を生み出すハートをこめていきたいものです。

言葉を削ると伝わる

キーワードは、話し手と聴き手の心をつなぎます。記憶に残るキーワードが、プレゼン後の両者をつなぐのです。いいプレゼンには、記憶に残るキーワードが必ずあります。

センスのいいキーワードに出会うと、聴き手はそれだけで「聴いてよかった」と感じることができます。

134ページより引用


会話でも文章でも、あまりに長いと要点がどこにあるのか、見えづらくなるものです。特に日本語の場合は、結論が最後に来るため、話が長いと頭が先に動いてしまい、心に伝わらなくなるのだと著者はいいます。たとえば15秒や30秒で表現されるテレビCMは、その商品で得られる最高に輝く瞬間を凝縮して描いているのだとか。映画や芝居のセリフであっても一様に短く、長いように見えても短い一文がつながっているのだといいます。

人の心を動かすには、文章から入るのではなくキーワードから考えると、心に残り行動を促すことに繋がるようです。会話やプレゼンなど、声に出して伝えるときだけではなく、パワーポイントなどの資料関係も同様といえるでしょう。たしかに、文章がぎっしりつまった資料は、大事なことが文字に埋もれて、行方不明になってしまいます。

伝えたいキーワードを中心に、無用な言葉を削ぎ落していく勇気。キーワードを主役にして、説明する前後の文章は脇役。そんな話の組み立てが、一番人の心に刺さるようです。

「快」の感情でつながる

表情というシンプルな表現力を使って、人は人とつながることができるのです。

表情筋を使うこと以外にも、声を出すこと、歩くこと、笑うこと、愛することなど、人はもともと持っている機能を使うと、「快感」を感じます。

189~190ページより引用

プロの役者は、少なくとも数十種類の表情を自覚しているのだといいます。人と会って最初に目に入るのは顔の表情です。髪型やファッションにどんなに気を配っていても、無表情のマネキンのような顔では、人に感動を与えることはとうていできません。

表情は筋肉で作られていて、57種類の表情筋を動かしながら、さまざまな表情をつくりあげています。だからこそ、表情という表現力で人に何かを伝えることができるのだと著者はいいます。

表情だけではなく、声を出して動きを出すことで、快感を与えることができるのだとか。たしかに、身振り手振りで話すスピーチは、飽きることなく聞いていられるものです。

小手先のテクニックで人の感動を生み出すことは難しいものです。もともと自分が持ち合わせている表情や声、身体を大切にフルに使って、心から伝えたいことを表現する。快い感情を互いに共有し、人と人とがいい形でつながっていきたいものです。

感動力の教科書~人を動かす究極のビジネススキル~

著者:平野秀典/発行: ディスカヴァー・トゥエンティワン /定価: 1,620円(税別)

photo by Gettyimages

ナカセコ エミコ

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